楕円と円 By I.SATO

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安倍のマスク~謎のマスク

2020年04月29日 | 日記

異例の連休中国会。予算委員会室はマスクの展示場のようだ。その中で安倍首相ただ一人が件の小さなマスクで意地を張っていた。

ある人が上手いこと言っていた。親父の晋太郎は自民党のプリンスと言われながら脇の甘さから総理の座を射止められず“プリンスメロン”と呼ばれたが、息子は差し詰め“マスクメロン”か、と。

“アベノマスク”について、4月28日の大串議員の質問を聴いた。カビやシミなどの不良品が3万枚になる見込みという。

発注、納品の経緯も不透明だ。納品業者が「興和」「伊藤忠」「松岡コーポレーション」の3社に、なかなか明らかにされなかった「ユースビオ」社が加わり、さらには大串議員の質問中に政府側から「島トレーディング」社の存在が明らかになり、最終的に5社になった。

一説には「ユースビオ」社と「島トレーディング」社の社長は親戚同士であり、両社ともにマスクの生産・輸入実績は無いという。また、前3社扱いに大量の不良品があることが分かり、後2社がその手当でベトナムから輸入をしたとも言われている。

大串議員の「総理がマスク配布を決定した経過はどのようなものか。」という質問に、安倍首相はマスクの効用を長々と述べるだけで答弁は無かった。

しかし、その効用も怪しい。聖路加国際大大学院の大西一成准教授によれば、「布ではフィルターの役割を果たしていないことに加えて、サイズが小さいので隙間ができやすい。一生懸命マスクの周りを押さえて測ってみても、漏れ率は97%でした。人からの感染を防ぐ効果は期待できませんね。」ということだ。(週間朝日)

大串議員は質問の際に、実績の無い会社に経産省から話が行ったのは「お友達だからか。」と問うている。また「あの人」か。謎が深まる。引き続き真相解明が必要だ。

同時に、まだ配布量は4%とのこと。この愚策を中止し、予算の466億円を医療体制整備等にまわすべきだ。