ヘアカラー

要するに白髪染め(笑)

彼も私も、だいぶ前から染めている。

パーマ液に負けた経験があるくらい皮膚が弱い私は、しばらくヘアマニキュアを使ってたが、
薬剤も進化する。

何年か前、試しに本格的なヘアカラーを使ってみたら、
地肌に触れない限り、大丈夫だった。
以来、効果が長持ちするヘアカラーを用いて自分で染めていたが、
この数年は、廉価で、かつ地肌から浮き気味に染めてくれる美容院を見つけ、
プロにお願いしている。

彼もひと頃、理容店でやってもらっていた。
ところが、地肌に触れてもお構い無しのやり方だったらしく、刺激に負けて、
以来、自分で染めている。

生え際から白くなるから、地肌に触れないのは難しい。
かなり気をつけていても、薬剤がついてしまう。

数週間前、彼の両耳全体と付け根が酷くただれた。
医者に診てもらったら、染料が原因と断定された。
幸い、薬が効いて症状が収まった。

医師には、もう染めないようにと言われたというが、
生え際の白さが目立ってきて、どうにも気になるようだ。
以前、私が染めてあげた後頭部の白髪も目立ってきていた。

温泉や銭湯には、髪染めをしないようにと注意書があるが、
二人っきりになれるホテルには、さすがに、そんなことを書いてない(笑)

ホテルに行く前に、薬局と百均(耳覆い)に寄って準備万端。
彼はもう、当然、私にやってもらうことを確信している様子だ。
異議を唱えるほどでもないし、役立つのは嬉しいから、私が染めたが、
その際やその後の手順のいくつかで、
あれを取ってとか、こうやってとか、実に自然に出てきたのがちょっと引っ掛かった。
自宅でも、やっているのではないかと…

単刀直入に聞いた。
そんなことはないと言う。
私にだから、甘えていると。

実際を知ることは不可能だ。
オメデタイとも思いつつ、良いように考えておこう。