ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「狸穴あいあい坂」「仕事は楽しいかね?」

2013-02-27 12:30:12 | 
「狸穴あいあい坂」 諸田玲子 集英社 2007.8.30

 かつて火盗改与力として豪腕をふるった祖父と暮らす結寿(ゆず)。
 惚れた相手は、祖父が目の敵にする町方の隠密同心だった。

 たまたまリクエストしたのが3作目で、
 どうせならと1作目を読んでみたら心地よい。

 

「仕事は楽しいかね?」 デイル・ドーテン きこ書房 2001.12.10

 THE MAX STRATEGY 1996  訳:野津智子

 人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。
 一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。

 この国の経済が社員レベルで”退屈”と”不安”という双子と生みだしたことがわかった。
 人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。

 試してみることに失敗はない。

 "明日は今日と違う自分になる"

 "遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る"

 リーバイス・ストラウスは、カリフォルニアの〈金〉の話を耳にして、鉱夫に必需品を売って
 一儲けしようといろんな商品をサンフランシスコ行きの船に持ち込み、
 一緒に旅している人たちに売ってまわった。何もかも売り切れた。
 ただ一つ、だれもほしがらなかったテント用の汚い帆布を除いては。
 けれど、市場に出かけた彼は品薄になっている商品の一つがズボンだと気づいた。
 しかも採掘の仕事には丈夫なズボンが欠かせない。
 そこで帆布を浸かったオーバーオールを作らせた。

 必要は発明の母かもしれない。
 だけど、偶然は発明の父なんだ。

 きみにはね、これでいいやっていう気持ちをもっと持つことが必要なんだよ。

 昔はよく人にこう聞いたものだ、『どんなことを考えているのかね?』
 今じゃこう聞く。
 
  何を試してきたのかね?

 目標に関するきみの問題は、
 世の中は、きみの目標が達成されるまで、
 じーっと待っていたりしないということだよ。

 成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。

 彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、
 それを他人と同じような人間になることで
 達成しようとしているんだ。

 "適切な時"とか"完璧な機会"なんてものはないということ。
   これは〈この場で〉〈ただちに〉始めるということだ。

 "完璧とは、ダメになる過程の第一段階"

 人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。

 ホーソーンの実験からわかったのは
 一つ。人は試すことが大好きだ。みんな自分から進んで実験に参加するんだから!
 二つ。人はチームのかなめになりたがる。自分はチームのかなめだと信じ込むと、
 人々は互いに協力し合うようになり、そのために監督者の仕事までどんどん自分たちでこなすようになる。
 三つ。現代においてリサーチする人たちは、"完璧な"リサーチのやり方を求め続けている。
 そのために視野がどんどん狭くなり、ついには何も見えなくなってしまっている。
 彼らはものごとの相乗作用について見過ごしてしまっているんだ。

 問題は、平均より上の人があまりに多くて、
 みんな普通になってしまっているってこと。

  ――平均以上は平均ってことだね。
 
 悲劇的なのは、より良くなりたいと思っているために、この人たちがみんな、成功したければこうしなさいと
 教えられてきた唯一のことをやってるってこと――もっと努力しなさい、ポジティブに考えなさいってね。
 そのために、みんな前進あるのみって感じで前へ突き進み、ますます多くの時間をつぎ込み、
 さらなる努力をひたすら続けてるんだ。
 それが成功のための標準的なアプローチだ。もっと多くのことをしろ。そうすればうまくいく。

 〈みんな〉、そう言うんだ。〈ほかの人〉には簡単なことだって。まず第一に、
 〈ほかの人〉には時間がある。それから、そう、〈ほかの人〉にはお金もある。
 もちろん〈ほかの人〉にはコネもあるってね。

 〈それは違う〉

 だれだって、後からだったら、何だって言える。
 革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。

 
 このことを忘れないでほしい。

 解決策というのは、後から振り返ってみれば
 簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。

 覚えておいてくれ。
 "試すことは簡単だが、変えるのは難しい"ということを。

 困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。試すことは一つひとつが世の中への問いかけだ。
 答えというのは、一つひとつが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。
 きみの仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから。

 新しいアイディアというのは、
 新しい場所に置かれたふるいアイデアなんだ。

 多くの人はアイデアは持っていない
 でも、考えは持っているんだよ。

 問題と仲良くなったらそれはもう問題じゃない。問題の中を深く突き進んでごらん。
 そうすると反対側に、つまり"問題にあらず(アンチ・プロブレム)に出る。
 冷静に見てみると、過ちは単なる一つの問題なんだ。
 失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。失敗の中を深く突き進むと、反対側に出るよ。
 "失敗にあらず(アンチ・ミステイク)にね。

 きみが"試すこと"に喜びを見出してくれるといいな。

 アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日と違う自分になること。
 そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。


 以上、気になった言葉を書きとめた。
 それにしても、この本を読もうと思うきっかけになった本が思い出せない。
 高々1ヵ月以内のことなのに。
 で、意味がないと思うので、調べる気にもなれない(^^;
 
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「短夜の髪」「続獄窓記」

2013-02-26 23:43:16 | 
体調が悪いと、何もかも億劫だ。
それでも、活字に触れないと落ち着かない(笑)

「短夜の髪」 澤田ふじ子 光文社 2012.10.20

 地道に真っ当な商いをする茶道具屋「柊屋」を舞台に
 今日の街に健気に生きる男女と、骨董に魅せられた人々の喜怒哀楽。

 
「続獄窓記」 山本譲司 ポプラ社 2008.2.17

 「獄窓記」がポプラ社だったのが不思議だった。
 山本さんも、児童書を出版しているという認識しかなかったという。

 最初は、友人の出版社に持ち込んだものの、断られたのだった。
 服役した元国会議員ということで、なにかシガラミがあったと想像する。

 息子さんに絵本を読んであげて、何となくポプラ社のHPを立ち上げた時
 一般書専門の第三営業部を発見。
 何のコネクションもないが、その日の内に郵送したのだったと。

 送付してわずが4日後に出版させていただきたいとファックスがあり、
 一気に話が進んだとか。

 出版が決まった時
 読売、毎日、産経の三紙に広告掲載予定との電話が入ったという。
 些末なことだけど、何故、この3紙で朝日がないのか、ちょっと疑問に思った。

 囚人コンプレックス、前科者への法的拘束等
 数々の軋轢を超えて、知られざる福祉問題に挑む様を綴っている。

普段は知的障害者に接することがないのは、わたし一人に限るまい。
大多数がそうだと思う。

筆者の考えはもっともだと思うし、改善すべきだと、頭では理解するが、
正直なところ…そんな人に出くわしたら避けてしまいそうな自分に気づく。
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一年前の今日

2013-02-25 22:53:54 | 日記
日記を開いて、昨年の欄を見てびっくり!

そうか…
バスが記録的な長時間をかけて彼の街に辿り着いたのは
一年前の今日だったのか…

やはり大雪で、高速道路の通行止区間がどんどん増えて
とてつもない回り道をしたのだった。

3月間近のこの時季に、こんなに降るなんてとんでもないと思っていたが、
去年も同様だったんだなぁ。

去るものは日々に疎し…
記憶の不確かさを、改めて思い知った(^^;
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暴風雪

2013-02-24 23:50:12 | 日記
体調が悪い上に、とんでもない寒波の予報で、直前まで迷ったが、
昨日、彼のところに行った。

無理は禁物、私に任せると言った舌の根も乾かぬうちに
世話してあげるから、ゆっくり休んだらという 彼の言葉に甘えたのだ(^^;

往きは、気が抜けるくらいスイスイだった。
いつもは高速を降りてから渋滞するのだが、そこもスンナリ♪
聞けば、高速の反対側の車線が通行止だったとか(^^;
車の絶対数が少なかったわけだ。

ところが今日は、乗る予定だったバスを含め、何便も運休となった!
新幹線に切り替えることにしたが、直行の指定席は満席。
途中乗り換えとなった。

乗り換え駅までは順調だったが、
そこで、乗り継ぎ新幹線が遅れているとのアナウンスがあった。
ようやく乗り込んでからも、積雪の影響で遅れが増して
結局、一時間半近く遅れて到着した。

前以て覚悟していた予報だから、この程度で済んで良かったと思うしかない(^^;

それにしても、こちらの天候は凄まじかったらしい。
在来線が全線、終日運休したとか…

10日前なら、さもありなんと思える寒波だけど、
3月を目前にしたこの時季は堪える。
今夜はまた積もる予報だ。
明朝、どうなっているかしら。
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1℃のチカラ

2013-02-22 13:45:35 | 日記
二月も下旬なのに、寒波が続いている!

例年なら、節分から10日あたりにドッと冷える日があって
その後は寒暖を繰り返しながら春に向かうように思うが…。

真冬日が続いた。
朝晩の冷え込みもさることながら、最高気温のマイナスはキツイ!

累積積雪が例年の5倍とか・・・
道路脇の雪の壁がハンパない。
吹雪いている時は、地吹雪も荒れる。
視界が悪くて運転はヒヤヒヤものだ。

夏の暑いとき同様、
最低気温、最高気温に一喜一憂する毎日だ。
-5℃以下の予報だと、念のために凍り止めをする。

今日は寒波の中休み、
数日ぶりにプラスの最高気温だ。
たかが1℃、されど1℃!!
氷点下とは全く違う。
ちょっとでも陽射しがあると、温かくさえ感じる。
身体も心も軽くなる。

明日からまた冷え込んで大雪らしいけど、
あと少しの辛抱だ。
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