「狸穴あいあい坂」 諸田玲子 集英社 2007.8.30
かつて火盗改与力として豪腕をふるった祖父と暮らす結寿(ゆず)。
惚れた相手は、祖父が目の敵にする町方の隠密同心だった。
たまたまリクエストしたのが3作目で、
どうせならと1作目を読んでみたら心地よい。
「仕事は楽しいかね?」 デイル・ドーテン きこ書房 2001.12.10
THE MAX STRATEGY 1996 訳:野津智子
人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。
一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。
この国の経済が社員レベルで”退屈”と”不安”という双子と生みだしたことがわかった。
人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。
試してみることに失敗はない。
"明日は今日と違う自分になる"
"遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る"
リーバイス・ストラウスは、カリフォルニアの〈金〉の話を耳にして、鉱夫に必需品を売って
一儲けしようといろんな商品をサンフランシスコ行きの船に持ち込み、
一緒に旅している人たちに売ってまわった。何もかも売り切れた。
ただ一つ、だれもほしがらなかったテント用の汚い帆布を除いては。
けれど、市場に出かけた彼は品薄になっている商品の一つがズボンだと気づいた。
しかも採掘の仕事には丈夫なズボンが欠かせない。
そこで帆布を浸かったオーバーオールを作らせた。
必要は発明の母かもしれない。
だけど、偶然は発明の父なんだ。
きみにはね、これでいいやっていう気持ちをもっと持つことが必要なんだよ。
昔はよく人にこう聞いたものだ、『どんなことを考えているのかね?』
今じゃこう聞く。
何を試してきたのかね?
目標に関するきみの問題は、
世の中は、きみの目標が達成されるまで、
じーっと待っていたりしないということだよ。
成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。
彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、
それを他人と同じような人間になることで
達成しようとしているんだ。
"適切な時"とか"完璧な機会"なんてものはないということ。
これは〈この場で〉〈ただちに〉始めるということだ。
"完璧とは、ダメになる過程の第一段階"
人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。
ホーソーンの実験からわかったのは
一つ。人は試すことが大好きだ。みんな自分から進んで実験に参加するんだから!
二つ。人はチームのかなめになりたがる。自分はチームのかなめだと信じ込むと、
人々は互いに協力し合うようになり、そのために監督者の仕事までどんどん自分たちでこなすようになる。
三つ。現代においてリサーチする人たちは、"完璧な"リサーチのやり方を求め続けている。
そのために視野がどんどん狭くなり、ついには何も見えなくなってしまっている。
彼らはものごとの相乗作用について見過ごしてしまっているんだ。
問題は、平均より上の人があまりに多くて、
みんな普通になってしまっているってこと。
――平均以上は平均ってことだね。
悲劇的なのは、より良くなりたいと思っているために、この人たちがみんな、成功したければこうしなさいと
教えられてきた唯一のことをやってるってこと――もっと努力しなさい、ポジティブに考えなさいってね。
そのために、みんな前進あるのみって感じで前へ突き進み、ますます多くの時間をつぎ込み、
さらなる努力をひたすら続けてるんだ。
それが成功のための標準的なアプローチだ。もっと多くのことをしろ。そうすればうまくいく。
〈みんな〉、そう言うんだ。〈ほかの人〉には簡単なことだって。まず第一に、
〈ほかの人〉には時間がある。それから、そう、〈ほかの人〉にはお金もある。
もちろん〈ほかの人〉にはコネもあるってね。
〈それは違う〉
だれだって、後からだったら、何だって言える。
革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。
このことを忘れないでほしい。
解決策というのは、後から振り返ってみれば
簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。
覚えておいてくれ。
"試すことは簡単だが、変えるのは難しい"ということを。
困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。試すことは一つひとつが世の中への問いかけだ。
答えというのは、一つひとつが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。
きみの仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから。
新しいアイディアというのは、
新しい場所に置かれたふるいアイデアなんだ。
多くの人はアイデアは持っていない
でも、考えは持っているんだよ。
問題と仲良くなったらそれはもう問題じゃない。問題の中を深く突き進んでごらん。
そうすると反対側に、つまり"問題にあらず(アンチ・プロブレム)に出る。
冷静に見てみると、過ちは単なる一つの問題なんだ。
失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。失敗の中を深く突き進むと、反対側に出るよ。
"失敗にあらず(アンチ・ミステイク)にね。
きみが"試すこと"に喜びを見出してくれるといいな。
アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日と違う自分になること。
そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。
以上、気になった言葉を書きとめた。
それにしても、この本を読もうと思うきっかけになった本が思い出せない。
高々1ヵ月以内のことなのに。
で、意味がないと思うので、調べる気にもなれない(^^;
かつて火盗改与力として豪腕をふるった祖父と暮らす結寿(ゆず)。
惚れた相手は、祖父が目の敵にする町方の隠密同心だった。
たまたまリクエストしたのが3作目で、
どうせならと1作目を読んでみたら心地よい。
「仕事は楽しいかね?」 デイル・ドーテン きこ書房 2001.12.10
THE MAX STRATEGY 1996 訳:野津智子
人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。
一つのくだらないことが〈何度も〉繰り返されていくのだよ。
この国の経済が社員レベルで”退屈”と”不安”という双子と生みだしたことがわかった。
人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。
試してみることに失敗はない。
"明日は今日と違う自分になる"
"遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る"
リーバイス・ストラウスは、カリフォルニアの〈金〉の話を耳にして、鉱夫に必需品を売って
一儲けしようといろんな商品をサンフランシスコ行きの船に持ち込み、
一緒に旅している人たちに売ってまわった。何もかも売り切れた。
ただ一つ、だれもほしがらなかったテント用の汚い帆布を除いては。
けれど、市場に出かけた彼は品薄になっている商品の一つがズボンだと気づいた。
しかも採掘の仕事には丈夫なズボンが欠かせない。
そこで帆布を浸かったオーバーオールを作らせた。
必要は発明の母かもしれない。
だけど、偶然は発明の父なんだ。
きみにはね、これでいいやっていう気持ちをもっと持つことが必要なんだよ。
昔はよく人にこう聞いたものだ、『どんなことを考えているのかね?』
今じゃこう聞く。
何を試してきたのかね?
目標に関するきみの問題は、
世の中は、きみの目標が達成されるまで、
じーっと待っていたりしないということだよ。
成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。
彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、
それを他人と同じような人間になることで
達成しようとしているんだ。
"適切な時"とか"完璧な機会"なんてものはないということ。
これは〈この場で〉〈ただちに〉始めるということだ。
"完璧とは、ダメになる過程の第一段階"
人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。
ホーソーンの実験からわかったのは
一つ。人は試すことが大好きだ。みんな自分から進んで実験に参加するんだから!
二つ。人はチームのかなめになりたがる。自分はチームのかなめだと信じ込むと、
人々は互いに協力し合うようになり、そのために監督者の仕事までどんどん自分たちでこなすようになる。
三つ。現代においてリサーチする人たちは、"完璧な"リサーチのやり方を求め続けている。
そのために視野がどんどん狭くなり、ついには何も見えなくなってしまっている。
彼らはものごとの相乗作用について見過ごしてしまっているんだ。
問題は、平均より上の人があまりに多くて、
みんな普通になってしまっているってこと。
――平均以上は平均ってことだね。
悲劇的なのは、より良くなりたいと思っているために、この人たちがみんな、成功したければこうしなさいと
教えられてきた唯一のことをやってるってこと――もっと努力しなさい、ポジティブに考えなさいってね。
そのために、みんな前進あるのみって感じで前へ突き進み、ますます多くの時間をつぎ込み、
さらなる努力をひたすら続けてるんだ。
それが成功のための標準的なアプローチだ。もっと多くのことをしろ。そうすればうまくいく。
〈みんな〉、そう言うんだ。〈ほかの人〉には簡単なことだって。まず第一に、
〈ほかの人〉には時間がある。それから、そう、〈ほかの人〉にはお金もある。
もちろん〈ほかの人〉にはコネもあるってね。
〈それは違う〉
だれだって、後からだったら、何だって言える。
革新というのは簡単そうに見えるものなんだ、後から見ればね。
このことを忘れないでほしい。
解決策というのは、後から振り返ってみれば
簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。
覚えておいてくれ。
"試すことは簡単だが、変えるのは難しい"ということを。
困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。試すことは一つひとつが世の中への問いかけだ。
答えというのは、一つひとつが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。
きみの仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから。
新しいアイディアというのは、
新しい場所に置かれたふるいアイデアなんだ。
多くの人はアイデアは持っていない
でも、考えは持っているんだよ。
問題と仲良くなったらそれはもう問題じゃない。問題の中を深く突き進んでごらん。
そうすると反対側に、つまり"問題にあらず(アンチ・プロブレム)に出る。
冷静に見てみると、過ちは単なる一つの問題なんだ。
失敗も同じこと。単なる大きな問題にすぎない。失敗の中を深く突き進むと、反対側に出るよ。
"失敗にあらず(アンチ・ミステイク)にね。
きみが"試すこと"に喜びを見出してくれるといいな。
アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日と違う自分になること。
そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。
以上、気になった言葉を書きとめた。
それにしても、この本を読もうと思うきっかけになった本が思い出せない。
高々1ヵ月以内のことなのに。
で、意味がないと思うので、調べる気にもなれない(^^;