ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「江戸に花咲く」

2024-10-10 18:33:21 | 

 

「江戸に花咲く」 文藝春秋 2024.1.10

 

《江戸の祭り》をテーマに競作したアンソロジー。

 

「祭りぎらい」 西條奈加

 公事宿に持ち込まれた離縁話の原因は三社祭だという

 

「天下祭」   諸田玲子

 頑固一徹の老道場主の前に、孫を名乗る娘が現れた

 

「関羽の頭頂」 三本雅彦

 山車に載った関羽像の頭に扇を差せとの依頼の真意は?

 

「往来絵巻」  高瀬乃一

 神田祭の行列を描いた豪華な絵巻にはある問題があった

 

「氏子冥利」  宮部みゆき

 神田明神の石段を後ろ向きに降りる老人の過去とは?

 

 

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おざなり なおざり

2024-10-09 16:04:19 | 考えたこと

 

"おざなり" と "なおざり"

 

おざなり=御座形

宴会の席で表面的に形ばかりを取り繕った、その場逃れのいい加減な言動・様子

 

なおざり=なほ《直・猶》+さり(去る)

「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「去り」は「遠ざける」

つまり、いい加減にして放っておくこと。

 

どちらも「いい加減である」という点は共通しているが、

 

"おざなり" は、いい加減でありながらも何らかの「行動をする」

"なおざり" は、いい加減かつ「何もせずに放置、行動しない」

 

 

なるほどー

前にも調べたような気もするが、新鮮な気持ちで確認(笑)

 

 

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「いいひと、辞めました」

2024-10-04 14:39:17 | 

 

「いいひと、辞めました」 ふかわりょう 新潮社 2024.3.15

 

発想が楽しい。

 

四十路の独身男、平田は自他ともに認める"いいひと"。

だが、モテない。

結婚はおろか恋人すらできない。

「いいひとなんだけどね……」って、もういい!

こうなったらとことんサイテーになってやる!

立派なサイテー男になるべく、涙ぐましい努力をするが……

 

滑稽だが何とも切ない、かな。

 

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「商い同心 人情そろばん御用帖」

2024-10-03 10:53:48 | 

 

「商い同心 人情そろばん御用帖」 梶よう子 実業之日本社 2023.12.15

 

シリーズの第二作目らしい。

物の値上がりを取り締まる北町奉行所諸色調掛同心・澤本神人が、算盤と人情の謎解きで江戸の暮らしを守り抜く。

 

浅草に現れた評判の女易者を「いんちき」と断ずる男の言い分は?ーー

高価なはずの薬用人参が安値で売られている。本物か重罪となる偽薬か……

次々起こる事件には、なぜが元南町奉行・跡部良弼(よしすけ)の影が……

 

 事がおきたとき、人は悩んで、考えて、最善の道を選ぶ。それしかできないからだ。

 だから、神人はいつも思うのだ。何事もなるようにしかならないのだと。

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