「商い同心 人情そろばん御用帖」 梶よう子 実業之日本社 2023.12.15
シリーズの第二作目らしい。
物の値上がりを取り締まる北町奉行所諸色調掛同心・澤本神人が、算盤と人情の謎解きで江戸の暮らしを守り抜く。
浅草に現れた評判の女易者を「いんちき」と断ずる男の言い分は?ーー
高価なはずの薬用人参が安値で売られている。本物か重罪となる偽薬か……
次々起こる事件には、なぜが元南町奉行・跡部良弼(よしすけ)の影が……
事がおきたとき、人は悩んで、考えて、最善の道を選ぶ。それしかできないからだ。
だから、神人はいつも思うのだ。何事もなるようにしかならないのだと。