ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

十数年ぶりの国際線

2017-12-30 23:48:32 | 旅行

 

国際線ターミナルに着いたときから

ほとんど、浦島太郎気分だった。

 

国内線同様、プリントアウトされた用紙のみの

チケットにも、なかなか慣れないし (笑)

 

旅行社カウンターでの説明はあるが、

添乗員はいない。

手続きのゲートを通ったら、

あとは自力で動くのみ。

わりとスムーズに進み、待ち時間がたっぷり。

 

時々、随所にある掲示板で搭乗機を確認。

 

十数時間のフライトだ。

目の前、つまり前の座席の背後に

モニター画面がついてた!

これで、映画も見られるしゲームもできたりする。

一番気に入ったのは、地図♪

 

飛行機のルートや現在地がわかるし、

操縦席、左右の窓など、

機内各所から見えるはずの景色も映し出される。

 

 

 

 

 

あれっ、そういえば

一昨年の春に沖縄に行ったときも、

この大きさの飛行機だったはず……

 

あの時も、こんな座席だったのかなぁー

まったく記憶にない (笑)

毎度わすれて、その都度、感動してるかも (爆)

 

さて

今回は往復とも、パリで乗り継ぎ。

シャルル・ ドゴール空港の夕焼けが美しかった。

 

 

 

 

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まかす、ながめる、なげる、でかす……

2017-12-29 23:40:45 | 考えたこと

 

コップを倒してしまい、

入っていたワインがこぼれて流れた。

 

で、フッと思った。

この状態を方言で「まかす」と言う。

 

一般的に「まかす」と言えば、

負かすか、任すかな……

この言葉を初めて聞いた人は戸惑うだろう。

 

そんな方言を他にも思い出した。

わりと有名なのが「ながめる」

どう考えたって「眺める」なわけだが、

こちらの方言では「長める」~

「(脚を)伸ばす」という意味だ。

 

「まんず、あしながめれ」と言われた遠来の客が

仕方なく足を眺めた、という笑い話がある。

 

仕上げるという意味で「でかす」と言う。

宿題をでかす、報告をでかす、といった感じで。

「でかした」という言葉があるので、

この言葉は共通語だと思っていたが、

どうも、ニュアンスが違うと知ったのは十数年前。

 

普段は方言を使わないし、多分、訛ってもいない。

 

それでも時にナニゲに使うのが

「捨てる」という意味の「なげる」ーー。

「投げる」と同じ言葉だから、たちが悪い(笑)

 

わざと方言にすることもある。

「そうですか」→「んだすか」とか。


東北の言葉=田舎者というイメージがあって、

卑下しがちだけど、

関西弁のように、

もっと積極的に遣ってもいいのではないかと

しばしば思う。

 

 

 

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「風神雷神 風の章」「風神雷神 雷の章」

2017-12-27 23:14:57 | 

 

「風神 風の章」 柳広司 講談社 2017.8.29

 

扇屋「俵屋」の養子となった伊年は、醍醐の花見や、出雲阿国の舞台、また南蛮貿易で輸入された数々の品から意匠を貪っていた。

俵屋の扇は日に日に評判を上げ、伊年は「平家納経」の修理を任される。 

万能の文化人・本阿弥光悦が版下文字を書く「嵯峨本」「鶴下柄三十六歌仙和歌巻」下絵で天才との共同作業を経て、伊年の筆はますます冴える。

 

絵の才能は素晴らしいが、

経営者としては、"ぼんくら" だったという描き方。

 

取り込もうとする家康の思惑を逃れるために

洛外に移転することにした光悦の

共に移らないかという誘いを断ったところで、

この巻は終わる。


このあと、伊年=宗達は、どう羽ばたくのか…

後編が楽しみだ。


 

「風神雷神 雷の章」 柳広司 2017.8.29


 



妻を娶り、二人の子をなした宗達は、

名門公卿の烏丸光広に依頼され、

養源院の唐獅子図・白象図、相国寺の細道図屏風を製作する。

法橋(ほっきょう)の位を与えられ禁中の名品を模写し、古今東西のあらゆる技法を学んだ宗達。

盟友が次々に逝くなか、国宝・関屋澪標図屏風、

重要文化財・舞楽図屏風などを描く。

亡くなったとき、誰の依頼でもないらしい

風神雷神図屏風があったーー


何をもってオリジナリティとするか?

このやっかいな問題を、烏丸光広は、

ーーどーでもよろしおす。

の一言で切って捨てた。

ーー絵には、ええ絵とつまらん絵があるだけどす。


"絵に付随する権威をみるのではなく、絵そのものを見る"


ストーリー展開からちょっと逸れてるけど

成る程と頷けた部分をちょっと引用する。

 

 紫衣事件が"事件"と呼ばれるのは、幕府法度が天皇勅許に優越する事実を白日のもとに晒け出したからだ。その意味では、第二次大戦後、日米安保が日本国憲法に優越する現実を暴露した砂川事件に似ている。

 

後水尾天皇は徳川和子との間に生まれた興子内親王に譲位したのだが……

これに対して幕府がいやな顔をしたのはなぜか。

 

 興子内親王が女性であったからーーとしか考えられない。

ひとえに、江戸幕府の都合である。あるいは「武家社会」の都合というべきか。

武家社会は男系であることを重要視すり。そもそも領地を拡大し、天下を統一、多くの人々を支配したいという欲望が男性的なものだ。

江戸幕府が女性天皇の誕生を嫌がったのは、

「武断政治」

といういさましい旗を掲げて天下統一をはたしたかれらが、武家社会の価値基準を世の中に徹底させようとしたからだ。

 

と作者が書いている流れは、今に至るも根強い。


宗達の絵の何点かは、実物を見たことがある。

特に好みではないけど、

何となく素晴らしさがわかるていどだった (^^;

改めてググって、本文に添って眺めてみた。

今度は違う視点で見られるかなぁ……

 

 

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「2030年の旅」「毒母ですが、なにか」

2017-12-26 21:58:06 | 

 

「2030年の旅」 アンソロジー 中央公論新社

 2017.10.25

 

恩田陸、瀬名秀明、小路幸也、支倉凍砂、

山内マリコ、宗田理、喜多喜久、坂口強兵、

 

短編集。

 

空間を越えて他人と認知を共用できる新技術、

自動翻訳、自動運転など、

2030年には実現してそうな社会。

 

 

「毒母ですが、なにか」 山口恵以子 新潮社

2017.10.20

 

16歳で両親を亡くしたりつ子は、逆境と屈辱を闘争心に変え、次々と目標を実現してきた。

東大合格、名家御曹司との結婚、

そして1972年、双子誕生。

それでも婚家で蔑まれる彼女が次なる目標に定めたのは子どもたちに最高の教育を与えること。

名門お受験塾で闘志を刺激され、わが子の超難関校合格を夢見てひとり暴走しはじめた彼女を待つ運命はーー。

 

足下にある幸せに気付かず、

それを踏みつけにして無い物ねだりを続ける彼女。

 

夫は言う。

きみは家族の幸せを踏みにじった。

 

娘は言う。

ママなんか死んじゃえ!

 

それでも彼女は反論するーー

全部あなた達のためなのよ!

 

そういえば……

まだ、大卒女子が疎まれた時代だったーー

だから、こんな設定もありかと思うが

子どもや家族のために、とだけ邁進して

子どもが成長しても子離れできない親、

それに安住して自立できない子どもは

今も珍しくないなぁ。 


ブラックコメディと、帯にあった。

苦笑するしかないかーー。

 

 

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日本に戻った

2017-12-23 12:55:27 | 旅行

 

あっという間の8日間。

 

昨日午前中にバルセロナを出て、

行きと同様、パリ乗り換え。

 

スペインに行ったのに、同じEURO圏内だから

入国も出国もフランスのスタンプだ。


ツアーとはいえ、

出国の搭乗手続きも、途中の乗り継ぎも、

すべて自力だった。

席の指定もなく、直前に空いてる席から選んだ。

 

乗り継ぎと帰国の際の搭乗手続きが

ちょっと不安はだったけど、

片言の英語でも、どうにかなるものだ。

 

観光地は英語でどうにかなるので、

結局、スペイン語は覚えないまま (^^;

 

パリまで、

行きは13時間弱、帰りは11時間半弱。

寝たような寝ないような……

 

 

 

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