ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「スタフ」

2016-11-30 23:58:09 | 

 

「スタフ」   道尾秀介   文藝春秋    2016.7.15

 

帯に

"スタフ" を知らないまま、この先、生きていきますか?

とある。

 

スタフって、何だろう……。

はじめは、スタッフかと思ったのだが、

どうも違うようだ。 

ウィキで調べたら、棒杖とか、運行表とか。

この場合は?

 

街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計をたてる女性、夏都。

彼女は甥の智弥と暮らしている。

偶然、誘拐される羽目になって、

中学生アイドルのカグヤに力を貸すことに。

カグヤの姉である有名女優のスキャンダルを封じるため、ある女性の携帯電話からメールを消去するという、

簡単なミッションのはずだったがーー。


半ば過ぎまで読み進んでもなお、

チャラい内容と思っていたが、

最後の方でヤラレタ!


帯にあるように、

想像をはるかに超えたラストだ。

 

(中学生の二人は)どちらも同じように自分をつくり上げ、どちらもそのことで心を強くして、どちらもそれを本物の強さだと思い込んでいた。

そうしなければ自分を守れなかった。

 

切なくて、重い。

 

 

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大室山&グランイルミ

2016-11-29 16:19:12 | 旅行

 

           

 

伊豆急・踊り子号から富士山が綺麗に見えた♪

 それだけで得した気分 (笑)

 

この日、行こうと決めていたのは、

ジップラインと夜のイルミネーションのみ。

 

夕方までの行動・目的地すら定まらないまま、

とりあえず、伊豆高原に降りた。

頂上からも富士山が見えているというので、

大室山に決定。

 

折よく、待ち時間なくバスがあった。

 

 前日の雪が残っていた。

リフトで上って、頂上の火口を一周。

 

富士山も海も輝いている。

素晴らしいパノラマ~。

寒いけど、気分爽快♪

 

             

 

大島も、他の島々も、きれいに見えた♪

 

       

 

下り道なので、ぐらんぱる公園まで歩いた。

目の前に海や島が。

 

        

 

途中で見つけた洒落たレストランでの、

遅い昼食はイタリアン。

美味しくて、食べすぎた (笑)

 

ガラスを観たり足湯に入ったりで、

程よく夕方に。


イルミネーションが出迎えた。


    


とにかく、色鮮やか。


     


          

 

                  

 

       

 

華やかというより、ケバケバしくて、

再訪はないかな~という感じ。

 

待望のジップラインは堪能した。

二度も (笑)

 

予約不要で、夜に飛べるのが最高♪

宙に浮かぶ瞬間は、ちょっぴりドキドキしたが、

思っていたよりスピードがなくて、

ゆったり楽しめた。

止まる瞬間の衝撃にはドッキリしたけど。


遊んだ、遊んだ。

 

 

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「猿の見る夢」

2016-11-28 22:43:53 | 

 

「猿の見る夢」   桐野夏生    講談社    2016.8.8

 

帯に、

これまでで一番愛おしい男を書いた。

と、桐野さんの自筆がある。

 

「週刊現代」読者の圧倒的支持を得た、

ともあるが、

 

そこそこ上手く人生を送っていると思われる

いい年をしたオヤジたちの腹の中は、

やはり、こんなもんなんだろうなって感じ。

愛おしいとは、思えない。

 

薄井正明、59歳。元大手銀行勤務で、

出向先ではプチエリート生活を謳歌している。

近く都内に二世帯住宅を建築予定で、

十年来の愛人・美優樹との関係も良好。

一方、最近は会長秘書の朝川真奈のことが

気になって仕方ない。

目下の悩みは社内での生き残りだが、そんな時、

会長から社長のセクハラ問題を相談される。

どちらにつくか、ここが人生の分かれ道ーー。

 

帰宅した薄井を待っていたのは、

妻が呼び寄せたという謎の占い師・長岐。

この女が指し示すのは、

栄達の道か、それとも破滅の一歩か……

 

 

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「津軽双花」

2016-11-27 23:02:40 | 

 

「津軽双花」   葉室麟     講談社    2016.7.19

 

なるほど、こんな見方・解釈もアリか。

 

父・石田三成の死後、高台院の養女となって

ひっそりと津軽家に嫁いだ辰姫。

当主の信枚と仲睦まじい日々を送るが、

三年後、徳川家康の姪・満天姫(まてひめ)との

縁組が決まる。

正室の座は取って代わられるーー。


鐘名事件も、小早川の裏切りも、

淀や高台院の思惑があったという前提。

 

他に

「鳳凰記」

「狐狼なり」

「鷹、翔ける」

 

ーー「鷹、翔ける」よりーー

 

古きものを守らねばひとの世の美しさは滅びてしまう。

 

臆病者は敵を殺さねば安んじて生きていけぬ。だから何としてでも敵を殺すのだ。戦国乱世とは臆病者の世だ。

 

 

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11月に、関東で雪!

2016-11-26 08:14:43 | 旅行

 

関東で記録的な雪となった翌朝、

自らの目で、確認することができた。

 

新幹線の車窓、

盛岡あたりに雪はなかった。

仙台の記憶はないが、

福島あたりから、うっすら雪景色。

 

      

 

たぶん、宇都宮あたりまで、こんな感じか。

 

      

 

赤羽でも、屋根に残雪があった。

11月の雪には、北国の住民だってビビる。

本当にビックリだ!!

 

 

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