ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

エルの最期をみて

2009-01-17 00:10:44 | 

デス・ノートの番外編。

コミックでは明かされなかったエルの死に至るまでの時間を綴る。

昨年の映画で、初めてテレビでみた。

こういう時間を過ごしたんだ…


〝死神との契約〟により死ぬ時が分かっている。
そんな時間を与えられたとしたら僕はどんな時間を過ごすんだろう。


考えられない。


想像することを頭が拒否している。



その代りに考えたこと。「哲学」という学問について。
あらゆる科学の始まりは「哲学」であり、森羅万象の不思議を考えることから始まった。

それが、物理学や生物学などの自然科学、史学や経済学などの社会科学に枝分かれし、
今や哲学と言われる学術分野の意味はどこにあるんだろう。

それは当時からなんら変わらない、解き明かされることない永遠のテーマ。
そう、僕らは何のために生まれ、何のためにいま存在しているのか。

己という存在の意味。


我思う、ゆえに我あり。なんて、やけくそなデカルトの結論。
そんなものを誰も信じない。


僕はこう考えることにしている。
いつ死が訪れても、動じることのない自分の心構え。
そうした自我を確立するためのロジック。

なので、哲学は人それぞれ違ってよい。
自分の存在を肯定し、不安をなくし、生きるとか死ぬとかの区別をも、
いつの間にか越えてしまっている諦観を獲得する為の苦悩のようなもの。


酔っぱらっていてまた、だんだんわからなくなってきている。


けれど、いつ死んでも悔いのない心の状態を常に持っていたいと思った。




だんだんと質量を失っていく…

2009-01-15 22:05:42 | 



インターネットは人類の技術革新の賜物に違いないと思います。
いつでも、どこでも、だれとでもというユビキタス社会を示現しました。

現に僕でさえこのように重宝しているのですから 


けれども、何か物足りなさを感じたことはありませんか。

なぜだろう。現実と非現実。そんなありふれた理由??
だってはじめからそんなことは承知しており、わかりきったこと。 


いつでも、どこでも、だれとでも。
その便利さや安易さが、ひとつひとつに何か重みを失わせている。

別にインターネットは「非現実」ではない。
〝いつでも、どこでも、だれとでも〟という現実。
バーチャルなどではない。


この現実の「軽さ」が、何か危うい。


なんだろう。よくわからないが、僕らはもうこれから離れられなくなりつつあることだけは確かです。

僕らの世界はこれからどこに向かって行くのだろう。

いろんなことが、大切だと思っていたことが、だんだんと質量を失っていく…


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遠い遠い夏の日の陽炎のように

2009-01-14 22:42:16 | 
帰宅するとこんなドキュメンタリー・ドラマがやっており、
夏の日の遠い陽炎を追うように、ただただぼんやりそれを眺めていました。


 ◆日本史サスペンス劇場特別企画“東大落城”


僕らはこのずっと後に学生時代を過ごしました。

 〝日本史サスペンス〟などと言われるようになったんですね…


僕が学生時代にもまだその名残はあり、僕等は身の程も知らず、
そんなことの「モノマネ」ごっこをしたのでありました。
何者かへの憤り、正義感、高揚する心、敵愾心、優しさ、愛、、、
やりきれないその発露、はけ口をそのモノマネに求めたのかも知れません。


結局、“東大落城”が、その後に何ものをも残さなかったと同様に、
僕らの後にも、残るものは何もありませんでした…


個人史的には、こうした経験が、今の僕に、これまでの僕の人生に、
多大な影響を与えたことは否めません。
けれど、それはあくまで私的で個人的な影響でしかなく、
僕らの生きてきた社会や考え方にいったいいかほどの影響を与えたというのでしょう。


その延長に今があるのなら、すべてがあまりに逆説的な、
現代日本史の〝あや〟でしかありません。
その時の僕らの思いや思考とはまるっきり裏腹の今の世の中。
そして、当時と真逆に位置する今の僕という存在。


ミレニアムに入りもうだいぶ経ちます。
これからも僕は変わり続けるのだろうか。

時代は混迷を深めつつあります。


みんなどうしているだろう。C子は。H子は。過ぎて行った多くの者たちは…


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ある経済賞のお祝いに参加

2009-01-13 23:24:49 | 



今日は帝国ホテルである経済大賞のお祝いパーティに参加しました。
受賞記念の写真をパチリ。

大賞は劇団四季の浅利慶太代表が受賞。
他に敢闘賞、特別賞など7社の社長が選ばれました。

ディズニーシーやシャネル、東映の社長などが選ばれました。




お祝いのあいさつには竹村健一氏が。
独特のジョークを交え素敵なあいさつでした。


こんな総悲観の経済状況だからこそ、元気を出して頑張ろう!
という主旨だったように思います。

立食パーティで美味しい御馳走と歓談のひと時を過ごさせてもらいました


その後、大手町に勤める同級生と新橋で新年会。
2件はしごして、帰ってきました。

3件目も誘われましたが、明日、朝からあいさつ回り3件もあることを思い出し、
きっぱり、〝またな!!〟と言って今日はこれまで。

これ以上飲んだら明日はOUT!でした…
焼き鳥に熱燗をしこたま飲みました。


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錆びついた脳細胞に『喝!』

2009-01-12 09:25:23 | 



愛用の「カルディ」マグカップにサンテBIOです。
コーヒーブレイクと点眼はとても大切です。

特に視力は低下する一方で、遠視が相当進んでいます。
同じように脳みそも相当退化しているのは間違いなし。
そこで、しばらくほっぽっていた「パズル」をやおら買い込みました。




その名も『漢字道』&『ナンプレファン』のふたつ。
めちゃめちゃ漢字だらけで右脳を鍛え、ナンバープレイス(数独)で
きりっと左脳を鍛えます。

DSでもありますが、やはり僕は〝紙ベース〟が好きなんです 

漢字は常識の範囲でなら相当自信はあります。
当用漢字以外の当て字や古色蒼然としたものはダメですが、
その辺ならと思いきや、なかなかマスが埋まりません。
こちらもひらめきが大切です。

そこで一問。





基本はクロスワードなのですがちょっとイレギュラーな問題です。


漢字ははまると楽しいです。


ナンプレはこちら。これは53分問題です。
相当何度は高いです。





これは基本のコツをきちんと身につけないと応用編はおおよそ不可能 


            ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



んなことをやり始めています。。。。 

今日も本当は会社があるのにいったい僕は何を…

しかも、おいおい 例の 〝試験〟の方はいいのか??!!


何か 現実逃避 の香ばしさ。


  いいさいいさ、今日くらいは好きなことをさせてよ 


 今日は先刻で成人式が開催されています。

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ここに座らなくなってどれだけ経ったろう…

2009-01-11 17:59:10 | 



長いこと苦楽を共にしてきたこのチープで古い机です。


みての通りの 荒廃ぶり でして、

ここに最後に座ったのはいつのことだったろうか… 


すっかり小物置場と化してしまいました。
本来の機能を果していませんね。


机に向かう。勉強する。物事を真剣に考える。
思索に耽る。ノートに書き記す。反省をする。
本をきちんと読む。…


そういうことをやっていないということの証明です。
もう少し暖かくなったら、もう一度この机に向かうことにしよう。
そういう習慣を再度復活させよう。

このように思いました 

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身の回りの小さな風景

2009-01-11 08:51:25 | 




抜けるような青い空です。窓を全開にすると冷たい空気が気持ちいいです。
なんて爽快な朝なんだろう。この時間が永遠に続けばいいと思います。


引き続き、僕の周りの小さな風景について。

ドーナッツ型のクッション これいいですよ。
座布団代りに使っていますが長時間使用に耐えられます。
そう、座っていて「肛門」が痛くならない仕様になっています。
炬燵派には必携かと思います 




お香です。薔薇と小菊の2種類。
たまに炊きます。今日は、2つブレンドして焚いてみました 

部屋に芳しい匂いが充満します。気持が落ち着きますね。
いつもタバコ臭い部屋ですので、時折〝浄化〟する意味合いもあります。

これは確か「代官山」の小物屋さんで購入したもの。
木箱に押し花があしらってあり、それが気に入りました。
もちろんお香自体もなかなかです。





年季の入ったコンポです。10年以上使っているケンウッド制。
長持ちしています。SO●Y制とは大違い。現役バリバリです。

最近買った「竹内まりや」の3枚組CD。こればっか聞いてます

ホワイトの携帯。これも必携です。





本棚です。この部屋に備えつけの棚を全部本棚にしています。
奥行きがあるので実は二列にしていて、見える本の後ろにもう一列、
本が並んでいます。
たまに昔の本を引っ張り出そうとするとなかなかしんどい思いをします。
〝大人買い〟したコミック本も見えますね w

( ※ 二十世紀少年、エバンゲリオン、… )





毎晩お世話になっています。小さい豆電球が籐により包まれ優しい光を醸し出してくれます。
決して眼にはよくないのですが、この灯りを頼りに本を読みます。
10分もしないうちに眠くなり、安らかな睡眠に落ちるというわけです。




そして今日も黙々と細かい霧をふきだしてくれる働き者の加湿機です。
オレンジ、グリーン、ブルーの三つの切り替えランプがあり、
一番強いブルーにすると、このようにモクモク水蒸気を噴出してくれます。

乾燥する季節ですのでこいつもまた必携になっています。


さて、今日はマラソンデーです。
目黒不動尊に初参りを兼ねて行ってこようかと思っていますが、
路線はその時の気分次第なので、どうなることやら…



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こんな部屋で暮らしています。

2009-01-10 20:02:21 | 



本邦初公開、でもないか…
こんな部屋に暮らしています。

煙突みたいな加湿器が霧をふきだしています。その後ろに自慢の大鏡。
いまお風呂を沸かしています。スーツが無造作にぶら下がっています。




自由が丘のとあるデザインショップで購入した和製ベッド。
もう10年近く愛用しています。コミック本が散らかっています。
たぶん「花田少年史」ですね。これは何回読んでも笑えます。
そしてしんみりきます。僕の一のお勧め。

寝心地は抜群ですが、敷いてあるスポンジがだいぶ煎餅化しており、
そろそろ何とかしないといけないと思っています。

必須の抱き枕も見えますね 





32インチの液晶テレビと、愛用のビジネスバック。
なぜか障子のある部屋なんです。

悪くはないでしょ。床はフローリングで洋風なんですけど。
和洋折衷ってとこですか。※ よく見ると障子破れているんですが…




ソファーも自由が丘の別の店で買いました。
お菓子の詰まった籠に洋服が散らばり、雑然としています。

 僕はこたつでタバコを燻らせています。
 バックグラウンドミュージックには、竹内まりやの最新の3枚組ベストを。

 彼女の恋の歌は懐かしく切ない。本当に切なくなります…


こんな部屋だけどもう10年以上住んでいて結構気に入っているんです。


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遠いかなたからの誘い・・・

2009-01-10 11:49:55 | 



新年、どんな初夢を見ましたか?

初夢とは1日の夜ではなく2日の夜に見る夢だと聞きましたが、
僕の見た夢は、遠く懐かしい風景の中に、登場人物が今と昔の入り交じり、
何か混沌としてとらえどころがありませんでした。

きまって大学のキャンパスがあります。
サークルでの活動の場面、誰かと討論をしている。
そして仕事に飛び、いろいろ思い悩んでいる。
全然ロマンチックな要素がありません。
どうせなら素敵なあの娘でも出てきてくれればいいのに、
そんな艶っぽい夢はとんと見なくなりました。

夢も見るととっとと忘れてしまうことが多く、結局、どんなストーリーか
思い出せないまま、なんとなくの印象しか記すことができない。


ま、しょせん“夢”だからいい。
化け物に追われるとか恐ろしい夢でないだけよしとせねばね。


そう言えば、子供の頃、胸に手を当てて寝るときまって恐ろしい夢を見た。
死んだ人は必ず胸に両手をあてて柩に収まります。
同じように生きているのに胸に手を交差し眠ると、あの世に誘われるのだと
勝手に思い込み、布団に入ったら必ず手をお尻の下に隠し、
間違っても胸にあてがわないように苦労して眠りについたものです。
片手だけでもやはりおっかない夢を見た。
今もってそれは身についているようで、無意識のうちに手は胸から離している。

大人になった今でもそうなんだろうか。
胸に手を当てて寝ると幽霊や亡者や恐ろしい夢を見るのだろうか…
あえて実験してみようか。いや、止めてこう。


新年早々、遠い遠い昔の「仲間」から突然の電話があった。
こちらはリアルな話だ。十数年ぶりの突然の電話。
もう180度僕は違う世界に生きている。
今更どうにもならない。

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特命係長只野仁という生き方

2009-01-08 21:46:41 | 



特命係長只野仁という生き方

も、悪かないな。。。。(今更…)

梅宮たっちゃんみたいな会長のもとで、会社の不正や悪を叩く!!
普段はとぼけてできの悪そうな係長、
(うちの会社にはそういう職位はないので…さしずめGLあたりかな…)
しかしその素顔は、筋肉ムキムキで一人悪に立ち向かう勇敢な戦士であ~る!
(あちらの方もめっぽう強いらしい!?)


似たような時を過ごしたことも、
僕の人生にはあったようななかったような… 


いまはちっちゃなちっちゃなコップの中の嵐の中で右往左往するばかり。
ああ、情けねえ。


いまTVでやってる特命係長を見ながら、そんなどうでもいいことを思っている。

暇なんだなぁ。。。おれ。


  いかんいかん!


 後ろを振り返らず、常に前を向いてポジティブに。
 マイナス思考を一掃せよ!


チェ・ゲバラ二部作でも見て元気出そうかね。
彼のような生き方に憧れた。心のどこかで今も憧れている。


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今日はいちにち会社で引きこもり…

2009-01-07 22:33:07 | 



3日目の今日は、無理をせず、マイペースで学習に励んでいました。
そうなんです。しっかり勉強をしないと落ちちゃうかも…

カッコ悪う~は、嫌なのでがんばるしかない


   ジッちゃんの名に懸けて


なんのこっちゃ…


今年は多少、ハイテンションで飛ばしてますが、
会社のほうは、どうもエンジンがかかりません。ガス欠状態が続いてます。

まずは、何とか3連休までたどり着かないとね。
と言っても本当は、土曜日だって月曜日だって業務運営は続くのですが…


こんな業務形態だから、年末年始とのギャップが激しく、
一度沈むと浮き上がるのが大変なのかも知れませんね。


田舎の時間は緩やかで都会の時間は忙しなく流れています。

僕のこれからの生き方にとってどちらの時間が正解なんでしょう。
考えることも多くなっているようないないような…


何しろ今日は問題集にかじりつき、今も脳細胞がムズ痛し。
久しぶりに頭を使った感じ。死ぬかと思いました。



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実家から早くも荷物が届き

2009-01-06 22:16:46 | 



帰ると実家から荷物が届いていました。
そう、お正月に実家に忘れてきた携帯電話の電源。
それをさっそく送ってくれたのです。

一緒にお米や野菜などいつもながら山ほど入っており…
母からは電話もありました。


あぁ… お正月からやってもうた


今年は〝忘れ物注意〟という神様の啓示かな…


あまりにのんびりし過ぎて『田舎ボケ』から未だ回復できないでいます。
そういえば2月に母の一番下の弟さん(僕の叔父にあたる)の息子さんが
ご結婚するそうです。

その叔父さんは今は神奈川の海老名市に住んでおり、お嫁さんは九州の人らしい。
昨年秋に、叔父さんと息子さんそしてその彼女が田舎に挨拶にきたとのこと。
ちっちゃくてかわいらしくてよくできたお嫁さんのようです。


2月の結婚式は東京の目黒雅叙園にて行われるとのこと。
結婚式&披露宴の案内が僕の所にもきており既に参加の意向をお送りしています。
実家の親戚・一族郎党が大挙して押し寄せてきます


どうなることやら… このマンションに両親を宿泊させることになりそうだ。
ぼんくらな弟もやってくるかも知れない。
いやはや、しばらくは田舎を引きずることになりそうです。
一時はすっかり捨ててしまった実家であるが、
ここのところおもいっきり「距離」が縮まった感があります


僕の都合のいい〝和解〟… 勝手な自分に愛想が尽きそう…


けれど、それはそれでいいのかな…
僕もかなりまるくなってしまった。

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日枝神社へお参りに

2009-01-05 22:00:17 | 




今日は会社の同僚とともに赤坂山王にある「日枝神社」に参拝に行ってきました。
(上は境内正面入口付近からパチリ。プルデンシャルのビルが背景に…)
天気もよく境内は大勢の参拝客で、例年にも増して賑わっていました。

今日はどの企業も仕事始めとあって、個人の参拝者よりも圧倒的に企業関係者が多かったようです。
僕らも10人以上で参加し、「社運隆昌」「 商売繁盛」「 社員健康」「 除災招福」のご祈念をしていただきました。

〝中庭授与所〟に一度に10社くらいの会社の参加者が集められ有難い「御祈祷」を戴きました。
いったい何社来ているのだろう。壁に本日の祈祷・祈願一覧が表にして張ってありました。
100社はゆうに超えていた感じがします。


●●銀行△支店、□□銀行◆支店、など一つの銀行なのに多数の支店が参加していたのにはびっくり。
銀行や金融機関の多いこと多いこと…
もちろん金融系以外も数多くおりましたが、やけにそっち系が目立ちました。
金融危機と不景気。それを象徴するような繁盛ぶりでした。


祈祷後はいつものように境内にある「山王茶房」にて恒例の〝お神酒〟を所望。
実は、お神酒とは名ばかりで、ビールを10本、熱燗2合徳利を10本頼み、
わいわいがやがややってきました。
帰社は夕方5時前でしたが、ほぼ出来上がってしまいました。


新年早々、こんな会社の風景でした。


なんだ、結局、酒かよ

ということでほろ酔い気分で多少早く帰宅しました。
今年も先が思いやられますね 



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年末年始、駅前は恒例のライトアップ

2009-01-04 18:38:40 | 



南三陸鉄道(気仙沼線)は、どの駅もほぼ無人駅ですが、僕の街は一応数少ない
有人の駅です。といっても駅員さんはおらず、街の職員が駅で有機野菜やら
特産物を販売する傍ら、JRから委託を受けて切符を販売する程度です。

年末年始、この駅舎とその前の大通りがライトアップされます。



少ない街の予算の中、それでも商店街の各お店や個人がお金を出し合って
細々とやっているようです。
なんとか頑張って街興しをしようとがんばっているのです。





なかなかこの辺では産業が乏しいのですが、
唯一昔からSONY系の工場があり、多少は潤っているようなのですが、
SONYも昨年から大リストラ中で、その煽りも出ているようです。

お米しかないんですよね。
昔は「ササニシキ」いまは「ひとめぼれ」という銘柄です。
米だけでは農家はやっていけないですね。
ここでまともに農業で生活するには何か相当な特産物を生み出すしかないと思います。




お米は日本の文化なんですが、若い人がここに残り、
希望を持って生活できる方法ってないものなのでしょうか…

僕も人のことを言えた義理ではないのですが、
このままでは本当にお年寄りばかりの街、そして過疎化が進み、そのうち
「限界集落」とかになりかねないと思います。



自分が農業するなんて未だかつて考えたこともありませんでした。
弟に家を継がせたいとも思うのですが、思うに任せず…です。

悩みは募るばかりだなぁ…
明日から会社で、またまたそちらも問題山積なんですよ…
景気は悪化、為替は円高、株価は下げ止まらず。
今が最悪と思えばあとは上向くだけです。
ポジティブシンキングでいくしかありませんね。


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仙台から石巻への道すがら

2009-01-04 08:42:58 | 



新幹線で仙台へ、そして仙台から石巻へ。
仙台までは早いのですが、その先が汽車の連絡がそれほどよくなくて時間がかかります。
東北本線-石巻線-気仙沼線のパターンと仙石線-石巻線-気仙沼線のパターンがありますが、
今回は後者の路線を使いました。

仙石線は仙台と石巻をつなぎます。海岸線沿いなので景色もこちらの方がいい。
途中「日本三景」の松島を通ります。
これは松島で撮った1枚(松島の風景とは関係ありませんが…)



汽車に「仮面ライダー」やら「ゴレンジャー」やらの漫画が描かれています。
〝漫画ステーション石巻〟ということで汽車の車両に石ノ森正太郎先生の作品が描かれています。
石ノ森正太郎先生と言えば、郷土の大先生です。

「仮面ライダー」「キカイダー」「ロボット刑事」「サイボーグ009」
「サブと市捕り物帳」「さるとびえっちゃん」「幻魔大戦」「HOTEL」
「009ノ1」「がんんばれロボコン」……

老若男女を問わずお世話になった漫画が多いでしょう。
石巻市は町興しの一環で市をあげて取り組んでいるようです。



この汽車は「マンガッタンライナー」というのだそうです。
石巻駅の案内に書かれていました。はじめて知りました。
命名、いまいちです…



そして駅構内にはサイボーグ009や仮面ライダーの巨大フィギアが。。。
あちこちに石ノ森先生のヒット作品がいろんな表現で満載です。
フアンにはたまらないですね。




駅の喫煙所で一服。ホームの一番はしっこにありすぐ隣はトイレなんですが、
なんとその壁に009の巨大壁画が描かれています。
これは大作ですね。きっと石ノ森プロの方が来て直に描いたのでしょう。
迫力満点です!




石巻市は、僕が通った高校のある街です。駅からすぐにせりあがる坂道を登り、
しばらく歩いたその先の丘の頂に、学校がありました。
毎日汽車で乗り換えて約1時間、そしてこの小高い丘を登って休まず通いました。
当時は大雪も珍しくなくたまに汽車がとまり「休校」(自主的に…)はありましたが、
ほぼ休むことなく3年間よく続いたものです。



太平洋を望むいい街です。産業はパルプが盛んです。また漁港でもあります。
一応、県内では仙台に次ぐ第二の都市なのですが(泉市に抜かれたかな…)
最近はちょっと元気がない様です。高校の大先輩に〝中村雅俊〟がおります。
あの志賀直哉も小さいときに過ごした街でもあります。

その頃の思い出はこのブログのだいぶ前に記してあると思います。
興味のある方はご覧になてください。

石巻では小牛田と女川をつなぐ石巻線に乗り換え、前谷地という気仙沼線の
ターミナル駅で再度乗り換えをして郷里へと向かいます。
ここがそのターミナル駅です。



ここからドンコウでとことこと気長な旅が続きます。
田舎に帰るのには本当に体力と気力がないといけません。
こんな環境の中で僕の青春は過ぎていったのだなぁ…しみじみと思います 

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