80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

断続的な地震で恐かったですね

2011年03月11日 | 体験談
最初に来たのは横揺れ。2Fの書斎にいました。

大分大きかったですがその内、止むだろうと、
高を括っていたのですが、止む処か段々大きくなって、
横の本棚から書籍が落ちて来る始末。

机の下にでも潜りたいと思ったのですが、適当な机がありません。
只、顔の前にプリンターが引っくり返らないか心配して押さえていましたよ。

頭の上に落ちて来るものは無いかと見回したり、
階下へでも降りようかと考えましたが、
激しい地震の最中ですと、とても移動する事は出来ませんね。

もう大地震が来たらその場所から動けないのだと痛感しました。

随分長く続いたのと、
間歇的に比較的大きなのが何回も来たので、本当に怖かったです。


テレビを見ますと大津波で、沢山の車やら、
船が流されるのを目の当たりにしました。水の力って凄いですね。


多分各地で相当な被害があったと思います。
当家でも各部屋でそこら中に落ちて散らかった本を片付けるのが一苦労です。



映画「英国王のスピーチ」を観て

2011年03月11日 | 映画の情報
久し振りに感動を覚える映画を観ました。

映画的ストーリーの為に多少の誇張があるようですが、
厳然たるノンフィクションの映画なのでした。


1937年頃の物語です。
兄の英国王(エドワード8世)がシンプソン事件で退位して、
弟のアルバート皇子に国王が譲位され、ジョージ6世皇帝の誕生です。

生来、とても内気でどもる癖がある、演説の下手な、
この新国王は国王になるのをとても嫌がったのですが仕方ありません。

王妃の世話で資格のない私的な療法を行う言語聴覚士の治療を極秘裡に受けます。

この治療が型破りで跳んだり、転がったり、悪態を吐かせたり、
卑猥な言葉を言わせたり、兎に角緊張を解す為にユーモラスな指導を行います。


クライマックスは、ヒットラー率いるナチスに宣戦を布告する、
全国向けの一生一代の大切なラジオ演説。これを聴覚士との対話の様な格好で、
完全な素晴らしいスピーチで仕上げました。 これでジ・エンド。


日本の太平洋戦争の宣戦の詔勅と重ね合わせた様な気持ちになりました。

当時の英国の背景の時代考証がとても良く出来ていましたね。
複葉の飛行機、四角い自動車、箱の様なマイク、霧の深いロンドン市内などなど。

原語(英語)の儘で理解出来たらもっと素晴らしかっただろうと思いました。
(英語でどもるシーンが多かったですから・・・・。)