80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

歌劇「カルメン」をDVDで観る

2009年07月10日 | シニア日記
大分前に買って来て観る機会のなかったDVDを昨日観ました。 

先ず最初は歌劇の入門編のつもりなので、これから後、色々と観たいと思っています。

物語の筋はよくご存じと思うので、あえて蛇足を付ける必要もありませんが、
少しだけ書いて置きますと、

主人公の気弱な下級兵士のドン・ホセが、気の優しいミカエラと言う許嫁がありながら、
浮気な悪女のカルメンの誘惑に負け、(彼女は悪魔だという程、
よく判っているのに、)次第にその虜になって、身を持ち崩し、
カッコいい闘牛士のエスカミリオに心変わりしたカルメンに、 
遂には振られて、嫉妬のあまりカルメンを刺し殺すという悲劇なのです。
(そして最後に自分のものになったという気持ちがあったのでしょうナ)

全編3時間もの長編なので、1回では観切れず、昨日は第1幕の後半、
ホセの許嫁ミカエラが、母の手紙を携えてホセに逢う処迄です。
(この時はまだ、ホセはミカエラと結婚するつもりだったのです。)


全部原語(フランス語)ですが、日本語字幕も付いて良く判りました。
流石に声量、演技とも素晴らしい迫力です。

この「カルメン」をグランド・オペラとして成功させたビゼーは
大喝采を博した初演から僅か3カ月後に亡くなってしまったのですネ。