80才のハツラツ日記

愈々名実共に80才を迎え、人一倍好奇心を燃やして、元気な行動の随筆日記です。

霾の気(ツチフルのケ)

2008年03月18日 | 時事問題
春、酣のこの時期、
偏西風(ジェット気流)に乗って、
中国大陸から黄砂が日本上空に流れて来ます。

此れを霾(ツチフル)と言うのです。

俳句では、春の季語になっています。

雨かんむりに貍(タヌキ)で、どうして
こういう意味になるのでしょう?

貍(タヌキ)は狸の正字です。

然し貍にはもう一つ別の意味があり、
それは「うずめる」と言う意味を持っているのです。
詳しくは
「いけにえを埋めて山川を祀る」(大漢語林)の事だそうです。

そこで「霾」は、
”大風が巻き上げて降らす土埃が辺りを埋める”
と言う
意味になるのだそうです。
雨が降りますと、特にその降り始めにはこの「霾」が頭の上から
降って来て汚れる結果になります。
雨が降ってきたら直ぐ傘を差しましょう。