酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

電子書籍に特化した端末と携帯端末について考えてみた

2010-04-08 20:30:46 | 酔いどれ日記
 最近いろんな人のtwitterやブログで、iPadやキンドルなどの電子書籍に特化した端末について書いてあるのを目にすることが多くなってきたような気がします。

 そこで、iPadは働き方の「プチノマド化」をもたらすか-Distribution Revolution - インターネットとコンテンツ配信や、デカくて速いiPhone!? iPadを使ってみた-@IT - アットマーク・アイティを読んで感じたことを書いてみます。

 はじめにお断りしておきますが、自分はキンドルもiPadもiPhoneも触ったことありません。ですので、実際にどうなっているのか知りません。上記の記事を読んで感じたことを以下にずらずらと書きたいと思います。

 まず、今現在、電子書籍に特化した端末や携帯端末について自分は以下のように考えています。あくまで今現在ぼんやりと感じている考え方であって、将来的には考え方が変わっていくかもしれません。

 キンドルやiPadのような電子書籍に特化した端末は最初のうちは売れるかもしれないが、いずれはPCやモバイル端末で利用できるアプリケーションの1つになってしまう。

 電子書籍に特化した端末は一昔前のワープロ専用機と同じ運命をたどるのではないか。ワープロ専用機が発売された当初はそれなりに売れていたのに、PCの普及にともなってワープロソフトにその座を奪われて今では発売されていません。

 また、携帯電話のようなモバイル端末の将来像としてこんなことができないかなと思っていることがあります。それは、端末の大きさは今のままで、外付けのディスプレイとキーボードとマウスがが一体になった外部ユニットに携帯端末を接続してノートPCのように使えないかということです。

 外部ユニットの規格を統一しておいて省スペースで使えて値段が安くなるとどうなるでしょうか。利用者は今の携帯端末と同じ大きさの端末だけを持ち歩く。喫茶店、駅、空港、ホテル、列車の中、飛行機の中、などの公共スペースには外部ユニットだけが置いてある。利用者が屋外で携帯端末をじっくりと使いたいときには公共スペースにある外部ユニットに自分の携帯端末を接続してノートPCのように使う。といったことも可能になるのではないでしょうか。

 といったことをふまえたうえで、「iPadは働き方の「プチノマド化」をもたらすか」と「デカくて速いiPhone!? iPadを使ってみた」の記事を見てみたいと思います。

 「iPadは働き方の「プチノマド化」をもたらすか」の記事では以下のように書かれています。

>つまり、個人としての情報収集や発信に興味はあってもわざわざネットブックを買って通勤バッグに毎日入れてまでする気にはならなかったという人々(の一部)が、
>iPadの登場でその面倒くささが緩和されてちょっとした格好よさが加味されることにより、
>仕事の前後や休憩時間などに個人としての活動をより積極的に行うようになるのではないかという気がするのです。

 写真で見ると結構サイズが大きそうだし、それなりに重さもあるようです。そんなものを毎日、通勤バッグに入れて持ち歩こうと思うのでしょうか。自分だったら、持ち歩こうとは思わないです。重さがそれになりに軽くなって、大きさが今のままでも、本物の紙のように2つ折や4つ折にして折りたたんで、背広のポケットにはいるぐらいの大きさになるのであれば持ち歩く気になるかもしれません。

 また、以下のような記述もあります。

>iPadはかなり強気の販売台数が想定されているようですから、
>ワイヤレスのネットワークを提供するカフェなどのいわゆる"サード・プレイス"や、
>オフラインでもある程度の作業ができるAppsなどの充実と歩調をあわせてiPadが普及していくと、
>「働き方」に対するインパクトと言う面でも興味深いことが起きるのかもしれないなと期待しています。

 これもどうでしょう。キンドルやiPadが片手で軽々と持ち運べるぐらいの軽さで本物の紙のように2つ折や4つ折にして折りたためるようになればサードプレイスでの利用が広がるかもしれませんが、今の大きさと重さでは無理があるような気がします。

 「デカくて速いiPhone!? iPadを使ってみた」の記事には以下のような記述があります。

>iPhoneは写真アルバムを人に見せるのに優れたデバイスだと思っていたが、
>その閲覧体験自体はやはり準パーソナルという感じだった。
>「これ、この前のパーティーの写真なんだけど見てごらん」とデバイスを誰かに渡す。
>すると、デバイスを渡された人は写真を次々に繰って基本的にはそれを1人で見る。
>それがiPadであれば、デバイスの周囲にいる人すべてが同じものを見ることができる。
>PCでは液晶デバイスのアングルや視野角の問題から、
>PCを操作している人の背後に扇状に人々が集まる形になり、
>それぞれが横を向かないと人の顔が見えない。
>テーブルに置いたiPadなら、それを囲む人々は丸くなるだろう。
>食事などでは、もともと対面で座っていることが多いから、そのままの状態で画面が共有できる。
>こうした違いは大きいと思う。

 これについても、目の前にiPadを置いて全員で覗き込めるスペースがあれば記事に書かれているとおりでしょう。でもiPadを置くスペースがない場合はどうでしょうか。大きくて思い端末を持ち上げてみんなが見終わるまで我慢していないといけないのでしょうか。周りにいる全員が携帯端末を持っていることが前提になりますが、そういう場合は、自分の端末を直接見せるのではなく、赤外線通信などデータの方を相手の端末に送ればいいのではないでしょうか。

 といった感じで、大きさと重さがネックになる上に、折りたためないから持ち運びが不便そうで、今現在の電子書籍に特化した端末どうにも扱いづらそうだなという気がしています。