(承前)
義母の死去のあと、9日間(nueve días)の祈りが捧げられた。仏教では故人が三途の川のほとりに到着するのが死後7日目で、初七日といって、法要を執り行うが、それを連想させる。
“nueve días”で検索してみたら、“Los nueve días”(スペイン語版)に行き当たった。これはユダヤ教の行事で、エルサレム(Jerusalén「ヘルサレン」)の神殿が破壊されたあと、9日間喪に服したのが起源のようである。
これはカトリックの死後9日間の祈りとは違うが、このユダヤ教の行事がその起源になったのだろうか。
カトリックの死後9日間の祈りは“novena”と呼ばれている。詳細はウィキペディア「ノベナ」に譲るが、カトリックだけではなく、聖公会、東方正教会、プロテスタントのルター派教会でも行われているそうである。ノベナには4つのカテゴリがあるとのことだが、ウィキペディア「ノベナ」より引用する。
1.喪中、または葬儀の前
2.教会の祝日の前または晩の典礼の終わり(教会で行うことが必要となる場合が多い)
3.個人または集団による請願や罪の償い
4.免償 (ゆるしの秘跡を受けており、教会で行うことが必要となる場合が多い)
いろいろ書かれているが、義母の場合は1に相当する。
さて、祈りにもいろいろな種類があるが、ロザリオの祈りというものを唱えるのである。この祈りの中に「天にましますわれらの父よ」(西 Padre Nuestro, que estás en el cielo)で始まる有名な一節がある。これだけは信者でなくても唱えられそうである。仏教を信仰していなくても「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」を知っているのと同じである。
それはともかく、女房殿の話によると、死者が無事にあの世へと旅立てるように、9日間祈ってあげるのだとか。
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これはカトリックの死後9日間の祈りとは違うが、このユダヤ教の行事がその起源になったのだろうか。
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1.喪中、または葬儀の前
2.教会の祝日の前または晩の典礼の終わり(教会で行うことが必要となる場合が多い)
3.個人または集団による請願や罪の償い
4.免償 (ゆるしの秘跡を受けており、教会で行うことが必要となる場合が多い)
いろいろ書かれているが、義母の場合は1に相当する。
さて、祈りにもいろいろな種類があるが、ロザリオの祈りというものを唱えるのである。この祈りの中に「天にましますわれらの父よ」(西 Padre Nuestro, que estás en el cielo)で始まる有名な一節がある。これだけは信者でなくても唱えられそうである。仏教を信仰していなくても「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」を知っているのと同じである。
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