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横浜DeNAベイスターズのバリオス投手(1)個人名 Edison Ernesto

2019-09-21 17:37:22 | 名前
  今回は横浜DeNAベイスターズのバリオス投手。ウィキペディア「エディソン・バリオス」によると、フルネームは「エディソン・エルネスト・バリオス・カスティーヨ」(Edison Ernesto Barrios Castillo)。ベネズエラ出身である。
 
 個人名は“Edison Ernesto”、父の父姓が“Barrios”で、母の父姓が“Castillo”である。
 まずは、個人名の“Edison Ernesto”から。
 “Ernesto”については、「西武ライオンズのメヒア選手(1)個人名 Ernesto」で触れているので、そちらをご覧いただきたい。
 もう一つの個人名“Edison”はかの有名な発明家「トマス・エジソン」(Thomas Edison)の姓である。エジソンのような立派な人間になってほしいという願いを込めてつけられた名前だろう。姓を個人名として使う例はスペイン語圏に限らず、英語圏にもある。たとえば、“George Washington”の姓をいただいた Irving 家の息子の名前が“Washington Irvin”である。後に作家として有名になった。この“Washington Irving”の姓“Irving”が個人名として使われているのが、“Irving Berlin”である。ジョージ・ガーシュインが「アメリカのシューベルト」と呼んだ作曲家である。
 “Edison”は「“Eddy(Edward の愛称)”の息子(son)」という意味である。“Edward”のスペイン語形は“Eduardo”で、その息子を表す“-ez”をつけると“Eduárdez”というスペイン語形ができそうなものであるが、聞いたことがない。念のために“Forebears”に当たってみたら、何とヒットした。ただし、アクセント記号なしの“Eduardez”だったが。それにしても世界に29人しかいない超レアな姓である。27人がエクアドルに、2人がスペインにいるだけであった。
  “Edison”の読み方だが、英語では「エディスン」のように発音されるが、スペイン語では「エディソン」になる。スペイン語らしく発音すると、アクセントは最後の「ソン」に来るはずであるが、バリオス投手の場合はどうだろうか。

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