スパニッシュ・オデッセイ

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ナット・キング・コールのラテン・ナンバー

2015-02-10 07:10:27 | トリビア
 ナット・キング・コールはラテン・ナンバーも得意にしている。ラテン・ナンバーが得意とはいっても、スペイン語の発音はお世辞にもいいとは言えない。英語訛り丸出しである。
 英語では語尾が[o]で終わることはない。[ou]となって、[u]の音がくっつく。また、[e]で終えることも難しい。[ei]と[i]の音をくっつけずには発音できないようだ。「ソウデスネイ」というような外人の日本語を昔聞いたような気がする。
 そういえば、「知りすぎていた男」の主題歌、「ケ・セラ・セラ」(Que Será, Será)はドリス・デイによって歌われていたが、Que のところを「ケイ」と発音していた。日本ではペギー葉山がカバーしていたが、やはり、オリジナルどおり、「ケイ・セラ・セラ」と発音していた。
 キング・コールはスペイン語はできなかったと思うし、発音もよくないのだが、歌としては素晴らしいから、それでいいのだ。
 さて、キング・コールのラテン・ナンバーの1曲に「カチート」(Cachito)がある。これは「ベサメ・ムーチョ」(Bésame mucho、直訳英語は“Kiss me much”)を作曲したメキシコの女流ピアニスト“Consuelo Velázquez”の曲で、「ベサメ・ムーチョ」とともにスタンダードとなっている。
 次回は「カチート」(Cachito)についてのお話。


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