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コスタリカ再訪(11)遅い夕食

2016-01-25 19:37:52 | コスタリカ
 くねくねした坂道をどんどん降りて行くと川がある。この川を渡って少し行ったところに、Rainforest Adventures という観光ポイントがある。スペイン語ではなく、英語で表記されていることからわかるように、主にアメリカからの観光客を対象にしたと思われる施設である。グアピレス(Guápiles) 近辺に住んでいれば、そう珍しいものではないので、女房も興味を示さない。通り過ぎた時間は夜の10時ごろで、眠くもあったので、この夜はまったく気がつかなかった。
 さらに、ここから2キロほど行くとやっと平地に出て、わき道も見えてくる。このあたりに“El Yugo De Mi Tata” (エル・ジュゴ・デ・ミ・タタ、「父ちゃんの首かせ」が原義、「父ちゃんの大変な仕事」の意か)という年中無休24時間営業のレストランができている。

 ここで、遅い夕食をとることにした。ここはサンホセ~リモン間の幹線道路沿いにあり、トラックもよく通る。大型トラックが何台も止まっていた。


【写真下:左の方に店が見える。トラックはサンホセ方面へ向かっている。】
 料理は典型的なコスタリカである。カウンターに肉、魚、野菜などが並んでいるので、それを見て、好みのものを注文する。ヒューストンの空港のフード・センターと同様のシステムである。セルフサービスなので、お値段もリーズナブルである。
 このあたりは標高も低く、夜でも寒くはないので、窓はない、オープンスペースの店で、夜風が気持がいい。
 えびのセビチェ(cebiche、蒸しえびのレモン締め)、骨対肉の煮込み、サラダ、ご飯と豆(frijoles, フリホーレス)等を注文した。飲み物は久々のコスタリカのビール、ババリア(Bavaria)を注文したが、今はババリアにも何種類かあるようだ。わけがわからないまま、青いビンの Bavaria Light を頼んだ。まずくはないが、昔飲んだババリアとはいくらか味が違うような気がした。
 会計は前払いである。この手の店は昔はキャッシュ・オンリーだったが、今ではカードも使えるという。試しに、カードでもいいかと聞くと、いいと言う。ドルで払うか、現地通貨のコロンで払うかとさらに聞かれる。よくわからないが、コロンの方がお得だとか。日本のカードなので、精算はドル払いの場合、コロン→米ドル→ 日本円という手続きになると思われる。コロン払いの場合は、中間の米ドルが入らないので、得なのだろう。
 4人で行ったが、実質的には2.5人前である。締めて11,200コロンになった。日本円にすると、2200円程度なのだが、換算レートがまだよくわからない。35年前は1ドル=8.6コロンで、1ドル=220円程度だった。そのころの感覚では11,200コロンは100万円の感じである。女房に1円=5コロンぐらいだと言われたが、まだまだ実感が湧かない。
(注:数字のピリオドとコンマの付け方は英語とスペイン語とでは逆になるが、以下、日本と同じ英語式で表記する。
  英 11,200コロン 西 11.200コロン
  英 8.6コロン    西 8,6コロン)
 食事を終え、レストランを出たときは11時になっていた。

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