ドンドンこにしの備忘録

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「危険な食卓」小池真理子 読了!

2019年11月15日 20時40分00秒 | 作家 か行
危険な食卓 (集英社文庫) 2019.11.15読了。
小池 真理子 (著)

健康至上主義の妻と美食家の夫の晩餐は、殺意が隠し味の特別料理。(『危険な食卓』)がさつな嫁に耐える姑の、穏やかな顔の下にある、もうひとつの顔。(『天使の棲む家』)妻と夫、姑と嫁、同窓生など、ごく普通の人々の、ありふれた日常に芽生える小さな悪意、裏切りの予感、殺意の兆し。人間の心理を、恐怖というスパイスをきかせて鮮やかに料理した極上のメニュー8編。



「囚われて」「同窓の女」「路地裏の家」「姥捨ての街」「天使の棲む家」「花火」「鍵老人」「危険な食卓」からなる短編集。
どの短編もすばらしい完成度。プロットがいいし、伏線の回収も見事、短いストーリーの中にアッというオチも盛り込んで、やっぱ小池様短編もうまいですね。…7点。


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