ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「神鳥イビス」 篠田 節子 読了!

2013年11月01日 15時16分00秒 | 作家 さ行
「神鳥イビス」 (集英社文庫) 篠田 節子 (著) 2013.10.28読了 。


夭逝した明治の日本画家・河野珠枝の「朱鷺飛来図」。死の直前に描かれたこの幻想画の、妖しい魅力に魅せられた女性イラストレーターとバイオレンス作家の男女コンビ。画に隠された謎を探りだそうと珠枝の足跡を追って佐渡から奥多摩へ。そして、ふたりが山中で遭遇したのは時空を超えた異形の恐怖世界だった。異色のホラー長編小説。



イラストレーターとバイオレンス作家のコンビが、「朱鷺飛来図」の謎を追う話。前半は、面白おかしく、読めたが、なんかパッとせず、途中でページが進まなくなる。
んが、そこはさすが篠田さん。
奥多摩山中での時空を超えた冒険はノンストップ状態の一気読み。
いや、焦らされただけだったんですね。ぼく。
怖さと共に、種自体を絶滅に追いやられた朱鷺の悲しさが心にしみる
そんなことはできないだろうが、「朱鷺飛来図」を実際に見てみたい。と思った。…7点。