ドンドンこにしの備忘録

個人的な備忘録です。他意はありません。

「スノーホワイト」 谷村 志穂 読了

2012年01月24日 15時32分06秒 | 作家 た行

「スノーホワイト」 谷村 志穂 (光文社文庫) 2012.1.24読了


大学生の宗助はアルバイト先のコンビニに気になる女性客がいた。クリスマス・イブの日にさえ一人でチーズケーキを買って帰る四十代の女性。ある日、大学の実習のために訪れた先で彼女・美南子と偶然出会った宗助は、自分でも思いもかけない行動にでる。宗助の一直線の情熱に、美南子の心も揺れ始める―。母子ほど年の離れた男女の恋愛が胸に沁みる傑作。


期待していなかっただけに、かんたんにやられた。そうだよな、大人の恋には勇気が必要だよな。


8点(10点満点)です。

「覇王の番人」(上・下) 真保 裕一  読了

2012年01月24日 15時25分34秒 | 作家 さ行
「覇王の番人」(上・下)真保 裕一 (講談社文庫) 2012.1.17読了


明智光秀と忍びの小平太は戦国の世を生きる 信長の天下統一に随伴する明智光秀と、その光秀に命を預けた、かつ想いを預ける忍びの小平太。二人は各々のの戦世を生き抜く。著者初の時代小説。渾身の大長編。

血みどろの戦を重ね、光秀は信長を「天下人」へ押し上げる。だが、冷酷非情な信長は無惨な虐殺をくりかえし、自らを神と称するようになる。悩んだ光秀は、ついに決断を下す…。亡き親の敵と信長をうらむ小平太は忍びとなって、光秀を助けるべく本能寺へと急ぐ!史上最大の謎が今ここに解き明かされる。


登場人物が魅力的に描かれている。泣ける歴史小説。


7点(10点満点)です