本当はダービーの展望一発目といきたいのだが、昨日のオークスのマグニテュード15 (地球が壊れるわな) の余震が収まらないので、今日いっぱいはやめときたい。 それにしてもトールポピーは、これまでいい成績を上げていながら、あまり強さを感じない…とか云われていたのに、昨日のオークスでは 「初めて強い馬だと思った」 というような声が多かった。 なんとも皮肉。 たしかにあのパワー、スタミナ、スピリットは、他馬と比べて格別なものがあった。 元より2才女王なのだから、本来なら賞賛の嵐…となるべきもの。 池添については、ゴールでのガッツポーズや、裁決に呼ばれる前の雰囲気からして 《大問題》 に気付いてなかった、というか、少なくともその意識については、かけ離れて低かったと思われる。 それが本当に情けない。 競輪では失格などでの累積点が、基準を超えると、修善寺の競輪学校へ行かされて再教育を受ける。 選手はそれを 「お寺行き」 と呼んでいるが、池添も再教育を受けるべきだろう。 たしかに勝ちたいという気概は、プロとして重要なファクターではあるが、今回の斜行は距離、時間が長すぎて、どんな弁解も通らないと思う。 ま、ダービーウィークなので、この件についてはこれで終わりにしたいが。 私のPO馬はダービーに出ないけど、カジノドライヴがベルモントSに出るので、まだ楽しみはある (ポイントにはなんないけどね)
悔しいやら、情けないやら、競馬を見て泣いたのなんて、いつ以来だろう。 私がトルポのPOだというのは何度か云ったが、ほんと可哀相だよトルポは。 考えてみれば、これほどの馬が、デビューから全戦池添なんかが乗ってるなんて、こんな不運、悲運はないよ。 実は今朝も「本当なら武豊が乗ってなきゃおかしいんだよ」 と人に話したところだった(武豊が好き嫌いという問題ではなく) 暮れの阪神JFと5月のオークスを、同じ馬が勝つ難しさは、競馬ファンなら誰でも知っていること。 トルポの能力自体は疑う余地はない。 なにせ池添が乗って、桜まではオール連対でG1も勝っている。 なのに…いや、だからこそ悔しくてたまらないのだ。 スタートは当然外。そして1センター(ごめん競輪用語だった) からは内ラチピッタリを回る。そのまま内を主張するのかと思ったら、三分三厘からは、また少し外目へ持ち出して、直線向いたところで、まずムードインディゴにベイダーアタック! と今度は激しく内へ斜行して、先頭に踊り出た時は、また内ラチ近くを通ってのゴール。 よく云うことだが、何かモツレがあった際は、被害馬は勿論大きな不利だが、実は加害馬も、全体の流れの中ではロスしている。 実際トルポは2400m走る間に、外→内→外→内と、どれだけスタミナをロスしたかしれない。 しかも見ていた感じとして、馬が悪いというよりも、池添のミスリードがほぼ明らかで、今朝、脳裏をよぎったヤナ予感は当たってしまった。 私もブログの中で、今回は池添もお嬢さんな乗り方はしないだろう、とか、これだけ人気が落ちれば何かをやる原動力になる、とか書いてしまっていたけど、決してこんな斜行をしろというわけではない(当たり前だが) さすがにゴールのところでは、エフティマイアとの競り合いを凌いだ瞬間、小さく手を上げてしまったが、ほんとに0.5秒ぐらいのことで、すぐに私の心は閉ざされた。 そして独り言のように 「審議だな」 と呟いていた。 自分のPO馬がクラシックを勝ったというのに、喜べないなんて、こんな最低のことがあるだろうか。 池添には猛省を望むのは勿論だが、ウ~ン…これ以上語ると、とんでもないことを書いてしまいそうなので、今日はこの辺でやめとこう。 いつもは愛馬が大きなレースを勝つと、ワインを飲むのだが、今回は当然飲まない。飲めない。
まだ雨は降りそうだね。 今日は前半ダートだけど、7,8,9と連続で芝を使う。 このあたりで結構痛むかな。 ま、ある程度のメドはつきそうである。 悪天候の時はジョッキーも普通より手間がかかるというか、色々とせわしなく疲れると思われる。 内田は3Rから9Rまで連続騎乗で、ご苦労さん、て感じ。 直前の10R乗ってないだけ、まだマシだけどね。 武幸は割と楽なスケジュールで、芝も確かめられるし、まずは理想的か。 池添は張り切って営業でもしたのか、前半はずっと乗ってる。 でも昨日の西のメインを勝ったのは、チト余計だった感じ。 普通考えると、今の池添が、土日ともメイン勝つというのもね。 後藤も今日の騎乗スケジュールは、無理なくちょうどいい感じだ。 松岡も同様にいい。 さすがに有力馬のジョッキーは10R乗ってない人が多い。 昔シンボリルドルフが天皇賞で負けた時、岡部はずっと連続で乗っていて、野平佑師が 「大レースの重みを尊重してほしかった」 ような発言をしたことがあった。 勿論全レース乗ってるからダメってわけじゃないんだけど、たしかにG1は、クラシックは特別だから、それなりの気の使いはあっても、とは思う。 さて、予想だ。リトルアマポーラ・トールポピー・スペルバインドを中心に、レッドアゲート・ブラックエンブレム・ムードインディゴを押さえる。 余裕があればソーマジック・ライムキャンディまで。 普通に考えればアマポーラ本命なんだろう。 ポピーはPOなのでね。 穴馬の筆頭としてスペルバインドに期待かな。 さてさて、結果はどないに…。
桜花賞の時は、トールポピーとリトルアマポーラが最後まで1番人気を争っていた。 そうしてみると、今回はトールポピーの印がまた極端に下がったもんだ。 桜の負け方が悪いってのもあるし、それ以上に馬体減りを憂慮しての、軽め調整が大きく響いている感じ。 2才時からオークス目標と云っていて、デビューも千八、2戦目は二千を勝ってる馬だしね。 明日の馬体重の数字がどうかは別にして、短期放牧から帰って、半月チョイしかない割には、たしかに追い不足と見るべきだろう。 アマポーラは最外枠でどう乗るか。 あまり外を振り回されたくはないし、末脚には自信があるだろうから、前半は下げて、順位よりロスをなくしたレースになりそう。 レッドアゲートはフローラのレース内容から、出たなりの競馬になるか。 前走よりさらに内枠だけに、あんまり下げずに流れに乗りたいところ。 ソーマジックはこれまでマイルまでしか経験がなく、それだけが不安材料にはなる。 後藤としてはNHKマイル(ブラックシェル)のような感じで抜け出したい。 レジネッタも同様に距離経験なく、半信半疑という形だ。 小牧自身、桜はすべてがうまくいった。と云ってるように、2冠の可能性は大きくなさそう。 アロマキャンドル、ムードインディゴ、ブラックエンブレムあたりが、現実味のある穴馬だろうね。 それぞれ買い材料はあるし、今年のレベルなら一発やられても驚けない。 さらに狙えば、やはりスペルバインドに魅力を感じる。 トールポピー同様に、馬体の維持がポイントとなっているが、一応時計は出ているし、筋の通った母系は穴馬の資格充分か。 これから天気が崩れるということで、馬場状態の推移にも注目したい。
オークスの枠順はまた象徴的だねェ。 桜で人気になった馬たちが揃って大外だ。 チューリップのワンツースリーが外という言い方もある。 ただし今回は馬場の悪化が予想されているので、枠に関してはなんともいえない。 展開も微妙だよね。先日のヴィクトリアマイルでもピンクカメオが逃げたしなァ。 ま、前走で味しめたカレイジャスミンがハナ切って、エアパスカルが2番手。 それにハートオブクイーン、ライムキャンディ、エフティマイアあたりが先団を形成かな。 他で思い切って強気に前へ行くとしたら、ブラックエンブレムだろうけど。 トールポピーはおそらく今回はソコソコ前目で競馬すると思う。 このメンバーだと、距離や折り合いなどで、前半できるだけ省エネというか、脚を貯めこみたい馬が多い。 レジネッタ、マイネレーツェル、アロマキャンドル、シャランジュ、スペルバインド、オディールといったあたり。 有力馬では、レッドアゲート、ソーマジック、リトルアマポーラ、ムードインディゴなどは、レースの流れで対応できるとは思うけど。 池添としても2才女王がここまで人気落ちれば、もうお嬢さんな乗り方はしない筈。 前半7~8番手から、4角で4~5番手に上がり、一旦先頭をうかがうというパターンかな。 それで差されたら仕方ない、と割り切れるだろう。 これだけ印が落ちれば、人間何かを行う原動力となる筈だ。 それでも中間の調整具合では、勝ち切るまでは難しそうだけどね。 ま、大勢はアマポーラVS田村2騎と成る。 食い込めばムードイン、ブラック。 大穴はスペルバインドかな、とは思うが。 まだ時間があるので、また喋りたい。 なにせクラシックだからね。
