桜花賞・危機一髪でも余裕はなんだ！？

  桜花賞はブエナビスタが人気に応えた形だが、なんともアヤをつけたレースになった。　まさかすんなり勝ったんじゃ面白くないから…というわけでもないだろうが。　普通なら完全に負けている。　たとえ１番人気の馬でも、あの４角の態勢では「やっちまった」という負けパターン。　今さらブエナの強さを語ってもしょうがないけど、ハンパじゃないね。　レースの上がりが34.9で、ブエナの上がりは33.3。　なんと1.6も速いのだ。　あんなレースで勝つというのは、普通ゲームの世界のお話。　結果オーライってことなんだろうけど、心臓にも悪いし、極端な負荷の掛け方は、馬の脚元にも良くない。　アンカツはスタート直後と４角で、２回迷った感じに見えた。　まあ今日に関しては完全に馬の能力だけで勝ったね。　
　さてオークスを見据えると、今日出ていたメンバーでは、レッドディザイアだけかな。　ジェルはブエナとの力量差はハッキリしているし、母系からも２４００で良くなるという感じもない。　ダノン、ツーデイズ、ワンカラ、ルージュとみんなそうだろう。　むしろ忘れな草を勝ったデリキットピースの方が上か。　新馬は二千を勝っているし、ホワイトマズルだね。　最近ではアサクサキングスがいる。　実はこのデリキットの勝った新馬で、６馬身チギられた５着だったヘディングマキという馬が、今日の中山で圧勝している。　デリキットピースの強さは本物っぽい。　賞金的に出られるか微妙だけど、桜花賞組ではオークスへ行かない馬が結構いそうだし、楽しみな馬だろう。　あとはお決まりのフローラ組だね。　ミクロコスモス、ハシッテホシーノ、ディアジーナを始め、一応の期待はしたい。　
　柏木センセはレッドディザイアをかなり褒めていて、ひょっとしてオークスでは本命にするのかな。　私は今日のレースでは、着差以上にブエナの方が強いと思う。　レッドとしてはキャリアの浅い上積みを活かしたいところか。　去年のオークスはたまたまアクシデントがあったけど、本来府中の二四の牝馬戦となれば、早目に失速する馬もいるだろうし、ブエナにとって桜花賞より戦い易いような気もしている。　
　とりあえず今夜は祝杯でも上げますか。　馬券は大儲けとまではいかなかったけどね。