有馬の話から紅白へ?

　昨日は公開抽選。それにしても武豊、サラッと運を掴む男だね。しかも対抗馬が比較的外に行ったし、展開からの注目だったカレンミロティックまで遥かに離れた枠と、これは相当なアドバンテージ。秋天のスタートはアクシのようなもので、本来は他馬よりスタートいい方だからね。各記者たちも枠順決定から予想を手直しした人も結構いるようだ。とにかくキタサンが楽にハナを切れる形なのは間違いないし、仮に川田が強引にハナ取りにきたら、すぐ譲って番手でもいい。無理目のカレンに大楽のキタサンなら、単なる誘導馬にしかならないだろう(カレンファンの方、他意はないよ)。トーセンビクトリーも田辺だから、思い切ったレースでハナ叩く可能性は少しだけあるか。あとは2角から向う正で仕掛ける馬がいるかどうか。キタサンに近い枠の馬は、マークして進めるだろうから、そうだね…サトノの2頭に、デムーロ兄弟の2頭ぐらいかな。シャケトラは捲り脚あるけど、福永が強引な競馬をするかどうか。可能性としては、大外を引いてしまったクリスのサウンズオブアースが、見せ場を作りに行くことは考えられる。そしてミルコの直線一気…。競輪や(笑)。
　今週は本来ならラストウィークなので、レースも盛り沢山。阪神Cは実績馬と上昇馬が入り乱れて注目だし、中山大障害は15頭と華やか。土曜のグレイトフルSもいいメンバーだし、新馬戦も血統馬が出走する。グレートウォリアーは年明けに延期となったが、アルアインの下になるダノンマジェスティは凄いらしい。同レースにはシンハライトの弟も出るね。サトノグロワールやタケシ命名の馬と、話題には事欠かない。
　競輪GPも枠順決定。こちらも本命の新田佑大が1番枠。前から思っていたんだけど、ジョッキーの川田と競輪の新田って似てるよね。顔だちも似てるけど、硬く引き締めた表情もソックリだ。レースパターンも似てるっちゃ似てるか。川田は2才の怪物と巡り合い、来年のクラシックは王道を歩む。新田は30日、グランプリで大本命として平塚に出陣する。
　全然話違うけど、紅白は結局安室も桑田も出るという。なんかもう紅白歌合戦という本来の趣旨はどうでもいい感じ。これも前から思っていたんだけど、もう紅白の有り方を変える時期だろう。選出のスタンダードもよくわからないし、主に年配向けの歌謡曲・演歌の祭典と、主に若者向けのポップス主体の祭典を分けてやればいい。どっちみち今でさえ出場者のバランスに違和感はあるんだから、二つにしてスッキリした方がいいよ。大晦日に2時間半ずつでもいいし、30日と31日に分けて3時間程度の番組にしてもいい。　なんか大相撲のゴタゴタと、紅白の圧力攻勢はもうウンザリだ。年末ぐらい世の中の黒い闇を忘れたいゾ。そういえば有馬記念は紅白を卒業した方が主役のようで。その名もキタサン・ブラック!