有馬・今週は消耗戦、馬が…人が!?

有馬記念。誠実に走り続けるキタサンブラック。「もうはまだ」の典型として勲章を増やしている。　ここでも中心であることは間違いない。が、マルターズアポジーが参戦する模様。これは結構ハイテンション、ション、ション、ション、ションで逃げるタイプ。　キタサンブラックは大きなレースを経て、平常心の先行力を発揮しているが、まあ相容れない関係となりそう。　別にアポジーに逃げてもらって構わないだろうし、現実に菊花賞なんか中団まで下がっての差し切りだった。ただ、JCがあまりにも単調な形からの押し切りだったので、今回は他馬の付け入る隙も少し出てきたかな、という感じ。とにかくアポジーは徹底先行だし、血統的にもやや単細胞っぽいしね。これの2-3馬身後の番手戦が理想かな。　ゴールドアクターも当然秘策を練らなくてはならない。JCは完敗だったし、吉田隼にしても、テン良し、中良し、終い良しのキタサンに、綻びを作る形が必要になる。普通に考えれば、キタサンの後3-4番手につけて、三分三厘からはチャンスをみて出し抜けというパターンかな。サムソンやデウスにムスカテールあたりも見せ場作りに来る可能性も少しあるか。　JCの内容が評価できるサウンズとシュヴァル。　時代を一気に変えたいサトノダイヤモンド。　牝馬勢も叩いて切れ味戻ればのミッキークイーンに、ここ2戦の鬱憤をGP両獲りに賭けるマリアライト。さらに意外性のデニムアンドルビーはバルザローナの手綱で不気味。リーディング争い戸崎のアルバートも含め、まあ今から25日の盛り上がりが想像出来るね。
　福永は予想通り早々に復帰だね。見ていた感じから、これはすぐに戻れそうだと思っていた。　阪神Cはグランシルク、ホープフルはグローブシアター、有馬はシュヴァルと早速いい舞台だな。　このところ勲章が偏っている。サトノに藤沢。ホープフルSは来年にもG1昇格が予定されており、阪神JF→朝日杯FS→ホープフルSと、2才の三大G1戦となる。　藤沢はソウルスターリング、サトノアレスに続いて、今週はレイデオロが本命でホープフルに出走する。果たして三段跳び成るかだね。　サトノも凄い勢い。まさかGPではノブレスが先行勢に乗り入れて行って、ダイヤモンドの差し脚を呼び込むなんてことは。同厩舎、同馬主だからなァ。まあないか(笑)。
　しかし、3日間開催で、25日のプログラムを考えると、こちらが消耗戦となりそうである。