今日はちょっと枝分かれの話になるけど、花月園競輪の廃止が内定した模様である。
実は花月園の廃止については、私も少し前から噂は聞いていた。 つい先日(13日・日曜)花月園記念の決勝が行われ、九州の若武者・坂本亮馬(24)が、神山雄一郎相手に圧勝した。 私も現場に駆けつけて、坂本亮馬の優勝を見届けたのだが、当日は8000人を大きく超す入場者で、久しぶりに花月が賑わったのだ。 噂を聞いていたので、「ほんとにこの歓声がなくなってしまうのかなァ」 と感慨深かったものである。
どの公営競技も入場者、売上の激減に苦慮している。 競輪の総売上は、1991と比べ2008は約40%。 競艇は44%、オートレースは30%、地方競馬は38%。 まあ似たり寄ったりだね。 因みにJRAは、1997をピークに2008は68%。
とにかく有り得ないほどの落ち込みなのである。 競輪は2002に西宮、甲子園、門司が廃止されて以来ということにる。 しかし深刻なのは、今回の花月園が首都圏といってもいい地域だということだ。 北関東、南関東という云い方があるが、地方競馬でいえば北関東は消滅している。 南関東はトゥインクル大井を中心に、踏ん張ってはいるのだが、考えてみれば、大井競馬、川崎競馬、花月園競輪、川崎競輪と、直線距離で10キロちょっとの間に、4つのレース場がある。 世情が厳しくなれば、この環境を守るのはやさしい話ではないのだろう。
私も花月園には数え切れないほどの、いい思い出が沢山ある。 寂しい…と言葉にすれば短いけれど。
競馬が「本職?」の私にとって、来年3月までに、あと何回花月に行けるだろうか。