雪で開催順延というアクシデントはあったが、その前日の府中で、注目すべき馬が2頭登場した。 まず新馬で圧勝した藤沢厩舎のレッドシューターだ。武豊を鞍上に芝千八を1.48.5で勝った。千m通過が61.0だが、たしかに速くはないけど、千八の新馬戦としては決して遅くはない。それでいて再加速した直線2ハロンを、11.3 11.2で上ってきた。520kの馬のデビュー戦にしては、その瞬発力は秀逸。 父レッドランサムのマル外なのだが、肌はサドラーズウェルズで、クラシックを圧勝した馬もいるファミリーと、血統も筋が通っている。たしかにレース自体は好発から終始前で余裕充分と、開幕週もあって恵まれた形ではあるけど、そういうレベルではない可能性もあるね。 そしてもう1頭が500万を勝ったマゼラン。こちらはディアデラノビアの弟ということで、話が早いかな。実はひとつ上のクルサードという馬をPOで持っていて、昨年ダービーを狙っていた。角居師も密かに期待していたようだが、屈腱炎を発症してジエンド。その弟で父がクロフネ(これもPOで持っていた) 私としても他人のような気がしない馬なのだが、今回マゼランをPOで取らなかったのは、勝手にデビューがかなり遅いのでは? と思い込んでいたからだ。まあ愚痴はさておき、このレースは千m通過が60.2。500万の二四戦としてはやや速め。それを外を回して差し切って、自身の上りは34.5である。開幕週という点を考慮しても立派な内容と思う。 これまではマゼランがどう走ろうと、クルサードほどのポテンシャルはあるわけない。とタカをくくっていたが、ちょっと不気味な感じになってきたよ。 混戦クラシック・G1路線へ、まだまだ色んな展開がありそうだ。それは勿論楽しみなことに違いはない。
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