●1月3日(水)
*朝鮮のキムが正月早々、韓国に関係改善のモーションをかけている。もうすぐオリンピックもあり、共同チームのことも含めて韓国も前向きで、早速南北の高位級会談を提案したようだ。
しかし、韓国は甘い。実に甘い。朝鮮の対話姿勢はあくまでも表面的なもので、格好だけ。朝鮮は、話し合いくらいで核・ミサル(ミサイル)開発を止めるような国では絶対にない。
朝鮮が韓国に融和的な態度を示すのは、(日)米韓の連携を崩すのが目的であるのは、自分のような人間でも分かる基本的なこと。
韓国のムン大統領は、出身は「北」らしい。朝鮮戦争の混乱の中を命からがら「南」に逃れてきたのだろう。だからムンの「北」への思い入れも分からないではないが、いくらムンが懸命になって南北関係改善を図ろうとしても、朝鮮がそれに素直に応じるような国ではとてもとてもないということくらい、ムンだって何度も体験しているはずである。
対朝融和姿勢もいいが、朝鮮はそんなに甘くはない。そもそもキムはムンを対等な交渉相手とは思ってないだろう。ムンは適当に利用されるのがせいぜい関の山。
そういえば、去年だか一昨年だったかの正月にもキムは韓国に融和的なジェスチャーを見せたことがあったが、実際には核・ミサル開発に邁進。
過去、朝鮮はKEDOにしても、6ヶ国協議にしても、日朝拉致問題にしても、約束は全て反故(ほご)にした。約束は絶対に守らない。瀬戸際外交で相手を話し合いの場に引き出し、金と援助だけ受け取って適当なところでイチャモンを付けてケツをまくる。それを何度も繰り返した。
ムンがそれを知らないわけはない。
ムンは実にお人好し。可哀相なくらい人が良い。
もしかしたら各国による対朝経済制裁の効果が多少なりとも出てきたのかもしれない。或いは影響が予想されるので先手を打ってきたのかもしれない。キムにしてみれば、何とか事態打開の突破口にしたいのかもしれない。
しかし、何があっても核武装は朝鮮の“国是”だ。どんな話し合いをしても核武装を手放すことは絶対にないだろう。
今朝鮮と話し合っても朝鮮を利するだけ。このまま放っておけばその内に中から潰れる。
*キムが同じく正月の演説で、「核のボタンは机の上にいつも置いてある」と言ったそう。アメリカにいつでもICBMを打ち込めるぞと脅しをかけて、アメリカを威嚇した。
これに対してトランプも負けてはいない。ツイッターで、
「疲弊して食料にも事足りない彼の政権の誰かが、私も核のボタンを持っていることを彼に知らせてくれないだろうか。
しかも、私のボタンは彼のものよりも大きく、より強力で実際に機能する」
まあ、トランプの言動は全てキムの耳に届くようにはなっているのだろうが、キムの政権の誰も彼に進言・忠告はしないだろう。下手に話を持っていったら自分の首がすっ飛ぶ。朝鮮の場合は失脚くらいじゃ済まない。文字通り首が飛ぶ。粛正された人間の中には銃殺ではなく、迫撃砲を打ち込まれて木っ端微塵(こっぱみじん)にされた人間もいるとか。しかも、キムは部下を集めて“処刑儀式”を見学させるとか。
俺様の機嫌を損ねたらお前らもこうなるぞ。
粛正されるのは本人だけじゃない。家族も親族も処罰される。強制労働所送りならまだマシな方?
こんな国と国交を結んでいる国が160?もある。
*ブログ少々。
年賀状をもらった四国の叔父叔母のところに電話。今年は会えるかも。他2名にLINE、メール。
T大生でスーパーの同僚だった人が今は西日暮里に住んでいるのだが、会わないかと誘う葉書を書いた。会えるか会えないか分からないが、再生可能エネルギーの勉強をして、多分今度の3月で卒業だと思う。
若い人が目標を持って目を輝かせて前に進んでいる姿は美しい。彼がどんなふうに成長したか是非会ってみたい。
返事来るかな。
団地を出た目の前に郵便ポストがあるが、今日イエから外に出たのはそこだけ。風があって滅茶苦茶寒かったので、階段昇りなどはしないでサッサとドアの中に入った。
*今年の注目(追加)。
元日にいくつか思いついたことを書いたが、追加。
・春闘の賃上げはどのくらい?
アベは本格的な経済好循環のためには、賃金の上昇が不可欠として、経団連の会長に春闘で3%の賃上げをするようにケツを叩いた。(毎年のようにケツを叩いている) 中国ならいざ知らず、首相が労使の間に割って入って経済界に直接賃上げを要請するなんて、他の自由経済諸国ではあり得ないことらしいが、まあ、それだけアベも必死、恥も外聞もないといったところだろう。
ただ仮に、例え経団連傘下の大企業が3%上げたとしても、それ以外の大手、中小、零細がどの程度賃上げをするか、恐らく3%はとても無理な数字ではないだろうか。
・イラン情勢。何だか暮れになって急にイランの様子が怪しくなってきた。下手したら世界経済にとって不安材料になりかねない。
・今年も色々値上げがあるんだろうな。明日からは家庭用の小麦粉が上がるらしい。
いわゆる値上げの中でも一番腹立つのがシュリンクフレーション。値段が変わらなくても、いつの間にかこっそりと量を減らしちゃう、実質的値上げというヤツだ。
多少給料が上がっても、実際にはいつの間にか財布が軽くなっている。だからみんな節約、節約で、いつまで経っても消費が伸びないんだよな。将来に明るい展望を持てないし。
*去年の5月?に買ったセラニウムの花、半年近く楽しませてもらった。寒くなって葉も大部分が枯れてもう終わりだと思ったが、捨てるのが忍びなくてベランダからイエの中に入れておいたら、何と水もやらないのに年末になって花芽がいくつか出てきて花が咲いたではないか。この真冬にも花を咲かせるなんて恐ろしいほどの生命力だ。
自分よりよっぽど力強く生きている。
去年は部屋の中に怪我をしたスズメが舞い込んできて、それを心配した別のスズメがベランダから大丈夫かと声をかけていたということがあった。スズメでも友達・家族思いの気持ちは他のほ乳類などと同じなんだなあと、感心したことがあった。
何気ない小さな自然の中にも勉強させられることはある。
*そういえば、このブログでは最近あまりロックの話をしていないなあ・・・
と思ったら、スマホにYOU TUBEのお勧めが入っていて、ポーランドのHELLHAIMというバンド(「~アポカリプス」)が紹介されていた。(47分あまり)
ジューダス プリーストとかプライマルフィアのような感じの典型的なスクリーム系ヘヴィーメタルだ。
まあ、良かったらどうぞ。
●1月4日(木)
*NHKがトランプ大統領について日米で世論調査を行った。
アメリカ 日本
・トランプに対する印象
良い 33% 18%
悪い 50% 54%
・アメリカは全体的に見
て良い方向に向かって
いるか
良い方向 34% 18%
良くない方向 58% 55%
・トランプの登場でアメ
リカは分断が深まったか
分断が深まった 62% 70%
結束が強まった 29% 10%
・トランプのアメリカ第一
主義について
支持する 58% ー
支持しない 36% ー
良いと思う ー 20%
良くないと思う ー 66%
最初の3つはアメリカも日本も、傾向としてはそんなに大きな違いがあるようには見えないが、注目すべきは最後の質問。
アメリカ人にとっては、トランプは支持しないが強いアメリカはやはり捨てがたいということであろうか。強かったアメリカへのノスタルジーが辛うじてトランプの人気を支えている。
11月の中間選挙でトランプへの評価が出る。
*高田馬場の銀行で通帳記入。通常は月末に引き落とされる家賃だが12月分は今日、1月4日の引き落としである。暮れの27日に銀行に行ったときの口座残高からすると、1月4日に家賃が引き落とされた後の残高は、○00,462円。2017年の最後の数字をウン十万という丁度切りの良い数字にしたかったので、年末年始は千円札1枚で過ごすことなった。
今日、通帳に○00,462円の数字が印字された。ただし現金の引き出しは明日だ。今日現金を引き出したら切りの悪い数字になってしまうから。
あと1日我慢。
買い物、欲しかったけど置いてなかったり、あっても高かったりで、買ったのは少し。
階段、1段飛ばしで13階。
*株、大発会。今日の終わりは暮れより700円以上高い2万3506円。アメリカの景気が悪くはないので、日本もしばらくは堅調に推移すると思われる。大手証券会社のCEO3人の予測は、2万5000円、2万7000円、2万6000円・・・
*正月早々、長崎の市営住宅で火事があり、風呂場にいた8歳と5歳?の兄弟が亡くなったとのこと。子供無惨。3人暮らしだった母親悲劇。言葉がない。
脱衣所で使っていた電気ストーブが原因らしい。自分は、去年までは電気代が勿体ないのでシャワーを浴びてる最中はヒーターのスイッチは切っていたが、今季はシャワー中もスイッチを切らずに点けっぱなし。セラミックのヒーターなので大丈夫だと思うけど・・・
*政治。
アベ、「戌(いぬ)年の今年こそ、新しい時代への希望を生み出すような憲法のあるべき姿を国民にしっかりと提示し、憲法改定に向けた国民的な議論を一層深めていく。自民党総裁としてそのような1年にしたいと考えております」
少しずつ準備を重ねてきた改憲に今年はいよいよ本腰を入れて取り組むとの宣言だ。
坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いというけど、アベが何を言いたいかより、揚げ足取りになってしまう自分が悲しい。
戌年の今年こそというが、「戌年」と「改憲」と何の関係があるんだ!
公明の山口、「公明党がいるから安心である、政権に公明党がいるからこそ頼りになると、こう言われるような役割を一層強めて参りたい」
5年前アベが政権に復帰した時にアベが日本を右に無理矢理持って行こうとすることは目に見えていたので、始めの内は“平和の党”を自認する公明にアベ制御の役割を果たして欲しいという淡い期待を抱いたことも確かにあったが、集団的自衛権のときもそうだが、公明はズルズルとアベの思想に洗脳されていつの間にか自民に丸め込まれてしまった。北側の苦悩に満ちた顔が忘れられない。
公明にブレーキ役としての淡い期待を抱いた自分がバカだった。頼りになんかまるでならなかった。
どうせ改憲でも自民に丸め込まれるんだろう。
民進、「統一会派を私たちがどうしても3党一緒に作りたい。アベ一強政治にストップをかけて民進党の再生を図りたい」
希望、「野党がバラバラでは国会論戦自体がまともなものにならない。統一会派の協議が行われているわけでありますけど、先ずはそれをしっかりと見守りたい」
民進が立民と希望に「3党で統一会派結成」を呼びかけていることについて、立憲民主党の枝野は、
「希望の党とは理念・政策が異なるということで我が党が設立されたという経緯があります。固まりとしての希望の党と合併をしたり、或いは統一会派を構成したりすることはありません。3党という統一会派の呼びかけについては、我々としては終わった話だというふうに思っています。我々を巻き込まないで頂きたい」
立民、一本筋が通っている。民進・希望、まあ、解党した方が良いんじゃないのか?
*相撲協会の臨時評議員会が開かれ、貴乃花の理事解任を決議した。理由は、事件を協会に報告しなかったことと協会の事情聴取を拒否し続けたこと。
評議員議長、「公益法人の役員としてはおよそ考えられない行為であり、役員義務に大きく違反していると思います」
「相撲道は礼に始まって礼に終わると言われております。貴乃花理事の本件に関する多くの行為・言動は明らかに礼を失していたのではないか。特に上司かつ先輩でもある八角理事長が何度携帯電話に電話しても、全く対応なく、折り返しの電話もないというのは著しく礼を欠いていたのではないかと思います」
「(貴乃花は)理事解任の決議を厳粛に受け止め、真摯に反省し、今後は協力しあい、礼をもって行動していただきたいと私は切に希望しています」
今回の決定に対して巷では色々な意見がある。人の考え方はそれぞれであるとは思うが、「何で被害者側である貴乃花が処分されなければいけないのか」「貴乃花に対する処分は重すぎるのでは」という意見には自分は組みしない。
貴乃花は高ノ岩の師匠であるからといって、理事・巡業部長としての立場を無視・放棄してよいという理由はどこにもない。
そればかりか、協会に事件の報告をしなかったことについて貴乃花は、「高ノ岩の被害届を警察に出したときに、警察の方から協会に連絡して下さいと頼んだので、自分は報告義務を十分に果たしている」と弁明しているが、これは弁明というより、むしろ嘯(うそぶ)いていると言った方が適切であり、こんな訳の分からない説明を一体誰が納得すると思っているんだろう。
情けない限りだ。
また、「他の部屋の力士だったら協会に報告したかもしれないが、自分の弟子だったので調べてからにしようと思った」とも言ったが、「他の部屋だったら」とは何事だ。自分の立場を忘れ、協会をも無視する実に自分勝手な発想であり、全く説得力がないばかりか、よくもまあ平気でそんなことを口に出せるなと呆れかえるばかりの実に子供じみた発言である。
しかも、殆ど“黙秘”を貫き通した。協会からの連絡も無視した。
横綱としての言動には他の力士より更に厳しい人格者としての振る舞いが求められる。
相撲協会の理事としての言動にも人格者としての振る舞いが求められるのは当然であるが、一連の貴乃花の言動に人格者としての振る舞いを見出すことは困難である。
今後、貴乃花が再び理事に立候補することが考えられるという。評議員会の議長がいみじくも「厳粛に受け止め、真摯に反省をし」と言ったが、貴乃花は先ずは自分の犯した“罪”を反省しなければならない。
その上で、理事を再びやりたいのであれば、理事になって自分のやりたいこととか、相撲協会のあり方とか、相撲部屋のあり方、師匠と弟子のあり方など、自分の思っていることを正々堂々と表明して皆からの賛同を得ることが必要と考える。イジイジと隠れながら、コソコソと逃げながら、何も言わずにまた理事になろうなんて努々(ゆめゆめ)思わないことだ。
正々堂々としなければ、それは政治家と何ら変わりがない。
*一方の元日馬富士、簡裁から罰金50万円の略式命令を受けたとか。(やっぱ50万だった)
日馬は加害者であり、してはいけないことをしてしまったが、事件後の言動は実に潔く、真摯に事に当たり、素直に反省をし、逃げも隠れもせず実に正々堂々としていた。
改むるに如くはなし(あらたむるにしくはなし)。過ちに気づいて改めるのであれば直ぐにやるのが一番よい。素直に反省し改めるべきは貴乃花も同様だ。
真摯な反省なくして、理事の道はない。
ただ今までの貴乃花の言動・態度を見ていると、貴乃花が真摯に反省するかどうか、かなり疑問を抱かざるを得ないが・・・
それと理事にもう一度なりたいと思う前に必ずやらなければならないことが一つある。
師匠として、高ノ岩を無事土俵に戻すこと。
貴乃花は、肉体的な被害の何10倍もの精神的ダメージを高ノ岩に与えてしまった。だから師匠である貴乃花には高ノ岩を復帰させるべき義務がある。
相撲事件、今日で一区切りついたようにも思えるが、まだまだ尾を引くような気がする・・・