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迷える古羊、どこへ行く/スガ、万策尽きる

2022-08-08 09:49:02 | 日記

●9月1日(水)
★昨夜、スガは来週の前半に党役員人事を行い、それに合わせて一部閣僚も交代させるのではという噂が流れてきた。
それと同時に、既に決まっている9月17日の総裁選告示の直前、9月中旬には衆議院を解散して、10月に総選挙を行い、自民党の総裁選は衆院選の後に先送りするのではないかという観測も流れた。

ところが、ところが、スガは「今は解散できる状況ではない」として、総選挙後の総裁選との観測を否定した。自民党内の一部からも、そんな滅茶苦茶なことは許されないとの批判が出たからということらしいが、当然である。スガが総理を続投するための謀略でしかない。
噂を否定後、スガは「新型コロナ対策を優先する」と神妙に述べた。

スガは二階とチョロチョロと会って、表向きは、コロナ対策を話し合っていた、経済対策を話し合っていたなどと言っていたが、それも多少はあるのだろうが、実際は、スガ自身が首相を続けられる策略を二階と一生懸命に練っていた訳である。
西村コロナ対策大臣自身が「9月12日に解除は難しい」と言っていたその期限で緊急事態宣言を“無理矢理”に終了させ、その“成果”をもってして衆院解散を強行しようとしたとも考えられる。

また、この時期に役員人事だ内閣改造だなんて言い出したのは、党・内閣の顔ぶれを新鮮なイメージに変えることで、ただでさえコロナ対策の失敗で支持率が凋落のスガ内閣の人気を盛り返そうという、実に幼稚な策である。

とにかく、総選挙後の総裁選との噂を、昨夜自らが意図的に流したものの、党内の反発が予想以上に大きかったので、一夜開けて慌てて否定せざるを得なかったとも考えられる。

もう、レイムダック、政権の終末期状態の様相を呈している。

今回のことでも明らかなように、スガは顔に似合わず権力欲に凝り固まっていて、その執念深さには驚く。

★ブログ、9日分更新。

★外は何となくドンヨリとしていて涼しい。長袖を着る。
雨が降る前に出掛けてきちゃおう。
通帳記帳。
社会福祉協議会(社協)の前を通りすぎて、急遽、榎町のスーパーに行くことにした。
高田馬場に戻ってきて、社協で報告書用紙をもらった。昨日来ていた書類の中に報告書用紙が抜けていたので。
スーパー2軒。1ヶ月半くらいか、もっとか、ずっと在庫がなかった小麦外皮(ブラン)のシリアルがようやく棚に並んでいた。
100均。
新大久保のスーパー。遠くにある榎町のスーパーに運動を兼ねて行ったが買い忘れた物があったので、系列店に来た。
診療所は12時を過ぎて昼休みになってしまった。

★帰宅。
今日はまだちゃんとした食事をしていない。シリアルの袋を開け、スプーンですくって少し食べた程度。

★2時半、小雨のなか今度は歩きで(重りは着けた)、まず社協の報告書を投函し、診療所で区の健診の申し込み。10月1日が最短だった。
家の近くのスーパーでトイペ他。

★今日の昼間の気温は21~22度ほどだったらしい。

★新型コロナの感染者数の累計が、150万人に達したとか。
最初の50万人は去年1月から約1年3ヶ月ほどかかったが、次の50万人は4ヶ月弱、そしてその後たった26日間で50万人が感染したことになる。
26日間、平均すると毎日約2万人の感染者数となる。

今日の東京の感染者数は3168人で、10日連続で前の週の同じ曜日より減少しているとか。大阪は3004人で、初の3000人超え。
全国では、2万31人。重症者は2092人で、昨日より18人減少したが、昨日までは1ヶ月以上もどんどん増え続けていたんじゃないかな。死者は71人。第5波以降では最多の死者だとか。7月下旬には死者数が1桁の日も何日かあった。

どうなんだろう、全体的には今までのような勢いは多少薄れたかにも見えるが、まだ高レベル。
医療体制の逼迫も相変わらず続く。

★昨日までは夜中もずっと扇風機を点けていたが、さすがに今日は一回も点けなかった。9月に入っていきなり秋みたいな気温。これから数日は涼しいとのこと。

●9月2日(木)
★アメリカ軍は8月30日にアフガニスタンのカブールから完全に撤退した。アメリカ軍はアフガンから航空機により民間人12万4000人以上を退避させたとか。

日本は、日本人1人(27日)、アフガン人12人、同じくアフガン人14人(26日)の救出をしたとされていた。

また、日米以外でも、カナダ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・スウェーデン・ベルギー・デンマーク・オランダ・トルコ・カタール・UAE・オーストラリアの国々については、最低でも1000人、多い国では数万人をアフガン国外に退避させたそうだ。

まあ、アメリカと比べるのは無理かもしれないが、それにしても、その他の国と比較すると日本は何という少なさなんだろう。4機もの飛行機を送り込んでおいて、日本人の救出はたったの1人ですか。
しかも、日本が救ったと発表した12人の日本大使館勤務のアフガン人スタッフと思われる人たちは、日本機で脱出したのではなく、実際はイギリス軍機に乗って脱出したのだという話を聞いた。
更に、26日に脱出させたというアフガン人14人については、アメリカ軍に頼まれて運び出したアフガン人だという。折角日本から派遣された自衛隊機(3機)と政府専用機(1機)は、もしアメリカ軍から14人を運んでくれとの依頼がなければ、結果的に1人の人間しか運んでないことになり、その14人を含めても15人しか運んでないことになる。
他の国と比べたらほとんど何もしなかったのと同じ。何をやってもダメな日本政府、ということを世界に向けて露呈させた。日本人として何とも恥ずかしい。

「いや、日本はバス20数台に邦人とアフガン人を乗せて空港手前まで来たことは来たんだけど、たまたま空港近くで自爆テロがあったので、バスはやむを得ず引き返さざるを得なかったんだ」という意見もあるかもしれない。

ただ、
8月15日 カブール陥落
     ・日本大使館閉鎖
8月17日 日本大使館員を
       英軍が救出
8月23日 自衛隊機派遣決定
     ・在外法人等の輸送命令
8月26日 日本人等脱出失敗
     ・既に多くの国々が救出
       作戦の完了を発表
8月27日 日本人1人救出
8月30日 米軍完全撤退
8月31日 自衛隊機撤収命令

となっていて、そもそも自衛隊機の派遣を決定したのが遅すぎた。カブール陥落から1週間も経っていたし(その時点で多くの国が多くの人を退避させていたし、日本大使館員を助けてくれたのはイギリス軍であった)、バスの手配にしたって他の国に先を越されてヤットコサで確保したと聞いている。カブール陥落後に素早く自衛隊機派遣を決めていれば、20数台分の人たちが無事に救出されていたに違いない。

政府の対応が後手後手に回ったということ。新型コロナ対応でも後手後手に回りまくっていた。日本政府は何をやってもダメ。

日本人・関係アフガン人の救出は、今後はタリバンとの交渉に委ねられる、とのこと。

☆アフガンのタリバン幹部、「女性は政権に入るかも知れない。省庁などの半数は女性だからだ。ただ、新しい政権ではトップの地位に女性はいないかもしれない」と述べ、主要な閣僚ポストには女性を登用しないであろうとの見通しを示した。

タリバンは女子教育に否定的で、今後どの程度女性の権利を認めるのか、注目されている。

思うに、タリバンは女性の権利については非常に否定的だと言われているわけだが、それじゃ日本は男女格差のない男女平等な国だと果たして言い切れる国なのだろうか。

閣僚に関して言えば、日本だって重要な閣僚ポストに女性が登用されているわけでもないし、今のスガ内閣では、20人かそこらの大臣の内、女性は法相とオリパラ大臣くらいなもんじゃないかな。

IPU(列国議会同盟)は、女性が議会(下院)の議員に占める割合のランキングを発表しているが、今年1月のランキングでは、
アフガニスタン  71位
日本      166位
となっている。

この先、タリバン政権が女性の国会議員についてどのような対応をするのかは不明だが、「166位」ということは、これだけでも日本が世界で最も女性が“虐げられた”国であるという証明でもある。
日本は女性が生き生きと活躍している国だと思われているが、国際的・客観的にはとてもそうだと言える状態ではない。

自民党も政府もアベも女性の地位向上なんて口では言っているけど、内心ではその気は全くない。
女性の地位向上に関してタリバンと日本の違いは、「否定的」であるか「消極的」であるかの差でしかない。

「166位」・・・

★8月31日の夜になって流れた「スガは自民党総裁選の直前に衆議院を解散して、総選挙の後に総裁選を先送りする」との情報は、全くでたらめの情報というわけではなかったようで、やはりスガと二階の話し合いの結果だったそうだ。二人の側から意図的に情報を流した。
しかし、さすがにこれは自民党内からも反発が強く、そのためスガは一晩でこの考えを撤回せざるを得なかったが、その時に言ったのが「前からコロナ最優先であった」である。

何が「コロナ最優先」だ。聞いて呆れる。二階と策を弄(ろう)した末の「政権続投最優先」ではないか。悪知恵を撤回するために思い付いた言い訳が「前からコロナ対策に全力で取り組んできたし、これからもその考えは変わらないし、解散総選挙なんかこれっぽっちも考えてませんよ」である。

スガの顔を見るだけでムカついてくる。

☆スガは長くはないんじゃないかと思ったら、今日も二階に会って、自民党の総裁選に立候補することを確認したとか。

スガは小泉の息子とも4日続けてチョコチョコと会っているとか。再選のため、人気のある小泉の力を利用しようということなのか。

溺れる者は小泉をも掴む。

☆自民党総裁選に立候補を表明している岸田が、「岸田文雄への意見ボックスを開設しました。是非多くのご意見を承りたいと思います」

まあ、そういうことが悪いとは言わないけど、総裁選に立候補したからといって急に開設しても、何か嘘っぽいというか、付け焼き刃的というか、思い付きというか、人気取りのためのアイディアじゃないかとか、とにかく何か胡散(ウサン)臭い。

今まで首相でなくたって有力な立場にいた人なんだから、この情報化の時代、意見箱を開設することくらいいくらでも出来たはずだ。

★今日はチャリは無理か。傘はささなかったが、弱い小雨の中を歩いて新宿へ。
新宿駅西口地下1階、ゴディバの売店の前から地下2階の小田急地下食品売り場へ降りていく階段がある。今日はなぜか閉鎖中で、別の入り口への案内図が示されていた。その案内通りに行くと、「ここは出口専用です」とかなんとかいう張り紙。「入り口はあちら」、と。
こういうの嫌い。なぜ、“入れない入り口”に導いたのか。自分だったら最初から“入れる入り口”へ行く順路の案内図を出しておく。
母から頼まれた魚の粕漬けとヒレカツを買い、京王線で実家へ。外は相変わらず小雨。

実家に着いて、テーブルや椅子を並べ来客の準備。父が以前から取引している証券会社の人が来た。自分は特にいなくてもいいと思うけど、それでも両親とも話がよく分からないというので、おまけの立ち会い。何だかんだで2時間くらい。

帰り、ビックカメラにちょこっと寄って電球など。
イエまで30分ほど歩きで、途中ちょっと傘をさした。チャリでも何とかなったかもしれないけど、ま、良いか。

★池袋で一昨年起きた暴走車による自転車親子死亡事故の1審判決で、禁固5年の判決。

被告は元通産省幹部で、現在90歳。
「ブレーキとアクセルと踏み間違えた記憶は全くなく、車に異常があったと考えられる」

う~ん・・・

一方、被害者の遺族(夫)は、「1審・2審・最高裁と、この不毛な争いを続けるより、交通事故を1件でも少なくする方法を考えることが大切。被告は素直に罪を認め、控訴しないでほしい」というようなことを訴えたらしい。

妻と娘を事故で失った夫であれば、被告憎しの気持ちは当然大きいだろうが、そこを堪えて語る言葉には重みがある。

元官僚は、「ブレーキとアクセルと踏み間違えた記憶は全くない」とは言うが、これはただ単に「踏み間違えた記憶がない」ということであって、「間違いなくブレーキを踏んだ記憶がある」とは言っていない。
「車が故障したんだろう」と事故の原因を車のせいにしたが、検査の結果、車には何の異常もなかったとのこと。
やはり何というか、仕事以外であっても官僚っていうのは、エリート意識が強くてプライドも高い。政治家同様、自分の間違いを絶対に認めない人たちだなあと思う。

90歳なので可哀想だとは思うが、夫の言うように元官僚は控訴せず素直に刑務所に入った方が良いと思う。あと2~3年頑張れば、晴れて自由の身で往生できるかもしれない

★明仁上皇、最高齢タイ記録だそう。(87歳8ヶ月プラス何日)

神武と、仲哀を除く5代から仁徳(16代)まで、計12人の天皇(実在したかどうかは不明)は100歳を超えて長生きしたという「物語」を信じている人は、いくら天皇陛下万歳の人であってもまさか誰もいないと思う。

因みに最高齢タイは裕仁(昭和天皇)。
お市の方(信長の妹)の孫である徳川和子(まさこ)が嫁した後水尾天皇は84歳。

●9月3日(金)
★東京都が開設した若い人向けのワクチン接種センターは、初日は先着順で受付をしたが、想定を遥かに上回る人数が押し掛けて大混乱、翌日からは抽選券配布方式に切り替え、そして明日からはオンライン抽選に切り替えることになったそうで今日から受付とか。

☆ワクチン接種を2回行った人には、何か特典を与えたらどうかという意見があって、個人的には賛成みたいなことを述べた記憶がある。ワクチン接種は個人の自由である。中には事情があって打ちたくても打てない人もいるだろう。そういう人たちからすればワクチン特典は不公平だということにもなりかねない。

ただ一方で、昨日、プロ野球のソフトバンクは、はじめは無観客の予定であったが、ワクチン2回接種か1週間以内のPCR検査で陰性であれば、そういう人に限定で入場・観戦できることを決めたそうだ。

また、都内のあるホテルでは、2回接種証明の提示で割引を受けられるようにしたとか。
ある飲食店では、2回接種証明の提示でドリンク1杯目は1円で提供するとか。

まあ、当然そういう動きもあるであろう。ただ、自分はそもそも日常の買い物以外で外出して何かするということはほとんどないので、あまりそういう特典の恩恵に与(あずか)るということはなさそうだ。

★山田美幸選手(14歳)に感動。
彼女には両腕がない。脚にも障害がある。
パラリンピック競泳女子背泳ぎ50メートルと100メートルで銀メダル。腕がないから脚で水を蹴るだけ。パラリンピックで日本史上最年少のメダリストとなった。

彼女の座右の銘は、
「無欲は怠惰の基である」(渋沢栄一)だそう。

山本、「何事も真剣に取り組むと、欲が出てきちゃうと思うんです。もっと上を目指したいとか。なので、別にメダル取りたいとか欲が出ることは、悪いことではないと思って、自分の欲に素直に従って、全力で取り組んでいきたいという思いを込めました」
14歳とは思えないくらい立派な受け応えであった。

自分なんか、無欲そのもの、毎日惰性で生きているだけ。

山本選手、将来は外交官を目指すとか。是非夢が叶うことを祈っている。

★スウェーデンのABBA(アバ)が40年ぶりとなる新曲を公開したそう。4人揃って活動を再開し、新曲だけのアルバムも予定しているとか。大分前に同じようなことは聞いたような気もするが、きっとコロナで延び延びになっていたんだろう。

★12時、3人集合。今日は鳴かず飛ばずであった。

西西 一一二二三三 五 七八九 他1枚
(西はオタ 一~九は筒子)
で、四筒か六筒が来れば高めツモで、立て混・ピンフ・ツモ・一気通貫・イーペーコーの倍満にもなり得るなあと思っていたら、二筒と一筒を続けて持ってきた。

待ちは西と三筒。
西か三筒をツモれば、立て混・ツモ・三暗刻で跳ね満、
西でロンなら6400点。
三筒ロンで、立て混・チャンタ・イーペーコーで跳ね・・・
西切りという手もあったけど、とにかくテンパったので五筒を切ると、それでロンされた。

まあ、今一の時っていうのは得てしてこんなもんだ。

四筒か六筒を持ってくれば何てことなかったのに。

「麻雀はアガる当たるは紙一重」、「ツキが7割」 これが自分の麻雀格言。
ただし、いくら「ツキが7割」といっても、ツキがない時にいかにして凹みを最小限に抑えるかは、やはり勉強が必要だ。「ツキ+実力」の割合をいかに伸ばすかだ。

★皆が帰ってテレビを点けると、何っ! スガは党総裁選には立候補せず9月末で首相も辞めるだって! 週明けに考えていた党役員人事も当然なし。

コロナ対策に専念したいとか。両立はできないのでどちらかにすべきだとも。

スガの生き残りをかけた闘いは、それこそ闘いが始まる前(立候補正式表明前)に終わってしまった。「コロナ対策に専念する」は見苦しい言い訳のようにも思えるが、スガが敗残兵だと考えれば憐れで悲しい最後の一言にも聞こえる。

8月30日 スガは二階に、幹事長を辞めてもらうかもしれないみたいなことを伝えたらしい。二階も「遠慮せずに人事を行ってほしい」と応じ、幹事長交代を容認。

8月31日夜~9月1日朝 「来週前半に党役員人事を行い、閣僚の一部も交代させる」、「既に決定していた9月17日の総裁選告示の直前、9月中旬には衆議院を解散して、10月に総選挙を行い、自民党の総裁選は衆院選の後に先送りするのではないか」との噂が流れた。

9月1日午前 しかし、この噂に対しては自民党の内部からも強い反発が起こり、スガはこの考えをアッサリというか、慌てて取り消した。この時も、「解散できる状況ではない。コロナ対策を優先して取り組む」とか何とか言っていた。

9月2日 スガ、二階に「再選を目指して総裁選に出馬する」と伝える。

9月3日午後1時 総裁選不出馬と首相辞任を表明。

スガの記者会見、
「え~、先程開かれました自民党役員会において、私自身、新型コロナ対策に専ニン(専念か?)をしたい、そういう思いの中で、自民党総裁選挙には出馬しない、そうしたことを申し上げました。
総理大臣になってから1年間、まさに新型コロナ対策を中心とするさまざまな国が抱える問題について、全力で取り組んできました。
そして、今月17日から自民党の総裁選挙が始まる予定になっております。私自身、出馬を予定する中で、このコロナ対策と選挙活動、こうしたことを考えた時に、実際莫大なエネルギーが必要でありました。
ま、そういう中で、やはり両立はできない、どちらかに選択すべきである、国民の皆さんにお約束を何回もしております新型コロナウイルス、この感染拡大を防止するために私は専ニンをしたい、そういう判断をいたしました。
国民の皆様の命と生活を守る総理大臣として、私の責務でありますので、専ニンをしてやり遂げたい、このように思います」

何だこれ。バカも休み休み言え。二階と一緒になって散々首相続投への画策を続けてきたではないか。それを何を今さら「コロナ対策に専念する」だ。ワクチンがどうのこうの言うかもしれないが、スガはコロナ対策を後回し後回しにしてきた張本人ではないか。それこそ今年に入ってから8割9割は「宣言」「蔓防」が出っぱなしであった。

「コロナ対策に専念する」は見苦しい強がり・言い訳にしか聞こえないが、スガが敗残兵だと考えれば憐れで悲しい最後の一言、「スワン ソング」にも聞こえる。

大体、「コロナ対策と選挙活動」とか言っているけど、スガが言うところの選挙活動とは、凋落した自身への支持率と選挙戦不利の中にあって、対抗馬(下村)を策略で潰し、奇策、すなわち、二階には幹事長を降りてもらい、この時期に役員人事と閣僚入れ替えを行おうとした。更には小泉や河野を重用して国民の期待を取り戻そうとし、決まっていた総裁選の前に衆院解散・総選挙、総裁選は総選挙の後に先送り・・・
これがスガの言うところの総裁選選挙活動である。

本来選挙活動というのは、特にスガの場合は1年間首相をやって来たのだから、自分の実績をアピールして、これからのヴィジョンを示せば良いだけのことであるが、スガには悲しいかな、実績というものがほとんどない。

スガが首相就任の時に宣言したのは、新型コロナ対策に最優先で取り組むということであった。
コロナ対策で最も重要なことは、医療機関や保健所などの業務が混乱しないこともさることながら、何よりも重症者を出さず死者を出さないことである。全く出さないことは無理だとしても、少しでも少なくすることである。
しかし、スガが総理になってすぐ、11月後半くらいから新型コロナによる死者数はジワジワと増えていき、12月には50人60人、ついに「宣言」が出され、1月後半には100人も希ではなくなり、医療逼迫で自宅で亡くなる未治療死も多数発生。4月~6月、一番多い日には死者200人だ。

スガが首相になって1万5000人くらいはコロナで亡くなっているんじゃないかな。だとしたら、1日平均40人は下らないだろう。
「国民の皆様の命と生活を守る総理大臣」とは、よくもまあ臆面もなくそんなことが言えたものだ。

熾烈な権力闘争の末、というか、スガが早くも脱落しただけだが、辞めていくに当たって、自分の過ちを認めないばかりか、最後に少しでも自分の価値をつり上げておこうなどと実に腹の立つ言動である。

アベ、「私が体調を崩して首相を辞任した時に、スガ氏が立派にやってくれて感謝している」
まあ、いい気なもんだ。アベは「桜」や「黒川」等多くの問題をウヤムヤにしたまま、そして何よりも面倒な新型コロナ対策を半ば途中で放り投げた形で、体調を崩したとの理由で、サッサと引っ込んでしまった。天下を取ったつもりのスガであったが、何のことはない、アベにババを引かされてしまった。

アベがあのまま首相を続けていたら、第3波・第4波・第5波の感染拡大にアベ自身が向き合っていかなければならなかったわけで、スガのような支持率低下も十分にあり得たわけだ。
泥をかぶらずに済んだアベとしては、そりゃスガには感謝もするだろう。

最近毎日のようにスガと会って親密さを示していた小泉は、
「残された時間、(首相が)批判されるべきことは一杯あると思います。もっと総理の言葉で語っていただきたかったですし、国民の皆様のご批判も、その通りのこと、一杯あります。だけど、スガ総理でなければ出来なかったことが多かったことは間違いありません」
そして「こんなに働いた政権はいないが、総裁選でボロボロになってしまったら、正当に評価されないのでは」というようなことも。
一方で、「総裁選挙の先送りは絶対に許されない。衆議院の解散も大義がなく、もし踏み切れば首相も自民党も終わる」と言ってスガを諭したとか。
スガが小泉に諭されたのか・・・

小泉は、スガを誉めているんだか貶(けな)しているんだか。

まあ、いずれにせよ「国民の批判がその通りであったことは一杯ある」と、小泉がスガの失政を認めたことには間違いない。

NYタイムズ、「スガ首相は、歴史的に不人気な政権を救おうと何日も費やした後、急な判断を下した」
スガが裏でコソコソと策を練り悪知恵を働かせたことは海外でもお見通しだ。

不人気なスガの続行が決まれば、来る衆院選で自民党が敗北するのではという“期待”があったが、スガ不出馬で期待は裏切られた。他の誰が首相になってもスガよりは衆院選を闘えるだろう。

スガ、ワクチン接種は世界からは出遅れたものの、最近はなんとかやっているようだが、他のコロナ対策はほとんど小泉言うところの「国民の批判」ばかり。
死に体のスガよ、総裁選やら何やらでコロナ対策どころではないと思うけど、今月一杯、せいぜい約束通りコロナ対策に全力を尽くしてくれ。

★全国の新型コロナ感染者数は1万6738人、重症者数は2221人で昨日より63人増えて過去最多を更新。死者も63人で高水準。

●9月4日(土)
★今日もドンヨリ、今にも雨が降りそう。
チャリで買い物他。新宿ペペの100均にも。あと、歯医者の予約。(歯石取り)

★渋谷の若い世代向けワクチン接種会場は、初日である8月27日の大混乱を受けて、翌日からは抽選券配布方式に切り替えたが、それもわずか1週間ほどで今日からはオンライン予約に切り替えたそうだ。それはそれで、わざわざ抽選に外れるために渋谷まで電車賃をかけていく必要がなくなったので良いと思う。
オンライン予約に切り替えたということは、昨日までの抽選券配布方式においてもまだ人が大勢集まって来ていたんだろう。最初からオンライン抽選にしておけば良かったのに、ということになる。

因みに、今日の倍率は21倍あまりだったそう。21倍! 接種したくても地元では予約が出来ない人が大勢いると聞くが、渋谷に何回か無駄足を運んだ人も多いということになる。

★新型コロナ感染者数、全国では1万6012人で、重症者数は今日も最多記録を更新、死者は60人。

●9月5日(日)
★今日も何となく天気は良くない。
今日も「大河」の放送なしかぁ・・・

★「大河」の放送をなしにした“にっくき”パラであるが、でも、みんな一生懸命だし、素晴らしい場面もいくつかあった。特に印象に残るのは50歳のオバさんとか、14歳の水泳女子とか。

で、昨日のボッチャ団体3位決定戦で、ルールはよく知らないが、日本はあと3球を残して勝利を確実にしたそう。ところが、チーム4人の内の藤井選手がまだ1球も投げていなかった。そこで、キャプテンの杉村選手が、「せっかく出場したんだから、あなたも投げなさいよ」という意味を込めて、目と顔で藤井選手に合図を送って促したように自分には見えた。
藤井選手は、嬉しくて感動したのだろう、しばらくうつ向いていたが、あげた顔からは涙がこぼれていた。藤井選手は勝敗には関係のないところに1球を投げた。
杉村選手は何て優しい人なんだろう。

藤井選手、「皆さん有り難うございましたという気持ちで投げさせてもらいました」
4人のチームワークで勝ち取った銅メダル。

こちらももらい泣きしてしまった。でも、自分が泣いてしまうのは鬼の目にも涙というやつだ。自分には杉村選手のような優しさなんて、その欠片(かけら)もない。自分の子供にさえ全く親らしいことは何もしなかった。いくら慚悔(ざんかい)してもしきれない。この気持ちは死ぬまで続く。

自分は自己中で生きてきたし、これからも変わらないだろう。
どうして同じ人間なのに自分はこうも最低なんだろう。

パラで痛感する。

★午後、チャリであちこち。
近所のスーパー。
大久保、新大久保。
ドンキ明治通り店。
諏訪町交差点のホームセンター。
高田馬場のスーパー。

高田馬場駅前ガード下でビルマ人10数人が反軍事政権活動を行っていた。1000円。

★オリンピック・高校野球・パラリンピック、ようやく終わったようだ。ようやく、平常に戻った。が、新型コロナは相変わらず続く。