ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

四国絵の展示会に向かって1

2023-02-18 20:56:52 | お絵かき

平成28年に四国の八十八ヵ所の巡礼を行いました。
俗にいう四国巡礼ですね。

当初は自転車で回ろうと計画していたのです。
元気なころはね。
でもねえ、いっしょに回ろうとしていた
友達が大病にかかりました。
ああ、これで巡礼はまあムリかなあ
と思っていたのです。
ところがその友達の
「何とか八十八ヵ所を回りたい」
という気持ちはとても強かったようです。
彼の気持ちなんですが
空海さんに引っ張られていたような感じです。

余命なしの宣告もうけているので
自転車巡礼はもう無理だけど、
旅行社のツアーでもいいので
回ろうと言って来はったのです。

これにはもう大賛成で飛び乗りました。

病気と真剣に向き合う彼の気持ちは
とてもすごいものはありましたが、
それにもまして八十八ヵ所を
回りたいという彼の気持ちは
もっと強烈に強かったということですね。

その後、毎月、彼が計画を立てて
旅行社に申し込んでくれましたので、
万難を排して実施することになりました。

お参り時には、家内安全、健康長寿を
祈るとともに、この巡礼で
彼の病気が好転したらなあと、
これも静かに祈っていました。

おかげで、そんな彼の情熱も加えて
巡礼時の彼の行動は驚くべき元気さで、
一泊時には酒も結構飲んでいましたね。

なんと巡礼バスの中でも、
他のツアー客の冷たい目線に耐えつつも、
「とりあえず今回もちゃんと回れたねえ」
と言葉を交わしつつ二人で
乾杯をしたりもしていました。
友達もこんなに元気でツアーができてよかったねえ、
という気持ちを抱いていたとおもいます。
doironだってそうなんです。
実はこの巡礼の一年前に、
doironも脳梗塞を発症していたのです。
幸いジム友たちのおかげで
素早く入院したので、
後遺症もほとんどなく、
9日間入院しただけで、
見た目はほぼ普通のおっさんに
戻ったのでした。たぶん(笑)。

なので再発にさえ注意すれば良く、
投薬も続けながら、巡礼も続け
空海さんにこんにちはと
言い続けていたのであります。

日々の暮らしも順調です。
もちろんこれまでと一つだけ違ったのは
運動量ががっくり減った
ということくらいでした。

そんな風に自分の中に
病を抱えている二人だったのですが、
巡礼ツアーではバスで乾杯するほど
こんなに元気に旅していたのです。

これだったらもし自転車で回っていても、
短期間でつないだりしながら
ゆっくり加減すれば、
全部回れたんじゃないか
思ったりもしましたね
絶対ムリだったろうけど。

でも空海さんは巡礼時には
そんな二人にとても元気をくれるとともに、
doironにとってはすごい1年を
提供もしてくれたのです。
それはこのツアーをもとに
巡礼関連の絵を描かせてくれる
という機会をプレゼントしてくれたのです。

そのきっかけは単純でしたが
考えようによっては
とても奥深いできごとでした。

逆回りの巡礼なので
最初に行った八十八番札所の大窪寺で、
なぜかあの沢山の石仏の絵を
描いてみようと思わせてくれたのです。



それを描き、それをきっかけに、
なぜか一つのお寺で一枚づつ絵を描こう
という気持ちになっていきました。

doironはこの時点で退職して5年。
ようやく少しづつ絵が描けるかなあという
感じになっていたのですが
まだまだ迷いがあります。
そんな状態で行った寺を描くには
何を描けばいいのかな
というところから始まりましたね。

そして何とか描いていくにつれ、
水彩絵の具のこまかい取り扱いも
勉強していきました。
そんな機会をしっかり与えてくれたのです。

もちろんそれに伴い巡礼ツアーも
どんどん充実してゆきました。

そうしてできた八十八枚の絵は、
さほど上手な作品とまではいかなくても、
doironにとっては、そして一緒に回った友達に
とってもとても貴重な絵群になったわけです。

これは一つ記念に残さなきゃ
という熱い思いで、平成30年に
自分の家で展示会を行いました。

知り合いに告げて、
たくさん見に来てくれましたね。
友達もとても喜んでくれました。

しかしその友達も、巡礼後に亡くなって
しまったのですが、
幸いdoironは生きています。

この絵のことを少しでも、
世間の人にもっと広く見てもらおうと考え、
ついに昨年絵つぶやきの展示会を
やった喫茶店で展示しよう
という事になったのです。
まあそういう意味では彼もまだ
心のどこかで生きているのかもしれませんね。



初めての四国のお絵かき展開催。
ではそのために何をすればいいでしょう。

続く

コメント
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