ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

和歌山ウロウロ三昧6

2023-02-06 20:53:19 | 旅行


ちょっと、他の話題で飛んだ和歌山旅ですが
再会していくことにしましょう。

ーーーーーーー

前回、国道沿いをどんどん南下していこう
と書きましたが、
串本を過ぎると方向が変わります。

これまで西の方にあった海が、
ここからだと海は東の方になりますね。
紀州灘から熊野灘に変わっていきます。
なので道は海ぞいを北上していく
ことになるのです。

にぎやかな街の中を走ってゆき、
すこし景色が開けてきたら
右の海の方に岩が
いろいろ立っているのが見えてきます。



これです。



ああ、まるで石が橋脚のように
一直線に並んでいますねえ。
そうです。
あの有名な景勝地「走杭岩」です。

ああ、ここも首藤さんたちと
見学しましたねえ。
あの時の旅は退職者サミットと
名づけていました。
紀伊半島を一周して
勝浦と伊勢でうまいものをいただく旅。
みんな長かった仕事のことを
振り返りながら、
幸せな退職者生活にしようねえ
と励ましあった旅でしたねえ。

あの時の走杭岩は、
もっと引き潮でしたね。



今日は全く海の中の砂浜に入れませんが、
あの時は下に降りて
見学していたのを思い出します。

よくもまあこんな石が
残ったもんやねと
喋っていた首藤さんの様子を
思いだします。

ここでお土産なんかを見ると、
クジラに関するものが
増えてきましたね。

doironの母親は、クジラの油である
コロが好きで、おでんには
いつも入れていたなあ。
そんなのも売っているし、
尾の身、ベーコンなんかも置いている。
そんなのを見ると、
いよいよ今回の旅の本命地である
太地に近づいてきたなあって感じです。

さらに北上してゆきましょう。

このあたりから、
海岸線にはごつごつと岩の塊が
あったりします。
なんか遠くに来たあって感じがしますねえ。
一人で旅をすると、
こういう感覚がいいもんですね。

そして道案内が太地を示し始めました。

でもねえ太地は明日行く予定ですから、
今日はもう少し先の勝浦を目指しましょう。

道は海岸線から少し山方向に
入ったりしながら、交通案内は
今度は進行方向に熊野那智大社
なんかを案内し始めます。

ああ、この辺りは何となく
熊野の香りがし始めるなあ
と思いだしたころ、
大きなお寺のところにさしかかりました。



「補陀落山寺」と書かれています。

ここは天台宗のお寺です。
海の南の方には極楽浄土がある
という伝説に基づき、
ここから船を出して、
南の方に旅立っていったという
僧が何人もいます。

江戸時代までで記憶に残っているだけで
20数回旅立っていったそうですし、
浄土を目指して民間人も
海に漕ぎ出していったそうです。

そんなお寺やなあと思って車を降りると、
中の方から「お参りされますか」
という声が聞こえてきます。

「は?補陀落へ行こうと思っています」
とこたえたら大騒ぎだったでしょうねえ。

「はい。少しお参りしていきます」
とこたえたら、
補陀落船の倉庫を閉めるから、
先に見ていきといわれました。

時刻は4時少し前でしたね。



あああ、この船で昔の人は
補陀落へと向かったのか
という船が再現されて置かれています。



この船に乗って、
周りから釘で閉じられるんだそうです。



30日分くらいの食料は
摘まれたんだそうですが、
南国の島まで持たなかった
んでしょうねえ。
なのでもう死ぬまで
帰れなかったんだと思います。



何かが何でも、極楽浄土に行きたい
と思った僧の気持ちは
どんなだったでしょうねえ。
希望と不安がいっぱいだったでしょうねえ。

初めてロングのトライアスロンに
出ようと、宮古島に向かう
飛行機に乗った時のdoironの気持ちも、
不安満載で、それに少しは
近かったかもしれません。



なんちゃって、
罰当たりなことを言ってはいけませんな。

続く

コメント
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