大仏鉄道が始まったばかりなんですが
今日はおやすみ。
絵つぶやきのことについて
ニュースを一つ書いておきます。
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昨日から梅雨に入りましたね。
雨の日が続くので、普段は
うろうろしている画伯doironも
お出かけもせずに
アトリエで忙しくなってきます。
そんな季節がやってきましたね。
さあでは何の絵を描こうかなあと
悩んでいるdoironに、
なんとS新聞から春に描いた
ミャクミャクの絵が12日に
掲載されることになったと連絡がありました。
うわー嬉しいですね。
これで梅雨が来て、
雨の日のお絵描き活動にも
いっそう励みが入るってもんです。
16枚目の新聞掲載です。
この絵のことについては
以前もブログで描きました。
もう少し書いておきましょう。
テーマのメインはあの万博キャラクターの
ミャクミャクです。
世界の歴史、伝統、文化などを
脈々(みゃくみゃく)と引き継ぐ
という意味を持っているそうです。
これを絵にするのですから、
こういう考えをできるだけ
損なわないようにしないといけません。
ミャクミャクの顔を大の里にしたり、
大谷のようにホームランを打たせる
などというあざとい絵で注目を引くぞ、
なあんてのはいけませんね。
いかにもキャラクターですから
デザインは大事ですね。
その辺は損なわないようにしましょう。
じゃどうしたらいいか。
ミャクミャクと世間の人に
思いを伝える絵にするには
どうしたらいいかと色々考えて、
悩んだのちに展覧会の案内なんかを通じて、
風神雷神に気づきました。
風も雷も我々の意志を超えて
脈々と人の世に降り注ぐ
というような感じを
それで表現しょうと思ったのです。
もうその時点で絵は頭の中に
浮かんでますね。
肝心なのは色合いです。
ミャクミャクの体の青い色、
顔の周りの赤い色は損なわないように
しないといけませんので、
パレットで慎重に色作りをしました。
もちろん顔の形や目の位置にも
慎重にしないといけないので、
それらも十分配慮をする必要があります。
ミャクミャクを細かいところまで分析し、
そうしてこんをつめてなんとか描き終えました。
周りにある雲でさえも、
原画の雰囲気を壊さないように
色、デザインを調節して書き込みました。
次に万博会場ですがこれはもう
雰囲気だけを出しましたよ。
大屋根リングとパビリオンの
ほんとの映像なんかを見ていると、
意外に緑が多かったりしたので
その辺は少し意識して描きました。
あと大屋根の下の一部が
海になっているのも
描いておきました。
あ、もちろんパビリオンの形なんかは
めちゃいい加減です。
そうして言葉に風ミャク、雷ミャク
とかけば完成ですね。
まあいろいろと思惑を
整理しながらやっと完成です。
で、ここで注意しないといけないのは、
本当の風神雷神の絵が国宝だってことです。
こういう昔の絵って著作権があるのかなあ。
所有権だけかなあと
かいろいろと考えましたが、
まあその辺はもし新聞掲載とか
するならそちらが考えてくれるでしょう。
で、完成した絵を投稿したら
見ごとに採用です。
S新聞の担当の人が、
とっても笑いながら
電話で通知してきましたよ。
あんなに笑ってもらったら、
doironの絵って笑いを基準に
選んでくれているのかなあ
なんて思ってしまいますね。
一方で、ミセスには
「国宝をこえたな」と
自慢したりしています。
ではあさっての朝、
くしくもこの日はdoironが万博に行く日です。
なんという偶然でしょうか。
絵の神様の粋な配慮ですね。
もしこの新聞を取ってない人なら、
是非コンビニに買いに行ってくださいね。
決して立ち読みしないように。
家の近所の公園で、
日曜日だけ朝イチがおこなわれます。
地元の人たちが作った野菜や果物を
そこで売ったりしているのですが、
意外に季節の山菜なんかも出てきたりして
結構重宝しています。
ふきのとうやタラの芽なんかも買いましたね。
で、先日ですが、山椒の実が売られてました。
段ボールに入れられて大量売りですね。
これは買いです。
我が家には、義母さんから一子相伝で
ミセスに伝えられた塩昆布や豆煮炊きがあって、
それに山椒の実が欠かせないのです。
大量に買ってきて,小茎を取って
料理に使います。
残ったものは冷凍にして保存しておきます。
なので先日はその小さな茎取りをしました。
手に、爽やかな山椒の匂いがこびりつきます。
そうして我が家は山椒をいただくのですが、
山椒の葉っぱもよく料理に使うのです。
炊き込みご飯やキムチに入れたり、
おかずの添え物風にも置いたりします。
その葉っぱは、実はdoironが山から
いただいた小さな株が、
なんとも今は大きくなって、
庭の片隅の日陰でくらしています。
50センチくらいにまで成長したなあ。
もしかしたらこれに実がつくように
なるかもなあとか言いながら
葉っぱをいただいたりしています。
で、実はそんな時に絵つぶやきの
アイデアが浮かんだりするのです。
山椒の実はあさイチものを眺め、
葉っぱは庭のものを眺めて描きました。
もし実がついたらどんな感じなのか、
ネットなんかでも確認しながら
書くことにしました。
この中で難しいのは葉っぱの様子です。
色の薄い葉脈に少し濃い色の
葉っぱという存在です。
水彩なので濃い青を塗ってから
薄い青の葉脈を塗り固めるのは至難の業です。
きっと何か方法が
あるのでしょうが、知りません。
そこでスケッチブックで
いろいろ試してみました。
あ~でもない、こーでもないと
いろいろ試してみましたが、
結局水彩絵の具で描くには、
先ず色を分けて葉脈と葉っぱを
細かく塗り分けた作品の一群でした。
そうして塗り分けた葉っぱに、
上から薄く緑を塗ればいいわけです。
二段階塗りですね。
それがまあ一番いい具合に
出来上がりました。
そしてそこには実をかきいれたら完成です。
大きさは少し小さめですが、
まあこんな感じでしょう。
それなりに山椒の感覚が出たかもしれません。
では言葉です。
いくつか考えました。
「山椒は小粒でピリリと辛い」
という言葉がありますが
「山椒は小粒でピリリとウマい」に
しようかと思ったのですが、
もう少しユーモアが欲しいですね。
で、実を描くときに思ったのを
採用することにしました。
それがこれです。
うんうんピリリと辛いのと
シャレが混じっていい感じの
味わいになったかなあなんて考えています。
朝市に並ぶ山椒の実を見て
こんな作品なんてまあ脳にはいいでしょうね。
最近、新聞やテレビのニュースを見ると
お米のニュースが満載です。
でもねえ、米ってなぜあんなに
高くなったんでしょうか。
流通の問題、他の物価の上昇
などもあるんでしょうけど、
でもdoironは勝手に思ってるんですが、
どこかでウハウハ儲かっている人が
いるんじゃないかなあ。
そもそも、そんなに値段が上がる
要素ってそんなにあるんでしょうかねえ。
なんか裏に秘密があるような
気がしてならないのです。
まあ、それは小泉さんにも
頑張っていただきましょう。
そんなコメ値段の高騰の中
いま、テレビのニュースでは
備蓄米の古古古々米とかの
ニュースが流れています。
それをみるたびに、
ワシは古古々おっさんや
とか言ったりしています。
卑下しすぎですか。
まあ、それは置いといて、
そんなお米が半値で売られて
大行列ができてるなどと
ニュースで言われています。
でもなあ、安いなあというけど、
少し前の値段になっただけ
なんですけどね。
まあ、年金暮らしの我々にも
いいニュースではあるんですけどね。
そんなコメの話題が世間を
騒がしているのですから、
絵つぶやきの作者としては、
これをほっておくわけには行きませんよね。
これをテーマに一枚絵つぶやきを
作成しようと、頭をひねくりまわし、
悶えながら、一枚作成することにしました。
備蓄米の俵の上に大黒さんが座って、
うちでのこづちを振るような絵です。
それがこれ。
ここに入れる言葉は
「さあ、いよいよ我々の出番だ。」
というつぶやきです。
うん、これはまあ今風な絵つぶやきですね。
時勢をついています。
こんな風に日々と作品を
つなげていくのも
この絵つぶやき趣味の
魅力でもあるわけです。
先日、山へ野いちご狩りに出かけた。
その時のことはまた別の機会に
ブログに書くとして、
今回はその時に起こった出来事をもとに
描いた絵つぶやきの事を書きましょう。
あれは野イチゴ狩りの帰り道だ。
運転しながらふと気づいたのが
どこかで体に張り付いていた尺取虫が、
太ももの上をチコチコと
歩いているではありませんか。
信号待ちの時に、
慌ててティッシュで拭い去りました。
それにしても、嚙んだりする
虫でなくてよかったです。
やれやれとホッとしながら、
運転を続けていると、
「いや、待てよ」と今度は
自分の中にある絵つぶやきの虫が
心の中でチコチコと動き出したのです。
くねくねと進むその姿はユニークだし、
少し指で触ったりすると、
ぬ~と体を伸ばしてくる
あの姿は独特だ。
あれはきっとこの虫のささやかな
威嚇かなあ。
でもそんな姿は何か遠くを
眺めているようにも見えるので、
これは絵つぶやきのテーマにも
なるぞと考えたのである。
よーし今度はこの尺取虫を
絵つぶやきにしようと喜んで帰宅しました。
帰宅後は、とりあえずは
いちごジャム作成に打ち込んで、
翌日鉛筆で尺取虫の絵を
描き始めることにしました。
とはいえ尺取虫は、どんな虫なのだろう。
調べてみると、それは種の名前ではなくて、
チコチコと歩くシャクガ科という蛾の
種類の幼虫の総称なのだ。
種の数は非常に多く、
日本では約900種で
世界的には24000種もいる
と言われています。
体を逆U字型にして歩き、
その動きが、人間が親指と人差し指で
長さを図るときのような感じを
連想させることから
こういう名前で呼ばれているらしい。
じゃ、これを絵にするのであれば、
逆U字型になっている時と
グイーんと伸びているときの両方を
絵に描かないといけないだろう。
では何の上を歩くかであるが、
やはり1番特徴のあるのが
枝の上の移動だろう。
となると複数書くと、尺取虫の姿が
小さくなってしまうので二匹にしよう。
ではまずは書いてみようと、
スケッチブックに簡単に描いてみたら、
いい感じである。
Uの感じもいい感じである。
色は、あの時に見た同じ緑にしよう。
あと頭とおしりの違いが
よく分からないので動きで
表現することが大切だ。
後ろ足で体を支えようとするときは、
何となく変なY字型に
足部分を配置するようだ。
それとよく図鑑なんかを見ると
頭の少し下には、小さな足が
何本もついていることが多い。
その辺の特徴も忘れずに
書いてみる必要があるだろう。
それに自然の中だから木の葉っぱなんかも
描くといいかな。
そう思って書いてみたのがこれだ。
確かに葉っぱを描くと画面が
閉まって見えるのだが、
どうも描き方がヘタだ。
それに、尺都虫があんな形を
しているのは擬態だから、
よく似た色の枝の上に描くのが
スジというものだろう。
そうしてもう一枚描いたのがこれ。
葉っぱはないが、緑系の枝を増やし、
小さなでんでんむしも描いてみたら、
それなりに尺取虫を自然に
表現することができたかもしれない。
一枚目も悪くなかったが、
二枚目に文字を入れてゆくのがいいかもね。
そうしてできたのがこの一枚だ。
うんうん、なかなか尺取虫の感じが
出ていいじゃないですか。
野イチゴ狩りから生まれた、尺取虫の絵。
見ていたらあなたの心のどこかが
尺取虫のように
チコチコと動いたりしませんかあ。
もう日本列島にも梅雨の時期が
今年もやってきました。
早くも九州とかはもう
梅雨入りをしたそうです。
北からの冷たく湿った空気と
南からの暖かく湿った空気が
ぶつかり合い、梅雨前線ができることで
梅雨に入ったと言われるようです。
ああ、季節はあっという間に廻ってきますね。
こんなに湿った天候になってくると、
いい天気の日のさわやかな風が
欲しくなってきますねえ。
季節を巡る様々な思い。
これはもう絵つぶやきにするには
絶好の題材です。
今年も膨らみ始めたアジサイを
描こうかなあ。
とか考えたのですが、
いやまてまてもうすぐ梅雨が
来るまでの爽やかな期間を
もう少し楽しもうと、
アトリエに座って考えていました。
そこにミセスが「洗濯干したから散歩行くわあ」
と言ってきたので、はいはいと答えてたら、
思い浮かんできましたよ。
風にそよぐ洗濯物の絵を
描こうと考えたのです。
昔はばあちゃんが軒先の洗濯紐に
よいしょと干していたなあ。
あの姿を思い浮かべて、
描いてみましょう。
題材はパンツとかそんなのを
描くんじゃなくて、Tシャツね。
あとは洗濯物と言えば
タオルなんかもあるのですが、
この子育てのむつかしい最近です。
若い者がおむつを干している
なんてのもいいのかもしれません。
決して私の紙おむつじゃないですよ。
一枚の布のおむつとしたのは、
風にそよぐ姿が昭和風でいいなあと
にんまりとさわやかに考えたからです。
早速、絵を描く準備をしましょう。
シャツは白色にすると爽やかで
いいのですが、全く白だと白い紙に
描く絵なので、存在感を出すのが
むつかしくなります。
じゃ、バックに青い空を入れるのも
いいのですが、まだまだこの辺は
技術的にも物足りない塗りに
なってしまいそうで、ちょっと難しい。
とまあそんなことを考えつつ、
シャツの色としては淡い黄色に
しようと考えました。
ここでもっと注意するのは
それらが風にそよいでいる
という雰囲気を出さないと
意味がありません。
う~ん、まだまだ乗り越えないと
いけないことは色々とありますねえ。
頭の中に、洗濯物を置いて、
風に吹かしてみましょう。
うんうん、だいぶできてきましたよ。
妄想を働かせています。
そしたら鉛筆での下描きに入りましょう。
薄く鉛筆を走らせてゆきます。
あまり濃く描くと書き直しの時に
紙が汚くなるので、肩の力を抜いて
柔らかく書いてゆきます。
そしておおむね形が決まったら、
本当の下書きにしてゆきます。
よしよし、ではこれに次の段階で
色を塗ってゆきましょう。
こちらから日が当たっているから、
影はこんな感じ。
でもそれだけじゃ物足りないので、
シャツには青い模様と赤い模様を
入れてみました。
そしてタオルにも紺色で絵を
描きたしてゆきます。
あ、もちろん風のそよぎを
意識した感じで色を落とします。
そうして出来上がったのが、こんな感じ。
いいですねえ。
少しだけdoironのこてこて感と
さわやか感をかけたような気がします。
では最後に言葉ですね。
よく乾きそうな洗濯物と同時に、
自分もカラッと輝いて
生きていけたらなあという意味を込めて、
心もしっかりからっと乾かそう
という言葉を入れました。
ああ絵つぶやきの精神を
表現できたでしょうか。
さてまもなく梅雨です。
何を描こうかなあ、
雨で暗いだけじゃなくて、
何か前に進んでいけるような
そんな絵が描けたらいいなと、
次の作品に向けて、
もう動き始めている
doironなのでありました。