桜前線ももう北海道まで行ってますが、
ブログではもう少し今年の
花見の話を書きましょう。
今回は電車で山中渓まで行きました。
ここに桜があるのは、
ランニングをしていた頃から知ってますし、
熊野古道歩きの時にも見ています。
満開の桜の中、宮古島の
トライアスロンに向けて、
バイクで走ったこともあります。
でも、ただ単に電車で桜鑑賞だけに
行ったのは初めてかもしれません。
ではおにぎりをもって出かけていきましょう。
家からJRの信太山まで歩き、
阪和線で出かけてゆきます。
和泉府中で乗り換え、
日根野で関空快速と紀州路快速に
切り離されるので、紀州路快速となる、
後部車両に乗り込みます。
それにしても阪和線の岸和田南部は
ゆったりと走りますね。
あちこちで熊野古道と
交わったりすれ違ったりしながら、
時折きれいな桜並木を見ながら
進んでゆきます。
和泉砂川から先は各駅停車。
いよいよ、大阪南部の山道に入ったら、
川沿いやトンネルを経て、
山中渓に到着となります。
駅のホームには、桜並木と
電車の写真を撮ろうと、
そんなカメラマンが結構おられますね。
こんなところに来ている高齢の
カメラマンはすごいカメラを
持ってますねえ。
一眼レフに三脚つけて、
白い色の望遠レンズを
つけていたりします。
ああ、写真を趣味に楽しい毎日を
送っているよって感じですねえ。
でもまあ昔のようにフィルムカメラだったら
すごいお金がかかるけど、
デジタルはほんとに気楽に
撮影できますから
がんばって道具を揃えたら
あとはお手軽でいいですね。
それから周りを見ると、
多いのはやはり外国籍の人たちですね。
中国語?韓国語?そんな言葉で
ワイワイ言ってる人や、
アラブ系の人たちもいますね。
そうやねえ、かの国々には
こんな桜なんかはあまり
ないんでしょうねえ。
目をキラキラさせて楽しんではりました。
駅を出て、線路に沿って戻るように
歩いてゆきます。
途中熊野街道(紀州街道)をとおります。
懐かしいですねえ。
そして花見の案内板を見ながら進んでゆくと、
左折して阪和線の下をくぐるようになっています。
その先は車のあまり通らない、
静かな散歩道になっているようです。
いいですねえ。
のんびりそして美しい景色が
川沿いに広がっているのを
見ながら歩きます。
そして、どこかで持参のおにぎりを
食べる場所はないかと、
ベンチとかを捜したのですが、
その辺の施設はなかったですね。
見つけられなかっただけかなあ。
山中渓の桜と言えば、
割と有名なんですが、
みんなで座って楽しむ場がないのが
ちょっとさみしいですね。
途中で川原に降りれるところがあって、
そこでおにぎりとビールを
楽しむことにしました。
ことしはこれまで、助松の交通遊園や
市内の桜をめぐり
当麻寺で墓参りと花見を楽しみましたね。
そしてなんと明日からは金沢へ
同窓会を兼ねて花見旅行と
なっている予定です。
なんかいっぱい楽しめる予定なのです。
こうしてやってきた春を楽しめる
って本当にいいですね。
毎年こんな風に楽しめたらいいね
と言いながら飲む花見ビールは
とってもおいしかったなあ。
桜とともに楽しい毎日を喜ぶ
山中渓の最高のお花見でした。
高野山奥の院の弘法大師御廟で、
ローソクの炎を通じて弘法と話をしてきました。
いろんなことを報告して風もないのに
炎がゆらっと動いたのは、
その返事をいただいたような気がします。
ああ、なんてパワースポットなんだ。
雪景色さえ強烈なパワーに見えてきます。
はいはい、大満足の初詣ででした。
さあ、ではここからきた道を戻って行きましょう。
再び雪をかき分けて歩いてゆきます。
かなりそんな中を歩くのも慣れてきましたね。
学生時代に雪をかき分けて
銭湯に通っていたのを思い出しましたね。
楽しい時代でしたから、
雪中生活には何も苦労はなかったなあ。
ま、今もあまり変わらんけどね。
墓地部分を出たらもう昼です。
遠くに見えている食堂に向かいましょう。
「高野山料理」と書かれていますね。
どんなんかなあ。
高野のごま豆腐なんかもあるんでしょうね。
雪の中の天国だあ、楽しみだなあと
入って行こうとすると入り口に
「本日貸切」と書いてあるじゃないですか。
ええ〜はいれないのかあ。
これは困りました。
他のお店も土日メインで空いていません。
天は我を見放したようです。
もうこうなったら、高野の繁華街まで
戻らないといけません。
とはいえバスも時間通りには
こなさそうですから、
仕方なく道路沿いの広い歩道を
てくてくと歩き始めました。
ああ、宗教活動てこんなに
厳しいのって感じです。
頑張って歩いて、仕方なく
今回も精進ラーメンを食べようと
その店を目指しましたが、
そこもシャッターがおりています。
うわー、どうしようと思いつつ、
彷徨い続けました。
ここに食堂があるぞと思いつつみたら、
もう昼食で4000円以上。
こんな豪華な昼食はいりません。
そんなこと考えながら歩いていたら、
生胡麻豆腐のお店がありました。
しかも、そこは食堂になっていましたので、
まあ生のごま豆腐が食べれるかと判断し、
ようやくそこに入りました。
メニューを見ると、色々ありましたが
コストパフォーマンス重視で、
そこで生の胡麻豆腐の入った麺と
炊き込みご飯をいただきました。
もちろん生ビールをつけてね。
そうして出てきたのがこんな料理。
はあ、極楽浄土です。
もう頭の周りに曼荼羅が見えてきましたね。
ありがたや、ありがたやって、
いただきました。
でもねえ食事とビールで悟りを開こう
としてもあきませんね。
窓から見える雪景色に、
おいしい料理でもうふにゃふにゃになりました。
さあおなかも満たされたぞ。
ではこのあと金剛峯寺や霊宝館にも
行こうと思ったのですが、
こんなありがたい昼食でビールも混ざって
外の寒さで行動を曲げてしまいました。
今日は帰ってから新年会の予定ですから、
まだまだ気持ちを正常に保って
おかないといけません。
もう早めに帰ってこのあとに
予定されている新年会に
向かってゆくことにしました。
深い雪の高野で弘法大師と話をし、
そのあとは逆に友達と新年会で
都会の美味しいを物を空海?
なんてもう苦楽と精進のあいだを
行ったり来たりしたありがたい
年明けの1日だったのであります。
おしまい。
高野山ケーブルの終点から、
高野山のメインのところまでは
通常バスで行きます。
でも昨年から女人堂の方を通ってゆく
バス道は、通れなくなっており、
大門経由のバス道で移動をしているようです。
そんなバスもチェーンをつけて
ゆっくり走ってようやく大門を超え、
金剛峯寺のところに到着です。
そのバス停の前には駐車場があるのですが、
いつも車で溢れている満車の駐車場も
この日ばかりはガラガラです。
この金剛峯寺で多くの人が下りましたが、
doironはそのまま終点の
奥の院の方まで乗ってゆきます。
もう道路はすっかり雪だらけで、
寺によっては除雪車を走らせたりしています。
こんな機材があるということは、
高野山は標高約800mの山の盆地だから
これくらいの雪は普通に
降ったりするんでしょうね。
そしてバスは終点の奥の院の入り口に到着です。
雪の積もった歩道の駐車場で
バスを降りると、うう寒いです。
以前、ここに来た時は昼食に
精進ラーメンをいただいたのですが、
ここで周りを見ると奥の方に
食堂らしきところがいくつか見られます。
弘法大師に逢った後は、
この辺りで昼食にしようかなと
チェックをしておきました。
さあ、ではここから奥の院の
最奥にいる弘法大師のところまで
歩いていきましょう。
道は雪なんですが、それを見越して
山用の靴を履いてきているので大丈夫です。
でもまあ道の隅っこには、
参拝客が歩けるように、
簡単に雪かきがされているので
そこを歩いてゆきます。
でも途中から山の中を歩き始めると
道の整備もきっちりされていません。
そこにある地蔵にも雪が積もり、
なかなかの風情です。
靴の中にはいってくる雪を警戒しながら、
しずしずと山道を進んでいきます。
そうそう、弘法大師には
毎日2回食事が運ばれるそうです。
朝の特急に乗ってここにくると、
食事を運ぶ僧の姿が見れるのですが、
残念ながらこの時はバスが
遅れた都合で間に合いませんでした。
残念だあ。
そしてカメラの撮影なんかが
禁止されている御廰橋のところに到着です。
ここから先はカメラは使えません。
目で覚えてゆきましょう。
お堂の方を見ると、ちょっとなんか
工事の様子ですねえ。
電動工具の音も聞こえてきます。
案内を見ると、結構長期間工事を
するそうです。
お堂の上の方には上がって行けないように
なっているのですが、
弘法大師の御廰までは歩いてゆけます。
ぐるっと回ってゆきましょう。
この寺の裏の歩道は聖地です。
奥の弘法大師が入定した御廰が見えています。
線香をあげ、頭の中でお経をあげて
お祈りと感謝をあげておきました。
なかなか、天才の弘法大師には
笑われそうなことばかりですが、
頭の中の色んなことがいい方に
転がるようにしっかりと伝えておきました。
雪を踏みしめてここまで震えながら
やってきたのですから、
ご利益満載だといいですねえ。
両手を合わせてお祈りした後、
目を開けるとろうそくの明かりが
ふわっと動いたような感じでしたから、
これはきっと
「ようし、聞き留めたぞ」
という弘法大師のおしるし
だったのかもしれません。
続く
冬の雪が舞い踊る気候の中、
正月の初もうでに高野山に向かっています。
南海高野線の特急に乗り、
極楽橋から木に積もった雪も
風で舞い上がる吹雪の中、
高野山のケーブルも何とか無事に
高野山駅に到着したのです。
でもねえ、ここから高野山のメインまでは
約三キロの道のりがあり、
普通はバスで移動してゆくのですが、
そのバスが運行を停止しているそうです。
情報では凍った斜面でトラックが横になって
道をふさぐように止まっているとのこと。
これはあきませんね。
でもまあ何とか乗用車ならとおれるだろう
とのことで、人々はタクシーの方に
向っています。
仕方ないので高野に向かう人が
結束して乗っていこうとしているようです。
その群衆の中にはいっていきますと、
一人がタクシー会社に電話をしています。
聞いているとどうやら道は開通したようです。
でもタクシーに乗るなら
そこで少しお待ちくださいとのことだ。
これはもう再開するだろうと判断しました。
今からだと気温も上がるし、
高野バスなら道の雪による凍結なんかにも
きっと対応しているだろうと判断し、
再度バス乗り場へと向かいました。
通常はここでバスの一日乗車券を買います。
一往復分くらいの値段で、
お土産売り場や食堂などの割引券も
ついているのです。
早速その券を買ってバス停で待っていると、
タイヤにチェーンを巻いている
バスがやってきました。
「開通まで立って待っているのも寒いので、
バスの中でお待ちください」とのことだ。
まあ運転再開までここで待つかと、
乗って外を見ていると、
雪の中を歩いて向かっている客も
二組ほどいました。
でもねえ山道ですよ。
その凍った道を三キロも歩くの?
とかなり不安です。
昔、町石道のランニングレースに出た時も、
そこを高野から歩いたことがありますが、
途中に家や施設もない道だから
またふぶいてきたらその恰好だったら
地獄なのにと超心配です。
とまあそう思っているときに、
バスの運転手が
「どうも開通したようなので運航を再開します」
と案内が入りました。
満員のバスの客はみんなで拍手です。
タイヤのチェーンをごとごと言わせて
バスが動き始めました。
カーブを何回か回ったところで
一つの歩いているグループがいたので、
運転手が「特別ですけど乗りますか?」
と声をかけると皆さんよろこんで乗ってきました。
そしてその先でまた高齢夫婦が
歩いていたので同様に声をかけると
「ありがとうございます」と喜んで
乗り込んできました。
たぶんあのまま行ったら、
10年くらい先まで高齢夫婦の思い出話は
尽きなかったでしょうねえ。
そのあとバスが片隅に泊まっている
ところを過ぎ、バスはゆっくり
チェーンをごとごと鳴らしながら、
ようやく大門のところに到着です。
外国人なんかはここが入り口だと
降りて行ったりしていきます。
でもここから金剛峯寺迄も
かなりの距離があります。
「ああなんと日本の宗教聖地は
厳しいところなんだ」と
思ったかもしれません。
外国語に詳しい人なら
「ストップ、ストップ」と声を
かけたかもしれませんね。
みていたら、道は雪だらけですし、
溶けているところはぼとぼとです。
ここを歩くのも大変やろなあ。
続く
本日、地元の神社でとんどやきが行われた。
今年の正月のしめ縄や古いお守りなんかが
一斉に神社の境内で燃やされたのだ。
雨が降るかなあと思っていたけど、
なんとか小雨ですんで、この神事は
無事に終了したのです。
ということはまあ今年の正月も
終わりということですね。
今年もまた寒い中
初詣も含めてあちこち行きましたね。
中でも高野山にも初詣に行ったのは
印象的でした。
高野山に松の内に詣でるのを
初詣というのかは知らないけど、
まあ弘法大師に逢って、
今年も一年しっかり生きるよと
報告に行ったというわけだ。
なぜ高野に行ったかというと、
まあいろいろ考えはある。
これまでの自分の見直し、
これからの生き方のさらなる決意など
自分の心の奥底にはいろんな考えが潜んでいる。
そしてそんな中で大きなきっかけに
なっているというのが、
お得な切符の入手である。
実はここんところ夏場には
絵の展覧会をしていたのです。
でも今年は作品数が少ないので、
中止して来年開催にする予定なんですが、
この展示会に通うのに、
人にいろいろ教えてもらって
南海本線の株を買うことにしたのです。
そうすると南海本線全線に乗れる
切符(カード)が送られてくるのです。
なんとそれを使って高野に向かうと、
最終の極楽橋からのケーブルまで
無料で使えるのです。
いくらになるか調べていないのですが、
かなりお得ですねえ。
その切符を使って、今回も高野へと
出かけて行ったのです。
今日はその事を書きます。
南海本線の泉大津駅から南海本線に乗り、
難波で高野線に乗り換えます。
まあ、朝の電車の混む時間なんで、
座席指定のできる特急「こうや」がいいですね。
790円の特急券が要りますが、
まあそこは頑張って出しましょう。
この特急で行くと、橋本での乗り換えは不要です。
約1時間半で高野に到着するのです。
かつて、高野街道を歩いて高野まで
行ってますので、電車はなじみのある駅を
ぽつぽつッと止まってゆきます。
そして橋本を過ぎ、九度山を過ぎたあたりから
電車は狭い線路をゆっくりと進んでいきます。
細川を過ぎたころでしょうか。
景色が雪化粧になってきます。
そして神谷辺りはもう全くの雪国です。
人の乗り降りの少ない山の駅は、
ホームも真っ白です。
う~ん、雪の景色なんかも絵に
描いてみようかなあなんて思いつつ、
電車は極楽橋に到着です。
すると、駅の放送が聞こえてきました。
「高野の駅から高野山に行くバスは
事故のため運航を休止しています」
え~、バスがなかったらどうしていくの?
タクシーに相乗りかなあと不安が走ります。
全くそれも行けなかったら、
まあ手持ちの切符なら
このまままた帰れるけどなあとか
思ったりもしたのですが、
まあ乗客も結構数がいるし
何とかならんかなと思いつつ、
ケーブルに乗車することにしました。
雨男でもなんとかなる男ですから、
何とかなるでしょう。
最悪歩けばいいしね。
「では発車します」という案内が聞こえ、
ケーブルはガタガタと動き始めます。
もう、外はふぶいています。
その様子はスキー場でケーブルに
乗っている景色に近いです。
雪って細い枝にも振り積もるんやなあ
なんて思いながら、ケーブルは
どんどん高度を上げてゆきます。
続く