施設の中には、写真撮影のできる
大きなアンパンマンの人形もいます。
ああ、じゃあここで似ている姿を
写真に撮っておきましょうと、
ポーズを作ったその時です。
扉でカメラを抱えているミセスの横を
通り過ぎて中に入ってこようとする
中国人がいます。
アンパンマンの写真を撮影しようというのに、
よこからチューカマンが割り込んできます。
中国語はよくわからないので、
doironが侵入を遮った言葉は
「ストップ、ストップ」でした。
ようやくわかったようで、退いていきました。
なんとも浮かばれない顔で
撮影していますねえ。
おでこがきらりと光ています。
ドイロンマンはねえ、
怒るとおでこから強烈光線を
発するんだあ。なあんてね。・・・
シクシク・・・
泣くなあ〜。
他にもここに飾られているある資料には,
ドイロンマンだけでなく、
アンパンマンに登場する
いろんなキャラクターも書かれていますよ。
バイキンマン、ドキンチャンとか
ショクパンマン、中にはヤカンマンもいますよ。
何かをフミツケるダダンダンなんてまあ、
作者の発想の広さをうかがえますねえ。
どんどんと中を移動してゆきましょう。
別の階にはいろんな感謝状とかが並んでいました。
彼は地方の鉄道の駅ごとの
キャラクターを作ったりもしていたようです。
また他にも、テレビドラマで、
主人公が着ていた衣装なんかも
並んでいましたね。
今田ミオがねえ。
そこにいたスタッフの人に、
主人公の二人はここに来たの?
って聞いてみたら、来られましたよ、
とのこと。
「へえ〜あったの」ってさらに聞いたら
「なんとその日は私の休みの日でして」
と半分泣きそうな顔で
言ってたのが忘れられません。
なんか、「もう一つのアンパンマン」
なんていうドラマが作れそうですね。
どんどん進んでいくと、
絵が描かれていた階段の上に出てきます。
そこを降りてゆくと、お土産コーナーが
あったりするのですが、
まあ年寄りには向いていそうなものは
ないですねえ。
そんなのを見ながら、
もしdoironがミュージアムを作ったら、
どんなお土産にするかなあ
なんて考えてしまいましたよ。
さあ、では他の記念館の方にも回りましょう。
この奥に、詩とメルヘンの
記念館もあったようです。
雨はというと、小降りになっていますが、
まあ高知に来て初めて傘を使いました。
こんなアンパンマンの人形が
置かれた通路を通り、
歩いていくと巨大なアンパンマンの
絵が描かれている建物があったので、
ここでも撮影していきましょう。
「やってきたぞー、アンパンマン」
そしてさらにその奥に、
詩とメルヘンの記念館があります。
中に入ると、おお~並んでいます。
歴代の「詩とメルヘン」ですね。
自分が学生だった頃の年代を見ますと、
おお~なんか見た表紙ですねえ。
この時に買った詩とメルヘンは、
ほとんどが下宿を引き払うときに
処分をしてきました。
おいていたら値打ちが
あったかもしれませんね。
何日も山にこもり、
髪も肩まで伸びていたあの頃。
雪の中も風の中も毎日風呂屋に通い、
貸本屋さんで本を借りては読んでいたあの頃に、
なけなしの仕送りをはたいて
「詩とメルヘン」を買ってた学生さんって
まあそれだけでなんとも
「詩とメルヘン」な学生時代やったなあ
って振り返ったりします。
続く