ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

地蔵自得の日々その2

2024-08-02 21:00:56 | 町会

地蔵講を変革していかねばと、
思っている間に今度は
町会長にも選ばれました。

これはいい機会です。
町会のいろんなことに
対応していく中で、
地蔵講の運営を考えたら
どうすればいいかという相談を
いろんな機会ごとに
地蔵講のあり方を複雑にしている彼らに
ぶつけていくことができたのです。

しかしこれはかなり心の負担でした。
ずっとずっと心にその問題が
ひっかかっていたのですが、
自分に言い聞かしたのは
ここで焦ってはいけないということです。
ここで焦ると
また同じ意見のぶつかり合いに
戻ってゆくのは目に見えています。

じわじわと、うるさく執拗に
とりくんでいかなくてはなりません。

ミセスにねえ、今はこうして
地蔵講に取り組んでいるねんというと、
え~そんなうるさいことやってるの
とメちゃんこ驚かれましたわ。
でももう引き下がれません。

地蔵講もこうしていかなくちゃと、
あちこちでしゃべりまくってきました。

そんなときに、大きな変動が起こりました。
新型コロナの問題です。
これを乗り越えていくのに、
地蔵講として考えていくことは
いっぱいありました。



おにぎりは配れないよなあ、
みんなで食事会はできないようなあ、
供物のやり取りもできないよなあ。
ましてや、総会も開くこともできなよなあ。
と、いろんな問題が起こっています。



そんな中でも、できることはすべて行いました。

書類で会計報告をし、
意見をすべてあつめました。
本番の地蔵講のお参りも、
ちゃんと僧を呼んで、
お経をあげていただきました。

地蔵は大事なんだよという気持ちを
表す必要もあろうと考えたのです。

もちろん参加者の感染防止にも
全力で取り組みましたよ。

新しい地蔵講の流れも
すべて書類で作成し、
講の皆さんへ伝えてきました。
地蔵そのものがわれらを
守ってくれるんだということも、
口を酸っぱくしていってきました。

で、どうしよう、こうしようと
うるさがたに説明することで、
高齢者の意見も溶けてきたような
きがします。

対コロナというところで、
乗り越えられない問題も
いっぱい出てきたというのが、
いい方向に浸透してきたのです。

ああ、もう今やなあ、
みんなを動かすのはと決意し、
こちらの思惑を細かく調整し
彼らにぶつけていったのです。

もちろん隣村との話し合いも
事前に行いました。
近所の二村の考え方はどうなのかと
意見交換もしてきました。

地蔵の担当者が、
昔子供会で野球などをしてきた
人々だったので、心底話し合えたのが
良かったです。

意見をもって1軒ずつ回りました。

それで結局みんなが納得するなら
ということになってきたのです。
チャンスです。
若い人たちには、
また議論するかもしれないから、
意見言ってなあと言い含めて
総会を開いたのです。

欠席者は会長一任ということで、
先月末の御岳山から帰ってきて
最初の日曜日に総会を開いたのです。

結果はというと、
こちらの思惑通りに進みましたね。

若い人たちは、これでいいんだと
拍手をしてきましたが、
彼らはどれだけ根回しをしてきたかは
知らないんですね。

高齢者の方々も将来の負担を考えたら、
やむなく皆さん賛成してくれたんだと、
含ませて総会を終えました。
ま、何はともあれ
地蔵講10年の懸案はようやく
動き始めたわけです。

だからなお一層ここで失敗してはいけませんね。
これでよかったと思えるように、
今月末23日の地蔵盆を
成功させなくてはと、
まだまだいろいろと
策を練っているわけなのです。

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地蔵自得の日々その1

2024-08-01 21:35:01 | 町会

我が街には地蔵が5体あります。



町の北側の端っこに置かれていて、
なんとドイロンが子供の時から
そこにたたずんでいます。

それに対して毎日お詣りしている
というわけでもないのに、
そこにあることは
ずっと心の片隅にありました。

知らず知らずのうちに
守ってくれているんですね。

近所に住んでいる年配の方は
いろんな話を伝え聞いています。

昔の流行り病もこの地蔵さんが
村人を守ってくれたとかいうのは、
長老たちからよく聞く話です。

じゃ、新型コロナも、
病人は出たものの、犠牲はでなかったと、
今の僕らは伝えますかねえ。

なのでそんな地蔵さんも、
とても信じる人は毎日地蔵の前で
深く頭を下げています。

心の支えになっているわけですね。
「いつも何を願っているの?」
なあんて聞いたりしませんが、
地蔵に向けて頭を下げている姿からは、
お願いオーラが出ているような
気がします。

そんな地蔵はやはりだいじに
しないといけませんね。

村では地蔵講を組んで、
この地蔵を守っていこうとしています。
地蔵堂をよく見てみると、
おやじの頃からの名前を彫った
石が並んでいます。



代々みんなで大事にしてきたんですね。
その地蔵講の会長を、
いまはdoironが努めているのです。

さてその地蔵講なんですが、
実は今はとても大きな問題と
向き合っています。
後継者が入ってこないのです。
年に一度の地蔵盆の集まりなんですが、
これまではその一日の取り組みが
とてつもなく巨大だったのです。

昔は村の女のひとが多く
集まっておにぎりを握っていましたし、
地蔵講の面々は立派な料理を食べて、
宴会をしていたのです。

そしてその費用は、
今年から地蔵講に入る人、
村でいう「頭夜」の負担になっていました。

地蔵講に入会するだけで
すごい負担だったんです。

それは今の世、少しずつ改善されてゆき、
おにぎりそのものを買う
といった方式に縮小していったのです。

が、ある時に問題が起こりました。

地蔵講に入るだけでこんなに
負担していくというのは
おかしいんじゃないか
という声が上がったのです。

じゃ、このことについて議論しよう
となったのですが、いくら議論しても
昔からの風習を変えていこう
ということにはならなかったのです。

頭夜の負担は相変わらずのまま、
月日は流れてゆきました。

でもねえ、もうそのままでは
若い人の入講は全く進まず、
地蔵講の存続そのものにも
影響を与え始めているのです。

で、そんなときに会長に
選ばれたのがdoironだったのです。

いやあこれは大変です。

若い人の意見とそれに対する
老人の意見を調整して
いかなくてはなりません。
さてどうしていこうかと悩みました。

少し長い時間をかけて
問題にぶつかっていく必要があろう
と考えたのです。
これからの講の将来的なことを考えたら、
若い人の意見を取り入れていく
必要があると考えています。

そこでまず、高齢者の意見を
述べる人々を顧問として
残すことにしました。

相談していく機会を残したのです。

あ~あ、彼らを顧問に採用したら
大変だぞという、
周りの声が聞こえてきます。

続く

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