ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

熊野古道「周参見」の下見5

2024-05-18 20:41:24 | ウォーキング

熊野古道の下見に来て、
枯木灘を右に見ながら車を走らせています。

夕日が沈む頃にはきっと
素晴らしい景色になるんでしょうね。
右に島が見えてきたら
広い駐車場もあり、レストランも
一軒あります。
すると駐車場の端っこにあるのが、
この案内です。



もうわかりますよ。
これまで熊野古道を歩いているときに
何度も見てきましたね。

山の中の狭い休憩所の端っこにも
ぽつんと立っていたのを思い出します。



和歌山県の朝日夕陽100選の碑です。



この辺りは恋人岬と言われるようです。
島の間に左右に打ち寄せる波は
「婦夫波(めおとなみ)」と言われています。
夫婦波ではなく婦夫波とは、
なんかこの地方の女性の強さが
うかがえますね。

またここから見る景色には
ブーゲンビリアが咲き乱れるそうで、
南国和歌山にぴったりなんでそうです。
ああ、なんかおっさんには
違和感のある景色ではあるんですがね。

でも横のレストランでは
そんな景色も見ながら食事できるようで、
ここで昼食にすることにしました。
おいしいスパゲッティでしたねえ。
景色にも見とれて、すっかり
写真撮影を忘れてしまってました。
でもほんとに、動画を取ってたら
沖縄に来ているような感じだったですね。

正面の島には亜熱帯性の
貴重な植物なんかもはえているそうです。

さあおなかもいっぱいに
なったのでもう少し南下して、
すさみ南を目指してゆきましょう。



おおきなトンネルを超えたところで、
JRの線路が見えてきます。



家もいくつか立っていますねえ。
そしてそこにある駅が見老津の駅です。

止めようかなあと思ったのですが、
狭いところなので
駐車場は国道からは見当たらないですねえ。
なのでここにくるときも、
車は周参見の駅の無料駐車場を拠点にして、
歩くことになるでしょうね。

で、その見老津なんですが、
なぜこんな名前なんでしょう。
ネットをいろいろ探りましたが、
由来はよくわかりません。

ただこの地名は江戸時代から
つかわれていた地名で、
各地にある「美呂津」という
地名なんかも和歌山の
「見老津」からきていると書かれています。
まあ大辺路の途中の地名ですから
何かいわれがあるんでしょうねえ。

景色がきれいで見ていて
年老いてしまう地域
というようなそんな
言われでもあるのでしょうか。

駅の前はすぐにまだ枯木灘の海で、
周りに商店もなく静かな駅。
古道を歩くのに時間がうまくいかず、
この駅で電車を待つというのも
なかなかいいものかもしれません。

潮風に吹かれ、夕日に輝くdoiron。
ああこれはおっさんにも
違和感ない景色ですねえ。



この見老津を過ぎると、
熊野古道大辺路沿いに地蔵が
いっぱいあるそうです。

坂の地蔵、道分地蔵、松の内地蔵に
藤屋の地蔵そしてその先にも
地蔵がいっぱい続きそうです。
あ~早く次を歩きたいです。

右手にエビとカニの水族館のある
道の駅すさみが見えたら
そこを左折します。
もうそこがインターチェンジですね。

帰宅していきましょう。

帰りには少し白浜によって、
そこでしか手に入らない
生カゲロウをいただき、



熊野古道の下見を満喫した
doironなのでありました。

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熊野古道「周参見」の下見4

2024-05-17 20:43:25 | ウォーキング

資料館の中には周参見の人たちの
昔の道具なんかも展示されていますが、



中にはバリカンやこんな農機具も



触ったことがあります。



それにのこぎりも我が家にあった
巨大のこぎりにそっくりです。

もう頭の中にある触ったことの
あるものも昔の道具として
展示されているのは、
いかにも自分の歴史が文化財的に
長いということをあらわしていますね。

そして事務所の隅っこにあるのが、
周参見村の道路元標です。



この道路元標も各地でそれぞれの
地域のものを見ていますね。
ブログをたどればわかるのですが、
まあだいたい20か所くらいは
見ているはずです。

法的な規制が昔はあったので、
意外に歴史は各地に残っています。
これでまた一つ増えましたね。

そんないろんな展示物を見て、
昔の勉強にもなりました。
自分の頭の中にある道具が
文化財的なのには
ちょっと驚きましたねえ。

それではこの資料館の下見も
これで終えておきましょう。
担当の人にお礼を言い、
「またそのうちに歩いてきますね」
と言っておきました。



外に出て階段を降りると
一本の道があります。

これが大辺路ですね。
待っていてくださいねえ~。



帰りには隣の王子神社にも
もう一度立ち寄りました。
先ほどは王子社だと思って
参ったのですが、
そうでないこともわかり、
参り直しです。

階段を上って本殿の左の方に
建物がありますので、
絵馬なんかはそこに
置かれているのかもしれません。

さあではまた駅の方へと戻ってゆきましょう。



駅に着いたので、次に来るときのために
時刻表を撮影しておきました。
だいたい1時間か2時間に一本だし、
各駅停車だともっと少なくなるので、
次回来るときは注意が必要ですね。



そしてこの駅は近畿の素敵な駅
百選に選ばれているようです。



こっそり中にはいって
写真を撮ったりしましたが、



まあ特にこれという特徴もなかったのですが、
まあ選んでもらっているので
きれいにクリアに保っていって
くれたらいいですね。

じかんもぼちぼちお昼なんですが、
駅前に小さな食堂が一つあっただけなので、
しばらく車で走って
昼食の場所を探しましょう。

帰りは、次の目的地である
「見老津」を眺めて走り、
すさみ南ICから帰ることにしましょう。

それにしても和歌山南部のこの辺り、
ひらがな三文字の地名が多いですねえ。

いなみ、きりめ、みなべ、すさみ、
みろつ、なんか頭の中がもう
すっかり混乱しています。

地図を眺めつつ周参見を頭に
叩き込む用にして、
枯木灘の海を眺めながら
車で南下していきましょう。

さすがにこの辺りは
リアス式と言われるだけあって、
遠くまで海岸線が見えるような
地形ではありません。



海に浮かぶ小さな島なんかを
見ながら進んでいきます。



前に施設が見えてきましたよ。
ここがイノブータンランド・すさみの
道の駅です。
何かイノブータンに関する
食べ物とかあるかなと思ったのですが、
ぱっと見た目ではそれほど
大きな施設ではないので、
もう少し先の道の駅すさみを
目指しましょう。

そこからしばらく行くと
JRの見老津駅の横を通ります。
この駅が熊野古道の次の次の目的地ですね。
海岸線沿いの小さな村のところに、
国道に面して駅があります。

続く

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熊野古道「周参見」の下見3

2024-05-16 21:04:00 | ウォーキング

周参見の駅周辺は周参見川に沿って
道がつけられ、すぐに海になるので
道がややこしい感じがします。



その川の上の大きな遠見橋に立ち
周りを見回してみると、
すこし上流の方に、街中に森が見えます。
多分あれが周参見王子神社なんでしょう。

目的の資料館はその隣ですから、
そっちに向かって行かないといけませんね。

橋の手すりにはこんな案内もつけられています。



富田坂終了後の安居の渡しから、
ここまで歩いてきたら
これを見てひと安心でしょうねえ。
そんなことを考えながら
爽やかな風のふく川沿いの道を歩いていると、
道の横に旅館がありましたよ。



駅からここまでの間にも
宿っぽい家がいくつかありましたねえ。
たぶん海が近いので夏の海水浴需要かなあ。
他に特に旅の拠点となるのも考えられないし、
熊野古道歩きの拠点にも
なっているのかもしれません。

この辺はさぞや海産物なんかも
うまいんでしょうねえ。

そしていよいよ王子神社に到着です。



長い石段を登り、お参りして行きましょう。



王子と名前がついているんで、
熊野詣での時の王子社なんでしょうねえ。
今度ここまで歩いてきますからねと
挨拶して、では隣にある資料館に
入っていきましょう。



狭い入り口から入っていくと、
親切そうな担当高齢者が出てきてくれました。

「こんにちは」とあいさつをすると
「こちらは初めてですか」と聞いてきます。
なので熊野古道を歩いていることとか、
今日は下見に来ていることとかを話しました。

「この資料館の前が大辺路ですから、
ここ迄また歩いたら来てくださいね」
と声をかけていただきました。
それから「ここの展示でも隣にある
王子神社の絵馬が重要なんです」

「ああ、隣の王子社ですね」
というと「この隣はねえ王子という
名前がついているけれど、
そのいわれや経緯などから、
熊野の九十九王子には
該当しないんですよ」とのこと。

「そうなんですかあ」
「でもねえここの絵馬は江戸時代から
明治にかけて描かれた絵馬で、
大半が周参見に船の出入りが
多かったことから描いた船絵馬というもので、
全部で55点あるそうです。
この資料館にも置かれてあって」
と説明がありました。

その先にこんなのが掲示されていました。



この絵馬は一冊の本にもなっていて
置かれてあったので見てみると、



どれも色のきれいなりっぱな絵馬でした。

またここにはすさみの人々の
暮らしを支えてきた漁業の道具
なんかも展示されていました。



ここではケンケン漁というのが
良く行われていたそうです。



そのいわれはよくわからないんだそうですが、
船の事を「ケンケン」と呼んでいたそうで、
こういわれているとのこと。

船のエンジンの音が「ケンケン」と
音を立てていたのかなあ
などと考えたりしました。

イカ漁もされていて、
その針やたくりなどと言われる
漁具も展示されていますよ。

そしてまたこの辺りの海は
海岸線が複雑で「リアス式」と
言われているそうで、



伊勢エビや貝類などの収穫も
盛んだったそうです。

貝を入れる容器も
展示されていました。

山の中をどんどん歩いてきて、
ここに来たら豊富な海産物が
食べれるってまあ、
熊野古道歩きのオアシスみたいな
ところだったんでしょうね。

続く

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熊野古道「周参見」の下見2

2024-05-15 20:50:59 | ウォーキング

熊野詣で歩いた思い出は紀州の各地にあります。
なにを目指して頑張っていたのか、
今考えると仕事も終えて、
何か目標とすることもないし、
体も中途半端に病んでいたので
そんな自分を心のどこかで
カバーするために目標定めて
歩いていたのかもしれません。

途中ではいろんなことに出会いました。

寄り道してバスに間に合わなくなって
困ったときに、軽四貨物でバス停まで
送ってくれた人もいましたね。

途中で脳梗塞で入院した
日々も過ごしました。

そんなことを思い出しながら
車を走らせてゆくのです。

阪和道から続く自動車専用道の
周参見で降りてまずは駅に向かいました。
古道歩きの時の拠点となる駅です。
この駅の近くにいい駐車場が
あればそこに車を止め、
電車で紀伊日置まで戻って
歩き始めるというコースが
取れるはずです。

その辺をチェックしておきましょう。

駅に向かって車で走りつつ
駐車場を見てゆきます。
う~ん、田舎はなかなかありませんね
と思いつつ、ついに駅前に到着しました。

周辺を眺めていると、
駅の駐車場というのがあります。
しかも無料です。



これは見に行かないといけませんね。
線路沿いに進んでいきますと、
ありました。
昔は有料だったようですが、
結構さびれていて、今は無料で
止めれる駐車場が、
駅から100mくらいのところに
ありましたよ。
これはとてもありがたいです。
では一度車を止めて、
駅周辺を歩いてみることにしましょう。
これが「周参見」の駅です。



ではなんで周参見なんでしょう。

事前に調べておきました。
この辺りの海は波も荒く
荒(すさ)んでいる港が多くありました。

昔から木船などの船が寄れないので、
この辺の海は「枯木灘」ともいわれています。
そんな「荒んだ海」がその言葉から
「すさんだうみ」→「すさみ」となり
今の漢字の「周参見」となった
とネットに書かれてありました。

その周参見の駅には、
観光案内所もあるので寄ってみましょう。

中に入ってゆくと観光案内所は
開いていませんでした。
休みかな?それとも
時間的な問題なのかよくわかりません。
とりあえずはいろんな展示が
あるので見てゆきましょう。



まずこれは周参見八景の一覧表です。

滝とかもありますが、
海の方も和歌山県朝日夕日百選に
選ばれているようですね。
あとで車で寄れたら寄ってみましょう。



それからこれは熊野本宮大社の
絵馬ですね。



あ、自転車のレンタルも
しているようです。



またここの駅から近くに
「すさみ町立歴史民俗資料館」
のあることがわかりました。

熊野古道の街道マップにも
その資料館のことは書かれてあり、
古道沿いにあるみたいなので、
今日はそこまで歩いてみる
ことにしましょう。

駅から線路を和歌山側に戻るように
歩いていきます。
のどかでいい道やねえと思って
歩いていると、電車がやってきました。



おお~なんとパンダに似せた
特急じゃないですか。
まあ白浜アドベンチャーの影響ですね。



それよりも、なんと周参見には
特急も止まるようで、
それがとても驚きでした。

すさみ町は何と人口3400人
くらいの小さな町です。
地図を眺めながらのどかに
歩いてゆきましょう。

続く

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熊野古道「周参見」の下見1

2024-05-14 20:49:55 | ウォーキング

退職してから歩き始めた熊野古道。

大阪の八軒屋浜から、
とぎれとぎれで「熊野はまだなのか」
と叫びながら歩き続け、
すべての王子をめぐり
中辺路をすべて歩きとおしました。

あー、これで熊野詣も終わり・・・
というわけにはいきませんね。
熊野に詣でる道はほかにもあります。

その一つが「大辺路」と言われる
紀伊半島の外回りの道です。
そしてこの道も、
何年か前から歩き始めており、
きついと言われる富田坂も
すでに超えています。

次に歩く予定なのは、安居の渡し場から
周参見へと抜けるコースです。

全長約10kmの山越えの
コースになっています。

まあ歩くのは普通に歩けば
4時間みとけばいけるのですが、
家からここまで行く距離が長いので、
生き返りの交通機関と合わせれば
日帰りで行くのは大変です。

家を早朝出発で、歩き終えたら
すみやかに車まで移動して
帰ってこないといけません。
ここから泊りでいってたら、
ここから先もずっとそうなるでしょうから、
ここは頑張らないといけませんね。

で、一週間くらい前から、
行く日を計画して心づもりを
していたのです。

ところがねえ、何とその直前は
かなり激しい雨が続いたので、
山越えは少し無理があるなあ
という感じになりました。
こんな時にもたもたしてたら大変です。
少しでも道を間違えたりしたら
山中をさまようことになったり、
夜中に車を運転して帰ってくる
ことになったりしたら大変です。

遊びで疲れてへとへとになって
帰ったら、ミセスの感情を
刺激することになるので、
ゆっくり楽しかったわあと
余裕で帰らないといけません。

そうかあ、だったらこの辺の
駐車場や土地の感覚を知るために、
一度車で周参見まで行っておいた方が
いいかもしれないと思い立ったのです。

なのでまずその思い立った日に
一度周参見までいってみようと思い、
どれどれと出かけていくことにしたのです。

4月末のある日、車を走らせて
出かけてゆきました。
朝の6時半に家を出ました。
何となく曇り空の日です。

阪神高速湾岸線で関空方向を目指し、
関空道で阪和道を目指します。
まあこの時間帯は通勤もあって
少し車も多いですね。
阪和道にはいったら、
まずは紀ノ川SAで休憩しましょう。

ここから見える山々も
雲がかかっていますねえ。



竜門山なんか雲でかすんでいます。



この辺りの熊野古道を歩いているときに、
気になった山々で何回か
ここには出かけています。

初めて和歌山県に歩いていった時に
感動して眺めた山群ですね。
さあではまだまだ南へ車で向かいましょう。
車で走りながら、ああこの竹山は
熊野古道だったなあ。
この辺りは海辺を歩いたなあ。
梅の時期にこの辺りは歩いたなあと
いろんな熊野の思い出があります。

白浜を過ぎると、中辺路は山の方に
入っていくので、大辺路の部分が始まります。

紀伊富田まであるいたときは
大辺路は真夏でしたねえ。
街中だけど歩いているときは、
自動販売機がまったくなくて、
のどが渇いて遭難しそうになりましたが、
バイクで走っているヤクルトレディを
止めて水分補給をしたこともありました。

なつかしい思い出です。

続く

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