Ｔｈｒｏｗｉｎｇ ｔｈｅ ｆｉｒｓｔ ｐｕｎｃｈ

デトロイト・ピストンズのＰＧチャウンシー・ビラップスは、ファイナル初戦
を終えてホテルに戻った後なかなか眠れなかった。そこで、ＴＶで放映
されていた初戦を見ながら自分のプレーをじっくり振り返ってみたそう
だ。その時は「ラシードをもう少しオフェンスに参加させなければいけな
い、と感じた」との事である。

迎えた第２戦。件のラシード・ウォーレスは、初戦の倍の１２本のシュートを放った
が、１１得点に留まった。試合は、サンアントニオ・スパーズが９７－７６で勝ち、２
勝０敗としている。ビラップスの夜なべは報われなかった・・・

今後ピストンズが巻き返すにはラシードの奮起も必要だし、初戦・２戦目共に１４
得点に終わったリチャード・ハミルトンの奮起も必要なのだけど、それ以前にチー
ムとして落ち着きを取り戻す必要があるかな、と感じる。
この日は、ラリー・ブラウンＨＣ、ハミルトン、ビラップスの３人がテクニカル・ファー
ルをくらってしまった。

マイアミ・ヒートとのカンファレンス・ファイナルでもチームが冷静さを失って自滅し
た試合があったけど、その時は立ち直った。次の３試合はホームだ。前年度王者
の意地を是非見せて欲しい。

ビラップス：「スパーズはホームできっちり勝った。ウチも同じ様にすれば良いんだ」

ブラウンＨＣ：「今度はデトロイトのファンが味方だ。アグレシッブなプレーで、反撃の
　　　　　　　　一発をお見舞いするつもりだ」

Ｃｈａｕｎｃｅｙ　Ｂｉｌｌｕｐｓ