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閑話 ベートーヴェンとオーケストラ

2013-12-25 17:56:04 | 閑話
今回は音楽のお話です。


毎年の恒例行事なのですが今年もN饗のベートーヴェン交響曲第9番コンサートに行ってきました。
普段は80年代のR&Bやソウルをよく聴いてますが時々無性にクラシックが聴きたくなるんです。
その中でもよく聴くのが第9の第4楽章で、これはいつ聴いても何というかこみ上げてくるものがあるんですよね。

余談ですが最近専ら通勤中はiPhoneでネットラジオを聴いているのですが、とにかくバッテリーの消耗が激しくて、
30分ちょっとの通勤なのに、80%近いバッテリーが家に着くころは20%を切ってたりするんですよね。
常に電波をキャッチしてるわけなので通常より消耗するのは理解できるんだけど、もう少しエコにならんのですか?(笑)

さて、今回の指揮者はオランダ生まれのエド・デ・ワールト氏。
と、言っても指揮者の違いが分かるほど精通していないのですが、動きを見てるだけでも楽しいです。
そして何より普通のスピーカーでは聴き取れない様々な楽器の音がひとつひとつ聴こえてくるんです。

全ての楽器の音や個性を完璧に把握してきちんと指示を出し、演奏者はその指示を完璧に表現しつつ
全員で協力し一曲の交響曲を作り上げていく。
優秀な指揮者であれば完成度は高いしダメな指揮者だとどんなに演奏者が優秀でも残念な結果になることを
考えると会社も軍隊もみんな同じだなーと、身も蓋もない事を考えている私をお許しください。

ベートーヴェンが第9を作曲した頃は既に耳が聴こえなくなっていてイメージだけで作ったとか。
いやいや、驚きです。だって交響曲ですよ?しかも長いし。
合唱の部分の歌詞はシラーさんの「自由賛歌」がベースです。
フランス革命のラ・マルセイエーズのメロディーでドイツ学生が歌っていてそれをベートーヴェンが
歌詞として少し書き直したと言われています。

ちなみに年末に演奏されるのは元々のドイツの習慣だそうですよ。

第9は途中入場が禁じられているので開演に間に合わなければ終わるまで入ることが出来ないし、
幕間もないので、遅れたらそのまま帰ることになるんでしょうかね?

ところで世界のオーケストラのランキングってご存知ですか?
もちろん評価する国や人によって多少のバラつきはありますが、
大体1位はやはりベルリンフィル、ウィーンフィルとヨーロッパが強いのですが、シカゴやNYも有名ですよね。
アメリカのオーケストラがなぜ上位にいるのか少し解せぬところもありますが(笑)

日本のN饗はどの辺かな?
と思ってちょっと調べたんですがベスト10どころか30にも入っていなかったです。
クラシックの歴史も浅いし、仕方のないところですよね。

クラシックは映画でもよく使われます。
第9だと有名どころでは「時計仕掛けのオレンジ」でしょうか。
私的に一番印象の強い映画は何といっても「地獄の黙示録」です。
ワーグナーのワルキューレの騎行とともに次々と火が放たれていく場面は恐ろくそれでいて幻想的な、
コッポラさんならではの名シーンだと思います。

大分前の話ですが、毎年テレビ東京で放送するジルベスタ―カウントダウンコンサートで、
第9を演奏し終了と同時に新年を迎えると言う企画があったんです。
音を伸ばして微調整できる曲と違い第9はパーンと終わるのでかなり難しいと思いましたが、
ちゃんと終わったんですよ。0:00きっちり。
思わずテレビの前でブラボー!と叫んでました(笑)

この企画、毎年違う曲でやっていますが第9はすごく印象に残っています。
なのに指揮者が誰だったのか・・・覚えていません、ごめんなさい(汗)

何だかタイトルに偽りありな薄っぺらい内容で本当にすみません。


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