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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

The Child in Time その4

2018-02-17 09:40:20 | The child in time
The Child in Time

Director: Julian Farino
Writers: Stephen Butchard (adaptation), Ian McEwan (based on the novel by)

Previous → The Child in Time その3
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今回、セリフはほとんどなくほぼ画像だけになっています。
状況説明は難しいですね。


スティーヴンはジュリーに会うための家を出ます。
今回もきちんとドアに張り紙をしています。
常に心は「ケイト」でいっぱいのようです。


電車の中。


仲の良いカップルを見てジュリーとの幸せな日々を思い出しています。


過去に戻ります。

ピアノを弾いているジュリー。
スティーヴンが戻ってきたので声をかけます。

J:あの子はみつかってないの?
S:ピアノの演奏か。

スティーヴンは質問には答えずにそれだけ言うと自室に戻ります。


ジュリーが追いかけてきます。

S:どうしてほしい?諦めて欲しいのか?
J:そうよ。諦めて欲しいわ。だってあなたはいつも私を失望させるから。
あの子を連れて帰ってこないしあなたは飲んでばかり。
S:僕もそう思うよ。


J:もうここにはいられないわ!

ジュリーが叫びます。


駅に着きジュリーの家に向かいますが、
その時、黄色のコートを着た女の子が目の前を走り去ります。


後を追いかけるスティーヴンですがぬかるみに足を取られ転倒してしまいます。
追いかけるのはあきらめ元来た道を戻ります。


しばらく歩いていると突然目の前に建物が現れます。


「ベル」という名のパブにスティーヴンは見覚えがありました。
吸い込まれるように建物に近づき窓から中を覗きます。


カップルがビールを飲みながら楽しそうに話しています。
男性がおかわりを買いに席を外すと女性がスティーヴンの方を見ます。


女性はスティーヴンをじっと見て、そして微笑みかけます。
ハッとするスティーヴン。
その時、スティーヴンの携帯電話が鳴ります。
ジュリーからでした。

S:ああ、つ・・着いたよ。
J:どこ?
S:左に曲がる代わりに右に曲がって村についたよ。
J:サイテーなやつね。
S:違うんだ、とにかくすぐに行くよ。あとどのくらい?
J:10分くらいよ。大丈夫なの?
S:え?ああ、うん、まあ。僕は、サイテーなんだ。
J:Kettle's on.



続きます。

なぜ建物が現れたのか、あの女性は誰なのか、さっぱりわかりません。
このドラマは原作知らなくても理解できるのでしょうか。

と、いうわけでとうとう(笑)原作を少しだけ読みました。

もしかしたらネタバレになるのかもしれませんが、





あのカップルはスティーヴンの若い時のご両親で女性はお母さんのようです。
IMDbで確認したので間違いはないと思います。
つまりスティーヴンはタイムトラベルをしているって事なのかしらね。

何度か「Kettle's on.」というセリフが出てきますが、
慣用句かと思い調べてみましたが何も出てこないんです。

今のところ重要な場面では使われていないのでスルーしていますが、
(重要な場面で使いような言葉ではなさそうですけど。。。)

2 コメント

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やかんが・・・ (篠田真由美)
2018-02-17 18:00:30
Kettle's on.
もしかしたら、やかんがコンロに載ってる、みたいな意味でしょうか。あなたを迎えてお茶を淹れるためのお湯は沸いている。少なくともこの場合なら、それで意味は通りますね。
ただそれは温かい歓迎の意味の場合もあれば、用意して待ってやってるんだからさっさと来なさいよ、みたいな感じにもなる。この場合は、あんまりやさしそうな感じはしないですね。

ロンドンの友人が放映時に見て、幸せな結末ではないと漏らしていたので、こうして見せていただかなかったらそれきりだったと思います。拉致問題なんかでも思うんだけど、親しい誰かが死ぬよりも、行方不明になって理由すらわからないというのは、一番辛くて恐ろしい話ですよね。気持ちのおちつけどころがわからない。それこそやかんが宙に浮いたままみたいです。
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Re.やかんが・・・ (dico)
2018-02-18 01:14:50
篠田先生
早速ありがとうございます。
なるほどー、そうかもしれないです。
これの前に出てきた場面はちょっと冗談めかしていたので後者がすごくしっくりくるんですよ。

こういうドラマはかなりしんどいですよね。
行方不明者の親族、本当にそうです。
特にこのドラマのように目を離したすきに行方不明、というのは悔やんでも悔やみきれない、という言葉だけでは表せないほどなんだと思います。
せめて理由がわかれば、ですね。
人殺しと同罪、いえもしかしたらそれよりも凶悪な犯罪です。
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