明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



それにしても銀座4丁目、銀座のど真ん中で1ヶ月超の個展は異例である。黒沢映画で家康をやった方は、私が三愛ビルで個展をやるわけがない、と三愛の裏通りを探したそうである。そもそも女性専用のファッションビルのイメージで、初めて入った、という男性の声を良く聞く。それにしても私が会場でコーヒーを飲んでいることが信じられない。昔は喫茶店でソーダ水を飲むのがカッコ悪く、トマトジュースに転向した。ミルクを入れれば胃がもたれないことは判っていたので、アイスに限れば飲むことはあったが、あまりに暑い日に、自動販売機でブラックのコーヒーを買ったのは、ついこの間で、以来、たまに買うようになった。エスプレッソが濃いコーヒーであることも初めて知ったのだが、空腹時さえ避ければ飲めることも判った。ただまだチャレンジ的行為の範疇は抜けてはおらず、この個展以降も飲むか、というと疑問ではある。しかし好き嫌いの多い男はカッコ悪いとは思っているので良いことではあろう。思えば私カラオケにいくようになるとは思いもよらず、いやそれよりも、私がカメラを始めた時、またパソコンを始めた時の友人等の驚きようはなかった。それがまさかの必要不可欠な物になるとは。もっとも、デジタル処理といっても、色調整と切り張りをしているだけといってよく、ハサミと糊は使わないけれど、という程度で良い。被写体を自ら作る“二刀流”は、その特徴を打ち消してしまう。作品の造形が粘土感丸出しなのはそういう意味もあったのか、と他人事のように感心した本日の私であった。以降、例によって知っててそうしていたことにしよう。平井憲太郎×山前譲トークショーは8月25日(土)となりました。お申し込みは下記まで。

石塚公昭幻想写真展-生き続ける作家たち- 2018年7月25日(水)~9月2日(日)(火休)

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『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載9回『牡丹灯籠 木場のお露』

展評銀座青木画廊『ピクトリアリズムⅢ』


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