明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


母方の祖父は中央区の○町で町会長をしていた。二代にわたって祭りの総代をしていて、各町内の神輿が沢山家の前に集結してくる。葛飾区の田舎から祭りを見に来た子供の私は、刺青だらけで威勢の良い集団が怖くて、そんなときは絶対家から出てこなかったそうである。現在せっかく深川に住んでるのに、神輿を担ごうなどとカケラも思わないのは、そのせいではないかと思うのである。祖父は怒った所を見たことがない穏やかな人で、当時ヤクザも多く、近所に女親分までいて、気に障る成り上がり者や祭りの寄付金をケチった家に、生意気だといっては、神輿ごと突っ込み、玄関をメチャメチャにしたこともあったようだが、祖父が町会長になってからは何事もなく収まり、脳軟化が始まっているのに町会長を続けてほしいといわれたそうである。そんな話は以前から聞いていたが。神輿に突っこまれたのが真向いの家で、そこの娘と母は一緒に料理学校に通ったそうである。その家は引越ししたあと娘が生まれたそうだが、その娘がテレビに出てるというので見てみたら、引退したばかりのバレ○ーナであった。
夜恒例のアダージョ編集会議。最近は時節柄、営業サイドから特集人物が決まったり、お題がでることが多い。今回は特集人物でも、場所でもなく、ある建造物を背景に入れて欲しい、ときた。それが写っていれば良いということなのだが、それがまた漠然としていて、かえって苦しい。

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