万年助手として77歳まで東大に居座る。やりたいことしかやらない牧野富太郎だそうだが、早々に今回の朝ドラ観るのを止めた。朝っぱらからこんな男はまっぴらである。 小学校の図書室で始業のチャイムが鳴っても出て来ず騒ぎになったくらい、伝記、偉人伝の類に夢中になったのは、周りを見回したって普通の人間しか見かけないからであった。質問に答えてくれるような大人も皆無であった。あの当時の子供向け偉人伝は、多分に戦前の児童教育の臭いが残っており、随分騙された。 小四で図書室にはない大人向けの『一休禅師』をねだって買ってもらったが、おそらくどこかでトンチ小僧の一休さんは架空の話だと、聞き齧ったのではないか?その頃、大きな活字が嫌になっており、また子供向けの挿絵を、子供だと思って馬鹿にしてると思っていた。『一休禅師』に載っていた曽我蛇足の一休像を参考に本日も一休禅師を作っており、私も一度描いたイメージに関しては実に執念深い。