明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


アダージョ来年2月配布号の候補に上がっていたTだが、(前回も苗字がTだったので馴染みのある名前のKにする)ライターのFさんより、『先日、日、英・仏・台湾の記者と飲んだ時、Kに対する所見を随分聞かれました。いま、皆が知りたい人物の一人でしょう。大変タイムリーだと思います』。というメール。えっそうなの・・・? おそらくこれで決まりだろう。さあどうするか。“私が作っているのは誰でしょうクイズ”を、背景の建造物を含めてやってもいいくらいの人物である。(ヒントを考えるのが面倒で決心がつかず) 7時に田村写真勤務のHさんと待ち合わせ、久しぶりに塩浜の『ホルモン道場』へ。Hさんはニジンスキー、ジャン・コクトーをテーマに古典技法のオイルプリントでの2002年、渋谷『美蕾樹』の個展に来てくれた時、まだ大学生であった。後に西武百貨店でオイルプリントのワークショップをやったときも参加してくれ、それが縁で田村写真に入った経緯があり、そのうち食事でも、と思っていたら三十路に達っしてしまっていた。一あくび十年という感じである。Hさんとだと、快楽亭ブラックや新東宝の話など、今時の女性がしなさそうな話題に終始する。一通り飲んで、時間も早いので帰りにお茶でも、と思ったが喫茶店などなく『サイゼリア』に入って、結局ワインを飲む。木場駅まで送り、もう一つ飲み足りない。S運輸を定年のKさんにメールしたら「今○○ちゃんと飲んでます」と返事。しょっちゅう「何処そこで飲んでます。一人で寂しい」というメールが着て、そのたび付き合ってるのに役に立たないオジサンである。しかしそういえば午前中、T屋ですでに一緒に飲んでいた。一日に二度見る顔ではない。 帰宅後Hさんが好きだというアメリカのプロレスラーを教わったので検索したが、この筋肉、ぜったい薬使ってるだろ?

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