明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日の風涛社の忘年会に続き専門学校時代の友人5人との忘年会。ここ3年T千穂である。 最近は忘年会で顔を合わせるだけだが、9月のご近所限定の出版祝いの会にも来てもらった。Hは帰りに手ぶらなので忘れたかと「本どうした?」と聞くと、何時間も作品の朗読、制作秘話の披露、乾杯までしておいて「本って何?」といった。ついに通風の発作が出たという。泉鏡花が取材し、物語の舞台とした房総の神社の撮影に付き合ってくれたKは、17年も止めていたタバコを再開していて驚いた。理由を聞けば、そりゃタバコくらい始めるだろう。ということがありそうなので詳しくは聞かない。 10代からという、ここまで付き合いが長いと今更どうの、ということもなく、昨日のことも40年前のことも一緒くたである。独身の私とMさんを除けば、倅が彼女を連れてきたり娘が彼氏を連れてきたり、という話にもなるが、ご近所のお父さん方に比べると腹は座っていように見えるが実際はどうか。おそらく若い頃のジタバタを皆知っているので、娘の彼氏に不満をいおうものなら、お前がそれをいうか、という結果になり、自分を棚に上げる訳にはいかない。 途中、昨年に続き母が顔を出し焼酎の差し入れ。さらにどういう神経だか、関係ないのに、なんだかんだとにじり寄ってきて、いつの間にか横に座っている陸河童Kさん。酔っ払って怪我して左腕が上がらない。トラックの助手席のアルバイトをしているが、とんだ役立たずである。店のトイレには未だに『貝の穴に河童の居る事』のチラシが貼ってあり、作中の河童の台詞が書かれている。“左腕を折られたでしゅ”怪我の個所も丁度河童がステッキで突かれた場所である。 Mさんが座敷から転げ落ちたり、昨年と同じ話をしたような気がしながら、今年も一本ジメにて無事お開きに。

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