明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



出来れば今週中にも、まずは不動明王の頭辺りから始めたい。かなりの癖っ毛?のようだが、こんな頭が滝に打たれた場合、どんなことになるのだろうか。黒人の縮れっ毛が濡れているところを思い出してみる。いや滝如きに不動明王の髪型が乱れてはいけないかも。英一蝶の不動明王は戯画タッチで、まるで長谷川町子の一コマ漫画である。私が手掛けるのだから、ありきたりの不動明王では仕方がない、まずは濡れないように焔を着脱しているユーモアに惹かれたが、作るとなると、それにかこつけ、濡れて透けた衣が肌に張りついた不動明王、なので不必要に肉感的に作りたいと考えている。かつて濡れた不動明王は描かれたことはないのかもしれない。そもそも濡れる必要がない。不動明王という架空の存在だが、むっちりした身体に濡れて張り付いた衣は本当、というような、最終的には写真作品である、という面白さを出してみたい。おそらく英一蝶は、不動明王を滝に打たせてみたい、ならば火焔は着脱可に。そんなところではないか。あんた可笑しな人だな。

 

 



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