明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



3週間ほぼ動かなかったというのは、筋肉の回復に思いの外かかるようである。鎮痛テープを毎日貼ってたせいか、膝の内側の皮膚感覚がぼんやりしたままである。まぁそうはいっても、痛くて妄想一つ湧かないよりはマシである。ただの散歩は出来ないので、せいぜい買い物に出掛けることにしている。近所だけど。 一つの頭部に、複数の身体を作り、別な場面を作ることは良くある。半僧坊は、嵐、また猛火の中、印を結んで霊力を発する半僧坊は、一つで充分だが、蘭渓道隆は、その分、坐禅姿だけというのはあまりに惜しい。同じ坐禅姿でも、無学祖元は1カットは蒙古兵に剣を喉元に向けられているし、もう1カットは、龍や鳩をまとっている。となると蘭渓道隆は立ち姿か。建長寺にも『経行像』が残されている。経行というのは坐禅の合間に静かに歩いて、眠気や脚の状態を整えることだそうである。建長寺の作品は、松の枝と滝が配されているが、創作の余地が大いにありそうである。

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