明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



半僧坊は当初、浜松の方広寺の明治時代の刷物をそのまま立体化するつもりでいたが、制作中に気が変わり、嵐の中現れる、伝説の登場時の場面を制作することにした。霊力を発しているところ、ということで、修験者のように印を結ぶことにした。おかげでバランスが変わり、いくらが傾いて来たので、早々にろくろ台から外し、乾かしながら作り進めた。 結局、ヘソ下三寸辺りのもう一人の私の命ずるまま、ということになった。それは結果が必ずその方が良いので構わないのだが、杖を持って印を結んでこちらを睨んでいる半僧坊を見ていると、何でこれを作っている?という気分になり、グズな頭が理解するタイムラグを埋めるかのように、当ブログで繰り返し思い出したり検証したり。 ヘソ下三寸の私が起動した時、私はいかにも思いついた、という顔をするらしい。

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