明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



坐骨神経痛、工芸学校の同級生も結構患ったようである。ロクロなど長年やっていて良い訳はないだろう。いくらか楽になった気がする。蘭渓道隆の首は、仰向けのまま目の前十数センチで仕上げたが、それが功を奏したことにしておく。蘭渓道隆の頂相あるいは頂相彫刻についての研究について読む。七百年の間に様々試みられて来たが、本人に会ったことがなければ私と条件は一緒である。建長寺には経行図という歩く姿を描いた肖像画があるそうだが、ポーズの違う身体だけ作り、首をすげ替え撮影するという何十年もやってきた方法を取るのも良いだろう。6センチほどの首に何ヶ月もかかってしまったが、出来てしまえばこちらの物である。上を向こうが振り返ろうが、うつ向こうが自由自在である。このために数ヶ月かけている。

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