明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



同居を始めた母は、私が寝ている時と食事をしている時以外、作りっぱなしなので呆れている。私としてみると実力不足を時間をかけることによって少しでも補おうという腹なのである。以前は昼ごろから制作を始め、夕方ごろ河本に飲みに行き、さっさと切り上げ朝まで制作というパターンだったが、近所の人達と飲むようになり、その人達に拙著に登場いただくくらいの付き合いになった昨今、一番集中するはずの夜中に寝てしまうことが多くなった。年齢など理由は色々あるだろうが。  中に“注ぎ殺し”と異名を取る人物が居る。注いでくれるのは有難いのだが、酔っ払っているので焼酎がほとんど、お湯が申し訳程度だったりする。6回戦の元ボクサーも前のめりにテーブルに沈めた。それが発覚以来、殺されないよう、我々も注意するようになった。しかし最近また強力な“注ぎ殺し”が一人増えてしまった。定年過ぎてサンデー毎日だといっている。明日のことは気にしない。こうなってくると“毒”がどれだけ盛られているかさっぱり判らない。来年からは自分のグラスには自分で注ぐことを心掛けよう、と思ったのであった。
HP

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