弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

平成18年度旧司法試験択一試験発表

2006年06月08日 | ①司法試験について
本日6月8日午後4時に今年の旧司法試験の択一試験の発表がありました。→法務省HP内発表(平成18年度旧司法試験第二次試験短答式試験の結果*短答式正解等*年度別旧司法試験第二次試験出願者数及び短答式試験合格者数調*

合格者3820人(昨年度7637人,約50%減)で,出願者35713人,実際の受験者数30240人という,実際の受験者数から見ると競争率約10.70%の超難関でした。
合格点も46点と問題の難易度からすれば非常に高いものでした。
合格点も私の予想を上回っており,また,合格者数も私の予想より1000人ばかり少なかったようです。
残念ながら不合格だった人の落ち込みは,半端なものではないと思いますが,なるべく早く立ち直って,早く次の道(来年の旧試験なり,今年の法科大学院受験なり,その他の道なり)に向かって歩き出しましょう。
きつい言い方ですが,時代は待ってくれませんので,落ち込んでいる時間はありませんよ(法科大学院受験の人は特に。大学入試センターの法科大学院適性試験は6月25日(日)です。)。

平均年齢は30.43歳で(昨年度30.00歳),合格者最高年齢はなんと76歳でした。
H13年は65歳,H14年は63歳,H15年は63歳,H16年は68歳,H17年は69歳で,近年の合格者最高年齢を大きく上回りました。
それにしても76歳で,H11年,H14年並の難しさだったと言われる今年の択一問題を,3時間半でしかも46点以上の高得点を取るなんて,はっきり言ってすごすぎます(このすごさは択一を受けたことがある人しかわからないでしょうね)。

今年の論文試験の合格者は500~600人といわれています。択一合格者3820人から見れば合格率は13%から15%です。今年受かった人も,大変だとは思いますが,悔いの残らないよう最善を尽くして下さい。
特に,76歳の択一合格者の方には,合格すれば高齢化社会の希望の光となるに違いないので,是非論文試験もこの勢いで合格していただきたいものです。

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