弁護士NOBIのぶろぐ

マチ弁が暇なときに,情報提供等行います。(兵庫県川西市の弁護士井上伸のブログです。)

法律事務員になる方法

2005年03月14日 | ②法律事務員(パラリーガル)について
方法としては,
①タウンページや弁護士検索(日弁連や各弁護士会のHPにあります)で調べた法律事務所に直接行ったり電話したりする。
②新聞公告の募集欄を見て,応募する。
③弁護士会に履歴書を出す。
④知り合いに紹介してもらう。
⑤法律事務所のホームページの事務員募集欄をチェックし応募する。
⑥弁護士会のホームページの事務員募集欄をチェックし応募する。
⑦ハローワーク(職安)で探す。
⑧法律事務所用の人材派遣会社に登録する。
⑨その他
があります。

①はかなりむずかしいです。はっきり言ってどこの馬の骨かわからない人から雇ってくれと言われても,はいそうですかとは普通なりません。警戒されます。事務員と弁護士は,運命共同体ですし,守秘義務や依頼者の大事なお金や財産も預かること多いので。

②はマメにチェックしていると結構募集多いです。特に,朝日新聞と日経新聞の日曜版と月曜版の求人広告によく載ってます。

③弁護士会には,半年から1年ぐらいの間事務員の求人登録制度があります。弁護士会に履歴書を持っていくなり,郵送するなりしてみましょう。ただ,これは登録なので,事務員を雇いたい弁護士が弁護士会に見に行ったりして,気にいった人に電話をかけるということものです。したがって,雇って欲しいときにすぐに雇ってもらうことは難しいです。

④紹介はしてもらうと強力かもしれないけれど,なかなか紹介してくれません。よほど太鼓判をおせるような有能且つ誠実な人でないと,紹介する方も紹介される方も後で苦労するからです。

⑤これは最近増えています。インターネットで法律事務所をうまく検索すると,多くの事務所がHPを作っていますので,その中に事務員募集コーナーがないか探して見ましょう。

⑥こういうのをやっている弁護士会がいくつかあります。東京弁護士会や大阪弁護士会のHPにはあります。あとはよく知りませんが。

⑦大阪の裁判所の本庁(地裁・高裁・簡裁)の近くにハローワーク(職安)があり,費用が安いせいか,大阪では,ハローワークで募集をかけてることが多いようです。

⑧LECの子会社のプロキャリアなどがあります。大阪では,リーガルフロンティア21などがあります(最近は東京の方でもやっているみたいです)。

⑨その他はよくわかりませんが,新卒採用で大学を通して募集をかけている場合もあるそうです。

以上,書きましたが,どうしても法律事務所で働きたい人は,ひとつの方法にこだわらず,色々な方法を試すべきでしょう。弁護士事務所のほとんどは個人経営なので,ひとつの事務所の募集人数が少なく,競争率が高いです。実質的に競争率を低くするには,数をあたるしかないでしょうね。
履歴書の書き方・面接の仕方等は基本的には,普通の就職活動と同じです。
言葉遣い・人との応対・接客マナーがきちんとしている人で,事務職能力が高く,ミスの少ない人が歓迎されます。
法律の素養,交渉能力,文書作成能力はあるに越したことはないですが,現在はさほど重視されていません。もっとも今後は重視されていくかと思います。
ただ,弁護士は個性が強い人が多いので,弁護士や事務所によって欲しい人も十人十色です。最低限の常識がある人なら,諦めず数を打てばいつかは雇ってもらえる可能性はあるでしょう。

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