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デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

杜の都と安子さん PART 1 OF 3

2009-04-01 07:12:29 | 海外留学・国際化・グローバル化

  
杜の都と安子さん (PART 1 OF 3)






ロッキーは本当に殺されたの?





あるイギリスの作家が書いたものによると、1970年代、香港警察のうちの実に三分の一の人間が「秘密結社」のメンバーを兼ねている者か、または「秘密結社」と何らかの繋(つな)がりを持つ関係者であるというのですよう。



マジで。。。?

もちろん、僕が確かめようとしても不可能な事だけれど。。。

恩を売って、後でお金を借りに来るロッキーのやり方と、なんとなく似ていますね?

でもねぇ、ロッキーは香港の秘密結社と関わりがあったとは思えない。

どうして関わっていないとデンマンさんには分かるのですか?

どうしてってぇ~、もともとねぇ、「青幇(ちんぱん)」の“幇(ぱん)”というのは中国で、経済的活動を中心とする互助的な団体のことなのですよう。もちろん、バンクーバーにもあるのですよう。中国人が異郷にあって同業・同郷・同族によって組織された団体ですよう。中国の宋の時代に始まったと言うほど古い。

つまり、中国人とかかわりの無いロッキーのような外国人はメンバーになれない。。。そう言う事ですか?

当然ですよう。“幇(ぱん)”には厳格な規約があって、組織の事やメンバーに関する事は絶対に外部の者に漏らしてはならないのですよう。つまり、排他的性格をもっている。日本人であるロッキーには、とても組織の中に入り込めない。

でも、「秘密結社」と結びついた闇金融業者からお金を借りる事はできるでしょう?

あのねぇ~、“幇(ぱん)”というのは経済的活動を中心とする互助的な団体なのですよう。メンバー以外にお金を貸したりしないものですよう。

つまり、ロッキーがお金を借りたのは、ニセの。。。あるいはモグリの闇金融業者ですか?

たぶんね。。。

じゃあ。。。ロッキーを殺した犯人は香港の秘密結社とはかかわりの無い人ですか?

おそらく、モグリの闇金業者に雇われた殺し屋ですよう。。。

でも、香港で殺されたなんてぇ、可哀想ですわねぇ~。。。

あのねぇ~。。。僕は安子さんほどロッキーと長い付き合いではないけれど、殺されるようなヘマな事をする人間ではないですよう。ロッキーは転んでも只では起きない人間ですよう。したたかですよう。

じゃあ。。。ロッキーは、どこかで、まだ生きているとォ~。。。?

そうですよう。

でも、殺されたという噂があるのですわア。。。火のないところに煙は立たないでしょう?

“火のないところに煙は立たず”

あのねぇ~。。。、安子さんはロッキーからまだ返してもらってないお金があるのでしょう?

そうですわ。日本円にして50万円ぐらい返してもらっていませんわ。

火を燃やしたのはロッキーですよう。

つまり、ロッキーが自分で噂を広めたのですか?

その可能性が一番強いですよう。安子さんに噂を話した人は、ロッキーの友達でしょう?

そうですわ。。。じゃあ、わたしが借金の取立てを諦めるように噂をまいたのですか?

そうですよう。香港警察の外事課にメールを出したらロッキーが本当に殺されたかどうか分かりますよう。安子さんのためにメールアドレスを調べましたからね。さっそく、メールを出してみてねぇ~。

■Police Public Relations Branch (PPRB)

Email: pprb@police.gov.hk
Tel: 2860 6144
Fax: 2200 4305
Address:
11/F, Arsenal House, Police Headquarters,
1 Arsenal Street,
Wan Chai, Hong Kong

『香港警察署ホームページ(英語版)』




『杜の都と沖縄 (2009年3月30日)』より




香港の警察署にメールを出しましたか?



書きましたわ。

返信が来ましたか?

殺人事件のファイルを調べて、判明しだい連絡を寄越すそうですわ。

あまり期待しない方がいいですよう。

どうして。。。?

忙しいのですよう。昨日、香港警察のホームページにアクセスしたら、3時間前と4時間前に死体が海岸に打ち上げられて、身元確認のために、情報提供者を募集していましたよう。安子さんの依頼は余計な仕事を増やすだけで、何の事件の解決にも役立ちませんからね。後回しにされますよう。

そういうものでしょうか?

それで僕に用事って何ですか?

BC(British Columbia)州の厚生省からBCメディカル(医療保険)の掛け金を払ってくれるようにと、請求書が来ていましたわ。

それで。。。?

掛け金が免除か?どうなのか?を調べるために厚生省の担当者がわたしの所得を税務署に尋ねたら、わたしの税務申告が4年間もほったらかしにされていて調べ用が無いから、すぐに税務署に申告するようにと言う事でした。

あれっ。。。安子さんは沖縄に引っ越したんじゃなかったの?

まだ家がシャナシー(Shaughnessy)に残っていて、それを売るためもあって、今回バンクーバーにやって来のですわよう。



まだ処分してなかったんだァ~。

この家を売ることで何か問題があるかしら?

誰かに貸していたのですか?

いいえ、誰にも貸したことはありませんわ。

それだったら、問題ありませんよう。

でも、わたしの場合には高級住宅地に、けっこう値の張る家を持っているし、4年間も税金の申告していないし。。。小百合さんは借りた家を又貸しして問題になったのでしょう?マルサの女が税務を代行しているデンマンさんのマンションへ訪ねて行ったと、ブログで読んだことがありましたわ。

ほおォ~。。。あの記事を読んだのですか?


マルサの女



『マルサの女』は、1987年度公開の日本映画。
監督と脚本は伊丹十三。
マルサ(国税局査察部)に勤務する女性査察官と、脱税者との戦いをコミカルかつシニカルに描いたドラマ。
伊丹の最高傑作と位置付ける意見は多い。

港町税務署のやり手の署員・板倉亮子は、管内のパチンコ屋の脱税、老夫婦の経営する食品店の売上計上漏れを指摘するなど、地味な仕事を続ける毎日。
そんなある日、権藤英樹の経営するラブホテルに脱税のにおいを感じて聞き取り調査を行うが、強制調査権限のない税務署の限界もあり、巧妙に仕組まれた脱税を暴くことができない。

亮子は強制調査権限を持つ国税局査察官(通称「マルサ」)に抜擢され、異動となる。
女性らしい視点から数々の功績をあげ、やがて仲間からの信頼も得るようになった亮子。
ある日、権藤に捨てられた女からの密告がマルサに入る。
税務署時代から目をつけていた権藤の捜査に気合いが入る亮子。
そして権藤に対する本格的な調査が始まる事になった。
暴力団、政治家、銀行、地上げ屋が一体となった巨悪との戦いが始まった…

確定申告や脱税と無縁の一般社会においては、玄人筋や富豪層の間でしか語られる事のなかった国税局の査察部(マルサ)を世に知らしめた映画である。
エンターテイメントの題材になりえなかった脱税が現実のバブル経済と符合した結果、複雑なカネの流れが見事にストーリーに組み込まれている。
犯人の逮捕や事件の裁判ではなく、脱税の証拠を見つければ勝負が決まるとした設定が、脱税者とマルサの攻防にスピードとスリルを生んだ。
伊丹本人は本作制作の動機について、『お葬式』などのヒットによる収益を税金でごっそり持って行かれたために、税金や脱税について興味が湧いたため、と語っている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




『パンツと心のぬくもり (2008年12月22日)』より


カナダのマルサの女って、ジューンさんを太らせたようなすっご~い女性なのですか?

上の写真は僕がコラージュしたものですよう。ジューンさんを異常に太らせたのですゥ。実際にやって来たマルサの女は、もう少しスマートな女性でした。



この写真の女性ですか?

そうですよう。

ずいぶんスマートですわね?

写真では着やせして見えるけれど、けっこうでかい人なのですよう。

。。。で、デンマンさんに対してかなり厳しく尋問(じんもん)したのですか?

小百合さんに、その模様をメールした事がありましたよう。同じ事を書くのは面倒なので、その時のメールを読んでみてください。

 (すぐ下のページへ続く)


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